2005年04月

外国に紹介された日本の顔文字のページ、そのほか

私が密かに進めている日本式顔文字世界征服計画(笑)ですが、日本語の顔文字の紹介ページを作ったのは本当にずっと昔で、あれから長い月日が流れました。もうそろそろ全世界に普及していてもいいんじゃないかな、なんて勝手に思っていたのですが(笑)、そうは世の中甘くない。時々どっかのポータルサイトみたいなところにリンクされたりして一日に一万アクセスあったりする日々もあってビビったりしていましたが、今は英語のページは一日に1000アクセス前後に落ち着いています。その前触れの頃にこんなエントリを書いたりしてますね。

それで、色々な国の人が顔文字について取り上げているサイトがあるので、いくつか紹介します。何言ってるかはよく分からないけど、とりあえず噂してるぞ、っていうのがわかるだけでとっても面白いです。下のリンクを見る時にもし文字化けしていたら文字のエンコーディングを変えて見てみて下さい。もっともこういうページってすぐ削除とかどっか行ってしまうのでクリックしてもリンク切れを今後する可能性は大ですが。

ほんとうはもっと色々な言語があったような気もしたのですが、今日は見つかりませんでした。また見つけたら追加しておきますね。

【中国語】
●日本常見心情符號介紹
http://www.frostyplace.com/index.php?story_id=1362
「想像力豐富的日本人」とか書いてあってちょっとこそばゆい感じです(笑)

日式表情符號 http://www.3zonehk.net/php/viewtopic.php?t=9703
あんまり大した話はされてないのですが、バルタン星人が「巴魯坦星人」と書かれていたのが印象的だったので載せておきます。

【英語】
How to use emoticons? http://www.animelyrics.com/forum/topic_show.pl?tid=16990
日本語の絵文字を使おうとして使えなかった人がこうやってやると使えるよ、と教えてあげてる掲示板。やはりなんとしても使ってみたかったんでしょうか。下の方に2ちゃんねるへの言及あり。

【ドイツ語】
JAPANLINK: jap. smilies :)http://forum.japanlink.de/YaBB.cgi?board=film;action=display;num=1092382196
こういう日本好きの人たちのサイトからまず話題に取り上げられていくようです。
::Neue japanische Emoticons:: http://www.gedankenreiter.de/tagebuch/entry.php?id=00281
わりとまじめに語っている感じ?

【フランス語】
●Le Japon sur le Net http://www.forumjapon.com/forum/viewtopic.php?t=1141
ここもかなり盛り上がってます。

【ロシア語】
Японские смайлы http://www.farit.ru/forum/16164.html

意味は全然わかりません。とりあえずロシア語の「Японские」が「japanese」にあたる言葉らしいということは分かりました。

oriental.ru http://www.oriental.ru/cgi-bin/forum/YaBB.pl?board=japaneselinguistics;action=display;num=1080348894
ロシアの日本オタクさんたちがかなり熱く語っているように見えます。みんなすごい知ってるなあ。ケータイ絵文字の話題まで出てます。

っていうかロシアからのアクセスはすごい多いんですよ。なんでなんでしょう。人口が多いとも思えないのですが。とりわけ日本オタクさんたちが多い国なんでしょうか。

●それから、外人さん(英語圏)が
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! について語り合っている掲示板
「What's with this キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! stuff? 」 http://forums.animeondvd.com/showflat.php?Cat=&Number=665182&page=&view=&sb=5&o=&fpart=1&vc=1
なんだか2chの事情通がいてかなり熱く語り合っている感じ。

その他
【オランダ語?】
The Promised Land of Brain-Dead People http://www.deadjournal.com/users/tikkupulla/
自分のページへのリンクが貼ってあるだけで、顔文字についてのサイトではないのですが、どこかの国の日本文化オタクの方のブログみたい。文中には日本式顔文字が散見されます。なんかわからないなりにキャピキャピ感が伝わってきます。


  

ちょっとした問い合わせと密かな楽しみ

私のウェブサイトに外国人向けに日本の顔文字の紹介をしているページがあって、そのページは私の個人サイトの中で唯一アクセス数が多いページです。(あとはひっそり個人サイトレベルのアクセスです。)
別に大したことではないと思っていたのですが、このページを作った当時は意外にそういうページが無かったようで、とうとうWikipediaとかYahooのディレクトリの絵文字(英語ではSmileyとかEmoticonと言います)のページに勝手にこのページへリンクが貼られていたりするようになりました。でも、作ったのは大分前なので今はもうちょっと色々な説明が出てきているかもしれません。ひそかに日本ョ顔文字世界征服計画(←おいおい)を狙っている私としては、少しでもこのスタイルの顔文字が世界中に普及したら、それは密かな私の喜びなのです(ってブログにここまで書いていたら密かでもなんでもないか。)

