2003年08月

浅草・フレンチ・映画撮影

かねてからフランス人の友人Gがすごくいいよ、とお勧めしてくれる浅草にあるフランス料理のレストランにランチをしに行く。フレンチレストランというよりは本当に下町のビストロの感じ。レストランのパトロンのロベールさんはとても気さくなお人柄。
http://gourmet.zubapita.com/item/200/i20052585/
日曜日の午後をまったり過ごしてしまいました。

で、ところで実はこの日はそのフランス人Gが脚本を書いた映画(7分くらいの短いやつ)を撮影することになっていて、撮影隊は午前中から色々なところで撮影を始めていて、午後はこのレストランで撮影をすることになっていた。

で、なんだか私たちは撮影の手伝いをする羽目に。というのは、別に何をする訳でもなくて、パーティのシーンがあるのでたくさん人が写っているシーンが欲しいのでその群衆(ってほどの人数じゃないですが・・・)になって欲しいとのこと。

私は学生時代映画研究部に入っていたのです。で、先輩やら同級生やらで映画を撮っている人がいて、出演者にかり出されて出たりしていたので、こういう撮影の雰囲気ってとっても懐かしい。どんな映画だかさっぱりわからないんだけど、出来上がってみればわかるから、などとGは言っていた。

監督とカメラは日本人の20代そこそこの男の子、出演者にはドイツ人が一人。出来上がった映像はどこぞのフィルム・フェスティバルとかに応募するつもりらしい。夢に燃えて、映画作りに没頭している彼らを見ているとまた元気がもらえるなあ、などと思う。

夕方から大学時代の友人に会う。彼は映画研究部ではないが、同じ系統のサークルに入っていた。誰々さんどうしてる?みたいな会話の中で誰さんはまだ映画を撮り続けていて、○○賞を取ったらしいですよ(アート系ではかなり有名な賞)などという消息を聞いたりしていた。午後会った彼らの10年後の姿はこんな感じかしらなどと考えてみたが、どっちにしろ映画の世界も食べていくのは大変なんですよねーーー。その方もバイトで食いつないで、彼女に半ば食べさせてもらってるも同然らしいし。

別にアート系だから良いとか、サラリーマンだから駄目というのではなく、業種問わずとにかく自分の夢に向かっていたり、実現途中で生き生きしている人たちを見るのはとても嬉しくなります。ま、要するになんとかして私もその一員になりたいのよーーってだけなんですけどね。

築地でお寿司を食べる

知り合いのフランス人が日本に来てからお寿司を一回も食べたことがないというので、それはいけない、日本の本当のお寿司を味わわなければということでお寿司をみんなで食べに行くことになりました。で、私も常々築地の場内のお寿司を食べてみたかったので、良い機会だということで、築地までみんなで行きました。大和寿司ってところ。
http://www.tsukijigourmet.or.jp/17daiwa.htm

築地のお寿司やさんでは一番有名らしい。土曜日だったこともあり、1時間半くらい並んじゃいました。。。いやーーこんなこと友だちと一緒だからできることですねーー。日常生活ではお寿司は食べるけど、銀座のお寿司やさんで食べるようなレベルのお寿司は殆ど食べたことがないので、なんか夢中になって食べてしまった。まずご飯が全然違うね・・・。ここは板前さんもなんか気さくで良い感じ。また来たいなーー。特上3,150円也。

そのフランス人は小説を書いて、最近は脚本を書いているよう。将来的にはどうもそっちの方で身を立てたいらしい。色々アイデア豊富な人で精力的に活動しているよう。そう言う話を聞くとなんだか元気が出るな。

しつこく国民年金

今日の朝日新聞の夕刊に国民年金がらみの記事が出ていた。国民年金未納者で、個人年金を買っている人は税金申告の時に個人年金分の控除を認めなくすると言うもの(決定ではありません、厚労省が税制改正の要望を出したと言う段階)。これにより、その人は4000円くらい徴収される税額が上がるとのこと。厚労省もなかなかたまにはいいこと考えるじゃん。そして、次は国民年金の無駄遣いをしているところを改善すれば完璧なのですが・・・。(そこはなかなか進まないんだよねえ。いつもの如く。)

