フランス語の授業でexpose(エクスポゼ)というクラスのメンバーが一人一回何かテーマを決めて発表をしてそのあとにちょっと議論するという課題がある。テーマは別に何でもいいのですが、今までの話題で結構盛り上がったのがparite(男女平等)、少子化についてなど社会問題についてでした。じゃあ、盛り上がりそうなその辺の話題で何かないかしらと探していたのですが、なんか主婦が稼ぎが増えても前は税金いっぱい取られて駄目だったんだけど、そうじゃなくなる法律が出来るらしいというのを聞いたような気がしたので、その辺をネタに出来ないかと思って調べてみました。以下は調べた成果のちょっとしたレジュメのようなものです。
上記の件は「配偶者特別控除の廃止」と言うものでした。(2004年1月から実施予定)
これはいわゆる主婦の103万円の壁とか130万円の壁というのに関係してくるんですけど、それが「配偶者特別控除」とか「配偶者控除」なんですね。 103万円の壁とか130万円の壁って聞いたことはあったけれど、自分の人生には全く関係がなかったので、殆ど何のことか知らなかった。と言うわけで、調べてみました。
現在の税制では収入の少ない配偶者(だいたいは主婦)を優遇するシステムになっています。
奥さんの収入が103万円以下だと所得税がかからないし、だんなさんの方も「配偶者控除」の対象になって自分の給料から課税対象となる金額が38万円少なくなるので、その分だけ払わなければいけない税金も少なくなるのですね。それから奥さんの収入が130万円以下の場合は「配偶者特別控除」というのがあります。今回はこの部分を廃止しようと言う事になったんですね。
廃止の背景になったのは「配偶者控除」「配偶者特別控除」のおかげでたくさん働いても結局控除の対象からはずれて課税額が増え、結局は家計全体の収入が下がってしまうという制度のため、奥様方が103万円以上働かないようになる=女性の社会進出を防ぐ、女性の働きたいという気持ちを阻害するって事なんですね。そして、さらに奥様が働いて収入が増えて130万円を超えると夫の扶養家族でいられなくなるので、自分で国民年金・国民健康保険を払わなければいけなくなります。そのため130万円から160万円の間は家計全体の収入はそれほど変わりません。
そして、運良く(悪くかも!)だんなさまが福利厚生の整った会社にお勤めの場合、会社から扶養家族手当をもらっている人も多いと思いますが、この手当が出なくなるのが妻が103万円以上の収入があることという条件の会社が多いのだそう。もし扶養家族手当が月2万だとすると、年間で24万円の損失になるので、そういうだんなさまをもつ奥様は130万円を超えると180万円以上は収入がないと家計全体の収入はそれほど増えないと言うことになるんです。
と言うことで、主婦には優しいのかも知れないけど一回主婦になった人がもう一度仕事したいとか、子供がいるけどなるべくたくさん働きたいという人たちにはかなり辛いハードルなんですね。他の計算では上記にあげた以外に諸々の事を入れると結局250万円は稼がないと割に合わないという試算もあるとか。
と言うことで、この税制は一見主婦に優しいように見えるが、実は女性を安いコストで使える企業にいちばんメリットがあるとか、女性を子供を作らずに(作れずに)フルで働く人と完全なる主婦の二つに分けてしまったシステムだと言われています
しかし、本当に子育てに追われて働きたくても働けないって人もいるので、そういう人たちのためには配偶者特別控除を廃止する代わりに児童手当を増やそうという案も検討されているようです。しかし、これは上記の案が決定に対して、まだ検討段階なので今子育てに追われているご家庭では一時的に(と願いたいけど)家計にかなり打撃が来るわけです。
「配偶者特別控除」の廃止で世の中はどう変わるのか。2004年1月からだそうですが。その辺は興味のあるところです。どっちにしろこれらの税制はサラリーマンのだんなさん&専業主婦の奥様を前提に想定されているシステムなのですが、そこにはまらない人たちが今はどんどん増えてきているので、そうじゃない想定のシステムで配偶者特別控除の廃止に合わせて年金制度の改革などもしていくことも検討されているようです。
今日、自分の祖母を見ていて思ったけど、もしかしたら私は自分の祖母のような平和な老後を送れないのではないか、などと思った。これから未来、政府が色々やってみてもやっぱり下手な法案しか作れなくって、やっぱり結婚する人は増えなかった。子供を産む人も増えなかった、って事になると生涯の最後を一人で過ごすご老人がたくさん出来るって事になる。
この独居老人たちはは例えば連れ合いに死なれて一人って言うのとは違って、子供などの子孫もいないから正真正銘の一人ですよね。それは寂しいかもなあ。
しかし年金が破綻するどうのこうのと言っても、この人たちは子育てなどにお金を使わなくて済んでいる分、かなりお金も残してそうなので、意外と年金は気にしなくていいのかも。
だから、お金をたくさん持っている独居老人のために老後を寂しく過ごさなくてもいいように、こういう人たちが集まって住めるような楽しい老人ホームでも作ったら商売になるのかしら、などと考えました。現在の老人ホームと違ってもっと色々な施設、ゴルフ場完備、ミニシアター完備とかで居住性アップ。あと、やっぱり独りで住むのはやだけどちょっと仕事も続けたいって人には事務所スペースも備えているとか。それから老人ホームなどという名前ではなくて、何かもっとポジティブなイメージのある名称にするとか。