ときどきこのページへの反響が色々な国の人から来るのですが、それがなかなか面白いんですね。で、この間はフランスの文化芸術系の雑誌から問い合わせがあった。これを記事にしようとしているらしい。でも、サブカルチャー系の雑誌じゃなくて、わりとまじめなアートも扱う雑誌のようで、コンタクト取ってきている人もなんだか本当にまじめな感じ。だけど、せっかくなので従来の顔文字もありますが、2chの顔文字もありまっせ、と教えてあげました。なんか興味を示してました(笑)。

それにしても、くずれおちる男(だと思ってたら下のサイト見たら「くずれおる男」になっていました。なんだか文学的な表現ですね。)にしても
( ○|‾|_ とか orz とかのこと)この造形力はすごいなあっていつも思うんです。
(・∀・)イイ! ←そして、これとかすごいかわいいですよねえ。
そして、この口の部分のAが逆になった所は、なんの文字だろうと思ったら論理式に使われる記号なんですって。素晴らしいなあ。

○|‾|_は全角文字が使われているので、とりあえず半角だけで作れるorzを海外に流行らせたいものです。知っている人はもういるようですが、普及しているかというとまだまだのようですので。

関連リンク:くずれおる男のコレクション

言語執着系のひそかな楽しみでした

楽しいこと!楽しいこと!

今日は日曜日で同居人が夜は全員顔を揃えている状態だった。それで、また色々と話し込んでしまう。前に住んでいた時に同居していた仏人(♀)の友達と離れてしまったので、悲しんでいたのだけど、今回の同居人の一人はまた彼女に匹敵する位面白い。なんかね、とりあえず、私が何か質問しても答えられる人はすごい好きだわ(笑)。私は。話題は主に文化芸術系の話。何かの話題になっている本で、生きながら顔を焼かれたアフリカのどこかの国の女性がフランスかなんかに亡命して本を書いたものがあって、表紙は白いマスクをつけたその著者の顔の写真(生きながら焼かれてしまったので顔はやけどで大変なことになっているのでしょう。とても衝撃的な表紙です。)なんですね。で、あの著者の生まれた国はどこだったっけ?と言う話になってフランスに亡命するんだからもとフランスの植民地の可能性があるよねえ。でも、確かイスラム圏じゃなかった気がするよ。と言う話になって、そうしたら、「フランスのアフリカの植民地でイスラム圏じゃない国ってコートジヴォアールだよねえ。あそこって確かキリスト教圏だし。」と言われた。
へー、それは知らなかった。良くそんなこと知ってるなあ、なんて思ってしまった。

まあ、そういう知識をふまえた話もあるんだけど、その同居人さんはまた物知りで、私の質問にもなんでも答えてくれるんだよね。でも、ただの頭でっかちというのではなくてとっても自然体なのね。素晴らしいなあ。っていうか、私の疑問に答えてくれる人がいるのが一番嬉しいのかも(笑)。

そこで、色々話していたら私が昔学生時代やっていた色々なことで、かなり言語執着系の色々な思考実験と言うか構想を思い出した。それで、当時はもう一人私とはちょっと違うアプローチで言語執着系の相棒がいて色々なことをやったり話したりしたものだった。個人的には彼女のその非凡な個性を凌駕する人はいないと思っているのだけど、たとえばどういうのかというと、いつかの石川啄木のように一晩で何百(だったかな?)の短歌を作ってしまったように、彼女は一時期目にしたものを全て回文にしてしまうというのに取り憑かれた人でした。(例えば、巨人戦をテレビで見ていたら「いつまでまつい」とかね。)

まあ、そんな楽しい日々がありました。私に取っては酒とバラの日々ですよ(笑)。私は現代美術でも文字とか言葉を使う作家はその頃はとりわけ好きだったのですが(ヨゼフ・コスースとかサイモン・パターソンとか。。。←あ、これは余りにもマニアックな情報なので気にしないで下さい(笑))、そういうことにのめり込んでいくうちにふと、「お医者さんみたいな誰かの病気を治す」みたいなことをして生きている人に比べると自分はなんか説得力が無いのかなあ、などと思って、それがそこから離れてしまう原因だったような気がする。

まあ、それでも彼女との会話でその日々を思い出したのですね。それはやはり私の原点だったのかなと思います。今は私は自分を取り戻す日々なので、このことはとても良かったと思います。

このままどこに流れ着くのか分かりませんが、当時の私が持っていなくて今の私が持っているものはフランス語力だとか、ブログだとか、政治経済へのそこはかと無い興味とか、社会でそこそこ生きていける力だとかそれなりにあります。またそれをふまえて自分の心の赴くままに突き進んだらそれはそれで面白い展開になるのかな、と思います。

そんなわけで、とても今の環境はよいのだとしみじみ思ったのでした。

【追記:2006/05/25】
Kさんからご指摘をいただきました。
文中の「生きながら焼かれて」という本について触れていますが、
話が全然違うそうです。仮面をつけている理由も違うとのことです。