で、最近の国民年金の未納者からの強制徴収の件では、収入が少なくて払えない人からも取り立てようとするなんて本当に政府は鬼だ、というような意見も沢山出ましたが、その記事によると未払いの人の収入分布は払っている人の収入分布とほぼ同じだそうです。未払いの人はお金がないので払っていないという事ではないようですね。また、未納者で民間の個人年金や生命保険を持っている人は54.7%かなんだそうです。本当にお金がなかったらそんなもの買えないはずだから、払えるのに払っていないと言う証明にはなりますよね。まあ、しかし、厚労省のこの決定はそんなに文句は出ないのではないかと思います。あとは無駄に浪費しているわけのわからない運用のところをこれでどうにかしてくれよーーー、って事ですね。

それから、年金は破綻するから払わないと言う人がいますが、どこかで興味深い意見を読みました。国民年金を払うのは国民の義務だどうだという事をさておき、これが自分にとって損か徳かでとりあえず考えて見ようよと言う考察です。国民年金は破綻する、破綻したときに払っていたお金が損になるから払わない、という説ですが、国民年金は破綻しないだろうと言うのです。破綻させたら影響が出る国民が余りにも多すぎて政権を維持できないから政府は破綻させるという政策をとることは考えにくいと。しかし、現状は破綻しそうです。そうしたらどうするか。そうです、公的資金の注入です。どこぞの民間の銀行だって公的資金で助けるのに国民年金に公的資金を注入しないと言うことはないでしょう。そうすると、国民年金に関係ない国民全体までにツケが回されます。そうすると、未加入の場合はツケだけ払わされて、自分は年金が受け取れないと言う事態になるので、損だという事です。

そして、公的資金注入の前に、国民年金の運用がうまくいかないと厚生年金、共済年金から資金の援助を行いますので、厚生年金を支えている絶対未払いなどができないサラリーマンの人たちからかなり恨みを買うことになります。だからといって、国民年金が絶対破綻しないという夢物語を無邪気に信じている訳ではありませんが、破綻して国民年金がなくなる!よりは、公的資金注入などは現実路線かなあ、と思いました。

●おまけ
通訳ガイド試験の不合格案内通知が来た!ちぇっ、やっぱり駄目だったか。なかなかいい線いったような気もしたんですが。くそーー仕方がない。まあ、来年もめげずに受けるつもりです。と言うか、フランス語をまじめに勉強し始めたおかげで語学を職業にすることの現実的な難易度がよく見えてきたので、まあ今のままじゃ、お金をもらうなんて口が裂けても言えないな、ってこともしみじみわかりました。でも、仏検と違って何点だったとか一切教えてもらえないんだよね。せめて何点だったか教えて欲しいな。。。

国民年金続き&スパムメール

最近Windowsに新しいウィルスがはやって大変と言うことですが、私のところにも山のようなウィルスメールが来て困ってます。ここ数日急に数が増え始めたのですが、上記のウィルスと何か関係があるんだろうか。差出人のアドレスも、誰々@uk.ibm.comとか誰々@dk.ibm.comとか、誰かの名前@***.eduとかどうみても実在の人のメールアドレスとしか思えない。その人達はもちろん出してないんだけど、アドレスを使われちゃってるんだろうなって感じ。送られてくる国のドメインもatとかhuとかfiとかバラエティーに富んでいて、ほんとどうなってるんだろうね・・・一つ100kbのが一日に100通以上来てしまって、それだけで10MBで自分のメールボックスが正常に機能しなくなってしまうので、しかたなく対策を講じました。全く困ったものだ・・・