未来って私の子供や孫に当たる世代がそんなコンセプトを一生懸命考えてビジネスとかしてるのかなーー
上記の件は「配偶者特別控除の廃止」と言うものでした。(2004年1月から実施予定)
これはいわゆる主婦の103万円の壁とか130万円の壁というのに関係してくるんですけど、それが「配偶者特別控除」とか「配偶者控除」なんですね。 103万円の壁とか130万円の壁って聞いたことはあったけれど、自分の人生には全く関係がなかったので、殆ど何のことか知らなかった。と言うわけで、調べてみました。
現在の税制では収入の少ない配偶者(だいたいは主婦)を優遇するシステムになっています。
奥さんの収入が103万円以下だと所得税がかからないし、だんなさんの方も「配偶者控除」の対象になって自分の給料から課税対象となる金額が38万円少なくなるので、その分だけ払わなければいけない税金も少なくなるのですね。それから奥さんの収入が130万円以下の場合は「配偶者特別控除」というのがあります。今回はこの部分を廃止しようと言う事になったんですね。
廃止の背景になったのは「配偶者控除」「配偶者特別控除」のおかげでたくさん働いても結局控除の対象からはずれて課税額が増え、結局は家計全体の収入が下がってしまうという制度のため、奥様方が103万円以上働かないようになる=女性の社会進出を防ぐ、女性の働きたいという気持ちを阻害するって事なんですね。そして、さらに奥様が働いて収入が増えて130万円を超えると夫の扶養家族でいられなくなるので、自分で国民年金・国民健康保険を払わなければいけなくなります。そのため130万円から160万円の間は家計全体の収入はそれほど変わりません。
そして、運良く(悪くかも!)だんなさまが福利厚生の整った会社にお勤めの場合、会社から扶養家族手当をもらっている人も多いと思いますが、この手当が出なくなるのが妻が103万円以上の収入があることという条件の会社が多いのだそう。もし扶養家族手当が月2万だとすると、年間で24万円の損失になるので、そういうだんなさまをもつ奥様は130万円を超えると180万円以上は収入がないと家計全体の収入はそれほど増えないと言うことになるんです。
と言うことで、主婦には優しいのかも知れないけど一回主婦になった人がもう一度仕事したいとか、子供がいるけどなるべくたくさん働きたいという人たちにはかなり辛いハードルなんですね。他の計算では上記にあげた以外に諸々の事を入れると結局250万円は稼がないと割に合わないという試算もあるとか。
と言うことで、この税制は一見主婦に優しいように見えるが、実は女性を安いコストで使える企業にいちばんメリットがあるとか、女性を子供を作らずに(作れずに)フルで働く人と完全なる主婦の二つに分けてしまったシステムだと言われています
しかし、本当に子育てに追われて働きたくても働けないって人もいるので、そういう人たちのためには配偶者特別控除を廃止する代わりに児童手当を増やそうという案も検討されているようです。しかし、これは上記の案が決定に対して、まだ検討段階なので今子育てに追われているご家庭では一時的に(と願いたいけど)家計にかなり打撃が来るわけです。
「配偶者特別控除」の廃止で世の中はどう変わるのか。2004年1月からだそうですが。その辺は興味のあるところです。どっちにしろこれらの税制はサラリーマンのだんなさん&専業主婦の奥様を前提に想定されているシステムなのですが、そこにはまらない人たちが今はどんどん増えてきているので、そうじゃない想定のシステムで配偶者特別控除の廃止に合わせて年金制度の改革などもしていくことも検討されているようです。
今日、自分の祖母を見ていて思ったけど、もしかしたら私は自分の祖母のような平和な老後を送れないのではないか、などと思った。これから未来、政府が色々やってみてもやっぱり下手な法案しか作れなくって、やっぱり結婚する人は増えなかった。子供を産む人も増えなかった、って事になると生涯の最後を一人で過ごすご老人がたくさん出来るって事になる。
この独居老人たちはは例えば連れ合いに死なれて一人って言うのとは違って、子供などの子孫もいないから正真正銘の一人ですよね。それは寂しいかもなあ。
しかし年金が破綻するどうのこうのと言っても、この人たちは子育てなどにお金を使わなくて済んでいる分、かなりお金も残してそうなので、意外と年金は気にしなくていいのかも。
だから、お金をたくさん持っている独居老人のために老後を寂しく過ごさなくてもいいように、こういう人たちが集まって住めるような楽しい老人ホームでも作ったら商売になるのかしら、などと考えました。現在の老人ホームと違ってもっと色々な施設、ゴルフ場完備、ミニシアター完備とかで居住性アップ。あと、やっぱり独りで住むのはやだけどちょっと仕事も続けたいって人には事務所スペースも備えているとか。それから老人ホームなどという名前ではなくて、何かもっとポジティブなイメージのある名称にするとか。
未来って私の子供や孫に当たる世代がそんなコンセプトを一生懸命考えてビジネスとかしてるのかなーー