本を読んでいないので、上記のような間違いを書いてしまいました。
すみませんでした。
私もちゃんとこの本を読んでみたいと思います。

文句を言わずに事態を解決する人たち

今日何かのテレビ番組を見ていたら読売新聞の経営危機についてのクイズをやっていた。司会は島田紳介ですよ。番組名などは全く失念。すみません。それで、問題とは大正14年にラジオ放送が始まって、それまでの情報を得る主たる手段であった新聞の発行部数ががたっと落ちたそうなんですね。そこで、当時の読売新聞の正力社長という人がある方法を使ってその経営危機を乗り切ったのだが、一体どんな方法で乗り切ったんでしょう?というお話。

ヒントとしては
(1)当時としては画期的だったが今ではごく当たり前のものを思いついて始めた
(2)新聞の発行部数を減らした元凶であるラジオを利用した何か
(3)そのための資金は殆どかけていない方法

さて、なんでしょう???

とにかくこの方法を実行したら、発行部数は元に戻ったばかりでなく、増えたとのこと。

これってなんか今巷でしきりに言われているマスコミの死とか、既存のマスコミをネットが脅かすとか、それに対する対抗手段として云々とか、そういうのと本質的には同じ話のような気がするんですね。

答え




新聞にラジオ番組欄を作って載せた

のだそうです。なるほどねーーーーー。

島田紳介なヌは「偉人はやっぱり違いますねー」みたいなコメントを言っていた。
でも、別にそれだからといって現在の状況をふまえたコメントとかはしなくてそこでやめておくんですけどね(笑)。確かに「偉人は違いますねー」っていうコメントは正しいし、できればこの現代社会に生きる様々なメディアの会社の社長さんたちも決して昔の日本人と比べて能力的に劣っているわけではないのだから、その辺は何か保身とか自己防衛とかではない何かよい打開策を見つけて新しい勢力とのやりとりをしてほしいなあ、と思ったのでした。

タタミザシオンの話

この間日仏メンバーで集まってあれやこれやと談義しててきた。結構面白いメンバーだったのね。
それで出た面白かった話がこのタタミザシオンです。なんじゃそれ?って感じですが、tatamiser(タタミゼ)が動詞でtatamisation(タタミザシオン)が名詞形です。英語にするとtataminize(そんな言葉あるのかどうか知らないが)、tatamizationでしょう。直訳の意味としては「タタミ化する」「タタミ化」という意味です。
タタミザシオンの説明↓
http://www.sugiura.co.jp/ww/1999tatamisation.htm
タタミ化する、すなわち日本化する、日本人化すると言う意味で最近は良く用いられているようです。

それで、フランス人たちとこの話をしていて
この言葉の例文としては「Elle est trop tatamisee.(→彼女は日本に過剰適応している(かなり意訳))」みたいな風に使うとは思いますが、もし逆のこと(フランス人化する)を言うんだったらどんな表現がいいんだろうね、という話になりました。もちろんoccidentaliser(西洋化)みたいな単語が既にあるのですが、tatamiserみたいな面白い表現で何か言えないかね、みたいな話になりました。

単語の候補として上がったのが
(1)フランスパン化する→baguettisation, baguettiser (バゲッティザシオン、バゲッティゼー) フランスパンはバゲット(baguette)と言うところから。でも、ちょっと音感が悪いよねえ、と。

(2)チーズ化する→fromagenisation, fromageniser(フロマージュニザシオン、フロマージュニゼー)、チーズはフロマージュ(fromage)というとこから。
これはしかし余りにも音感が悪すぎるだろう、ということでボツ。

(3)カマンベールチーズ化する→camamberisation, camamberiser(カマンベーリザシオン、カマンベーリゼー) 
これだったらまあまあ言いやすいかな、カマンベールチーズもフランスの象徴みたいな感じだし。

そうしたらこんな意見も
(4)アコーディオン化する→accordionisation, accordioniser(アコーディオニザシオン、アコーディオニゼー)
いわゆるテレビ番組等で凱旋門が映るとそのバックに流れている音楽です。いかにもおフランスと言う感じ。

それからここら辺は私が考えたのですが
(5)アムール化する→amourisation, amouriser(アムーリザシオン、アムーリゼー)、なんと言ってもフランスはアムール(愛)の国だしね。

(6)ヴァカンス化する→vacancenisation, vacanceniser(ヴァカンスニザシオン、ヴァカンスニゼー)
だんだん強引な音変化になってきたなーー。まあ、とにかくフランス人と言えばヴァカンスだから

(7)スト化する→grevisation, greviser(グレーヴィザシオン、グレーヴィゼー)、フランス語でストのことをグレーヴと言います。ストをがんがんするようになったら、あなたもフランス人だぞ、と。

でも、いまいちやはり語感や本質をついているという点においてどうしてもタタミザシオンのインパクトに勝てるものはなかなか無いかも、、、。
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