ところで、先日の年金について友人からこんなメールをもらいました。
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国民年金は掛け金を払い始めてから25年で受給資格を得、40年で満額受給されます。
Aさん夫婦は夫70歳、妻65歳でともに40年間掛け金を払い続けて、13万3千円程度(詳しい数字は忘れました)の国民年金を受け取っています。

Aさん夫婦と同じ年齢のBさん夫婦はお金に無頓着で、年金などに興味がなかったために受給資格がなく、今は毎月生活保護を受けています。その金額は月、18万8470円(大阪府在住の場合。地域の家賃相場等によって多少変動。また冬季は約4000円増加支給)。

年金制度が破綻していなかったとされる40年前から掛け金を払い続けていた人の満額の受給額が、全く払ってこなかった人の生活保護の金額よりも5万円以上も少ない。

役所の担当者によると、「国民年金はあくまでも『老後の生活の足し』という観点であって、それ自体で生活を保障するものではない」。生活の足しなどと言っても、家一軒買うこともままならない日本で暮らしていて、よほど商売が上手くいった人か、先祖からの土地に建てた不動産収入でもない限り、70歳を超えてどんな収入があるというのか。

担当者は加えて言う。「13万なにがしというのはあくまでも『基礎年金』であって、会社員ならそれ以外に厚生年金、ゆとりのある自営業者なら国民年金基金などのプラスアルファを掛けておくことをお勧めします」。さらに、「どうしても基礎年金だけで生活が立ち行かない方は、生活保護の支給額との差額、5万数千円を受け取ることも可能です」。

上記の場合、真面目に年金を掛けてきたAさん夫婦と、掛ける気がなかったBさん夫婦を例に挙げたが、経済的に掛け金を支払いたくても支払えない人たちもいる。

違う話になるが、Cさんは若い頃は商売で苦労をし、家族を養っていくので手一杯だったため、年金に加入する余裕がなかった。45歳になってようやく商売が軌道に乗り、国民年金に加入しようとしたが、年金受給のための最低年数の25年を、65歳の年金需給年齢までにクリアできないために国民年金を全くもらうことが出来ない。ところが、「じゃあもう年金に入れないなら諦めます」と役所に言うと担当者は、「いや、これは国民の義務だから支払ってください」という。もらえないものを払ってもしょうがないじゃないか、というと担当者は、「国民年金のシステムが今後流動的になり、支給年齢が70歳に引き上げられることもないとは言い切れない。そうなれば受け取れます」。

担当の役人自ら国民年金の矛盾を肯定するような暴論としか言いようがない。しかも改正されるかもしれない、「国民年金の強制徴収」という制度が導入されたとしたら、今商売が上手くいってもうけているCさんは、強制徴収の対象になってしまいかねない。最悪のケース、対象者になり強制徴収され、尚かつ70歳に受給資格年齢が引き上げられなければ全く金を強奪されたようなものだ。あるいは、70歳でもらえたとしても70歳以降、いったい何年の余命があるのか。この話は、「だから払うべき」とか、「だから払わなくていい」ということではなく、単にひとつの矛盾としての例です。

しかし、これは正論なのか、暴論なのか…。
国民年金は国民の義務だとよく言われる。
だけど、この国に正当に在住し、税金を支払い、労働をしているものが、
ほんとうに負うべき義務が国民年金制度にはあるのだろうか。
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私はサラリーマンの家庭に育ったし、身のまわりに自営業している人が余りいない環境で育ち、自営業の人たちの実際っていうのは殆ど知らなかったので、非常に興味深い情報でした。
国民年金制度に疑問を持つ人も多いと思いますが、私は上記のような情報を知ってもやはりこの制度は維持するべきと考えます。ただ実際このような問題がある以上何らかの改善が必要だと思いますが。

●Aさん夫婦、Bさん夫婦の場合ですが、やはり国民年金と生活保護は目的が違うので一緒くたに考えられないと思います。私も読んだ瞬間、何も払ってなくても18万もらえるんだったらそれでもいいかも、と思いかけましたが、それだけの生活保護を受けるにはそれなりの資格が必要で、それは貯金がないとか色々な条件をクリアしないといけないですよね。反対に国民年金は別に貯金が10万円あろうが1000万円あろうが受け取る権利はありますから、老後はどちらが心配のない生活を送れるかというのは明白だと思います。生活保護は十分な収入を得る力がない人に最低限の生活を保障するという目的。年金も退職した国民が最低限の生活を保障するべきものだと思いますが、この担当者が言うように今は生活の足しという位置づけなので比べるのは難しいと思います。


フランスなんかの年金制度だとたしか最低限の生活を保障する位置づけでやっていたような気がしますが、それは公務員の年金だったかも。公務員は自営業と違って絶対退職年齢が決まっているので、退職後は収入がなくなる。それで最低限の生活を保障するレベルの年金という考え方だった気がします。(すみません、十分に調べてないので違うこと言ってるかも。)

まあサラリーマンにしろ、自営業にしろ年金だけでは生活は成り立たないって事は何十年も前からわかっているから一生懸命貯金したりする訳ですよね。それが、絶対的に年金だけで成り立つようにしなければいけないと言う場合はもっと社会主義的な制度にしろって事になりますから、それだけ増税されるし、もっと国有企業みたいなものが増えた状態にしないといけなくなりますよね。

Cさんのケースですが、担当者がCさんに(納税の)義務を求めるなら、Cさんは(受給の)権利を主張できますよね。(その窓口で認められるかどうかは別として、原則としては) これは、何か不当の申し立てとかしたらどうなのかなと思いますが、どうなんでしょう。たしかにそのままはいそうですか、と払うというのは絶対できないですよね。

それから、Cさんが強制徴収の対象になる可能性があるかどうかですが、現在収入が多いから対象になるという可能性もありますが、今から徴収して受給資格が得られない年齢の人たちから取るという基準にしているのかどうか、その辺はよく分かりませんよね。

//tools.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8316/@geoboard/783.html>http://tools.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8316/@geoboard/783.html
//tools.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8316/@geoboard/784.html>http://tools.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/8316/@geoboard/784.html
ここらへんのページで社会保険労務士さん達が悪質な未納者について自分たちはどういうスタンスで望めばいいんだろうみたいな悩みが書いてあります。違法な人はいるらしいってわかるんだけど、どんな感じに悪質なのかわからないので気になるーー

みんなが払わないんだから自分が払ったら損するから払わない、払わないんだから何が何でも徴収してやる、じゃ感情的にうまくいかないのは当たり前だと思います。どうしてそう言う決まりにしたのかっていうのが全然忘れられているから。そもそも国民年金制度は持つものも持たざるものも安心して老後を迎えられるようにというコンセプトで作られた制度のはず。(実際はどのくらいそれが実現できているかはさておき・・・)だから、所得の少ない人を年金の納税の義務で圧迫というのはおかしいので、それは免除制度など扶助するシステムを考えなくてはいけない。もちろん今の制度も完璧なものじゃない。上記のメールにあるような矛盾も存在する。だから、制度に不満があるなら、こういう風にしてと声を上げながらやっていけたらいいんだろうな、と思いました。

国民年金について

会社をやめて、厚生年金から抜け、そのあと特に何もしなかったら社会保険庁から「国民年金に入ってね」という書類が来た。まあ、別に加入拒否の理由もないのですが、今は働いてないし払うのは大変ね、と思っていたのですがどうも条件によっては支払いの全額あるいは一部免除というのができるというパンフレットも一緒に送られてきた。条件としては失業給付金をもらっているという証拠の離職票などがあればいいらしい。

これは、良いニュースだと思い近くの出張所に国民年金加入手続きをとりに行ったときに免除を申請しようと思った。そしたら、失業給付金の他に去年の年収が何万円以下(正確な値は忘れたけど二桁だった)という条件をクリアしないといけない。そんなの去年はフルに働いてたんだから無理に決まってんじゃん。

だから来年申請すれば、今年のこの状態が考慮されて免除が通るかもという事でしたが、そのころはもう失業給付金もらう期間も終わって働いてるよ、と言うことで結局免除の制度は使わずに終わるだろう。と言うか、そうそう免除なんて簡単に受けられるようではある意味困ったモノではあるから、こんなものなのかも知れない。このような制度は本当に本当に困った人たちのためにあるのであって、今は働いてないけど来月ちょっとフランスに旅行してこようかななんて言っている人に免除してやってたら国もやってられないだろう。と言うことで、まあ納得。

ところで、私も会社員時代は給料から天引きされる数々の色々な税金を漠然と給与明細で見るだけだったが(いや、残業手当以外はそんなにろくに見てなかったかも・・・)、やはり会社の外で生きていくかも知れないとなった場合は非常に税金については敏感になるようになった。そして、年金については若い頃は本当に全くの無頓着で本当に最近になるまでよく考えたこともなかった。

しかし、自分がこの身の上になったことと、フランスで今年5〜6月にかけてこの年金制度の改革で政府と国民がもめて大規模なストライキが起こった事でこのことについて考えるようになった。何しろフランスではこのストライキで公立高校の先生が1ヶ月以上ストして、学年末の高校卒業資格試験の実施が危うくなったり、税務署、郵便局がストしたり、パリのメトロを始めとする交通機関も長い間ストをしてとにかく混乱の極みだった。そこで、フランス人がここまで騒ぐ年金は自分の国では一体どうなってるの?と思った訳なんです。

まあ、日本の年金制度はもう破綻しているとか私たちの世代は払うだけ払っても年取ってからはお金はもらえないだろうとか、今の年金の資金を運用している人たちが余りにもずさんな運用をしていてこんな奴らにお金の運用をまかせておいたらどうなるかわからないとか、まあいろいろ不安材料だらけの制度ですね。

で、国民年金に関しては未納者が4割に上ったので、政府は未納者のうち悪質な1万人をリストアップして強制徴収をする予定というニュースもありました。未納者のうち若いフリーターで収入がそんなになくて、払うのが大変っていう人もいるだろうけど、収入が沢山あるのに故意に払ってない人たちから徴収するというのが狙いですね。

政府は消費税を上げるとか何税を上げるとかは割と簡単にやるけど、その反面税金が無駄遣いされているところを改善するなどという政策は後手後手に回る。 (あるいはやらずに終わらすことも多いんでしょう) 国民からお金を巻き上げるときは、税金の無駄遣いの改善策をセットでやらないと普通は国民は納得しないと思うんですけどね・・・今年も何やら国民年金の運用を国内株式でやって、株価低迷のあおりをくらって減らした金額が6兆円だそうで。おいおい。

こんな事実を知ると、自分の儚い老後のために月に13,300円払ってていいんだろうか、という思いに正常な人ならなるでしょうね。かといって「こんなの嫌だから払わない!」と言ってしまえるほどの勇気も私にはないのでした。というのは、民間の個人年金商品と比較すれば、全然お得な商品です。仮に私がこのまままじめに国民年金を60歳まで払い続けたとすると、かなり大ざっぱですが年間約100万円はもらえるようになるとしましょう。

まあ、そんな金額で暮らせるかどうかはさておき、民間の個人年金商品にない強みと言えばその年額は終身保障されると言うことと、今の計算では100万円となっていても、将来インフレなどで物価が変動すればそれに応じて年金額もスライドされて変更されると言うことですね。こういう事ができる民間の個人年金商品はもちろんありません。自分が早死にしない限りは一応計算上は払った以上のお金はもらえるようにはなっているようです。

国民年金払わずに老後何歳まで生きるかわからない自分の生活費を死ぬまで年間着実に100万調達できる資金が自分が65歳の時にあるという自信は私には到底ないですから、まあ、国民年金を払わないという勇気はないんですけど、そうすると今のフリーターみたいな人たちってどうなっちゃうんだろう。(お金いっぱい稼いで払ってない人は除く) 自分だったらとっても怖いな。。。そうなったら貨幣経済の及ばない山の中で自給自足して暮らすしかないとか!

実際、うちの祖母なんて高度経済成長時代にある個人年金を買ってそのあとにどんどん物価が変わってしまったので、受け取る頃には雀の涙のような金額になってしまっていたって言うのがありました。そういう心配はない訳です。

しかし!そういったってね、あくまでも現状の制度でこう保障されているだけで、別に将来どう変更されるかというのは全くの未知数なのです。血迷った未来の首相が恐ろしい改悪をするかも知れないし。うーー、こわいこわい。

こんなのがありますので、自営業の方は試してみて
「自分でできる年金額簡易試算」
http://www.sia.go.jp/outline/nenkin/simulate/index.htm

国民年金制度というのは、国家としては非常に社会主義の思想を持ったシステムでない国とある国がある。やはり、ある国はありがたいと思う。収入が人並みになるのにアップアップしている私としてはこの制度の方がありがたい。フランスも日本もそうした制度がある国(北欧などもそうですね)。逆にアメリカはたしかなかったと思うので、富めるものは安定した老後を貧しいものは悲惨な老後をというシステムになっているはずです。どっちも一長一短ありますが。。。

まあ、どっちでもいいけど、このことについて考えると言うことは自分が日本という国の一人の構成員だという事実がわかるのですが、今の社会でそうしたことを気づかされる瞬間って殆どないですよね。家族持ちの人なら色々自治体のサービスを受ける機会もあるかも知れないけど、私は少なくとも今までそんなこと殆ど考えなくても生きてこられた。まあ、とにかく自分が好むと好まざるとに関わらず日本という国の国民という資格があるわけです。

だから、本当は国民年金が未納者が4割もいて大変だ!徴収しなくちゃ!と騒ぐ前に国民にしっかりどうしてそれだけのお金を取るのか、それがどんな風になるのかと言うようなことをしっかり説明してからの方がいいと思う。だから支払い義務の発生する20歳の時点で役所かどっかに20歳の若者たちを集めて、何らかのオリエンテーリングのような事を社会保険庁はするべきだと思う。運転免許書き換えの時にビデオ見ないといけないみたいな感じで。そうでもしないと金額としても少なくはないのでなんのために払ってるかわからないなんて言う状態で払い続けるのは難しい。

なんか政府も優香とかを使ってポスターを作ったりしてるみたいだけど、それだと関心のある人しか見ないから関心のない人にまで行き渡る方法を考えないといけないのではないでしょうか。

ところで、そういう訳で、私が最低日本人でいるためのコストはこの国民年金月額13,300円、年額159,600円。国民健康保険のお金、これは計算に色々あるのでかなりおおざっぱに月額1万として年額12万。合計253,000円ですね。消費税、所得税、住民税、その他もろもろの税金は逃れる道はあるので、最低国に払わなければいけないお金はこれだけって事ですね。

その他、自分が個人的に買っている民間の医療保険、個人年金なども自分的にはコストになるので、遊んで暮らすにしても最低上記の金額プラスその金額を確保してから遊ばない(生活する、貯蓄する、などとも言う。)といけないということになりますね・・・なるほどねーー、とこんなことに今頃目覚めてみました。

余談ですが、厚生年金の運用状況はどうなんでしょうか。国民年金よりましなの?だったら同じ金融商品としては厚生年金の方がいいなーーなんて思ってしまうけど、選べるもんでもなしね。と言うか、実際は厚生年金は各企業(団体)が運用しているのでそれぞれ異なるって事ですよね。最近はその運用も難しくなってきて国に運用を返却しているところもあると言うことですが。民間の商品ならそっちの方が掛け金が高くても運用状況がましならそっちに乗り換えたい!ってところですかねーー。



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