2006年02月

突然マクロビオティック3--実は自然食はあまり好きじゃなかった

そんなわけで、マクロビオティックをやってみることにしました。
それで玄米などの雑穀や豆をとりあえず買いに行きました。
玄米は今は色々なものが出ているんですね。炊きやすく加工したものとか。

本当はね、自然食というのは別に新しい経験ではありません。
小さい頃母が病気にかかってから家庭内が一時期自然食になったのです。
しかし、思い出としては玄米とか全然嫌いでした。小豆やはと麦を混ぜてちょっとお赤飯みたいな色になった玄米を食べたりしていたのですが、何しろ炊きたてはまだしも、一日経過した時の匂いが嫌でした。それから、それまでお肉やらお魚やら食べていたのに、それがなくなって、ハンバーガーも大豆で作られたグルテンバーガーという素材を使ってそれを肉に見立てた食べ物がありました。その味がまた嫌で嫌でたまりませんでしたね。(ちなみにリンク先の商品をけなしているわけではありません。イメージを掴むためにあくまでもこれは参考例としてリンクしています。)

それから、親がよく行っていた自然食を扱うお店があって、今から考えると母親にくっついて良く行っていました。そこにはいかにも自然食を食べてナチュラルに暮らしていそうな、とても優しいおばあさんがお店の対応をしていました。でも、やはりお年だったのでしょう。ある時亡くなったという話を聞きましたが、死因は確か末期の胃がんだったと思います。なんかそれを聞いて「自然食食べたってだめじゃん」って思った記憶があるのです。でも、それは今考えると食事以外の何か要因があったのだな、と思います。本当のことを言えば、自然食をして体によいことをしているんだから死因は老衰ならもっともらしく考えられます。けど、食べ物だけを気をつけてもそれは違うのかもしれないとも思います。もちろん良いものを食べることで気持ちが良い方に動く効果はあるかもしれませんけど。

だから、自然食をしているからガンにならないとかっていうのは違うんだな、そして、だから自然食はガンを防ぐのに効かないんだな、っていうのも違うんだな、とか色々考えました。

玄米はほんと嫌いだった、って話をアトピーで苦しんだお子さんを持つ人に言ったら、「それは自分がほんとには困ってなかったからだね」って言われました(笑)。その人のお子さんはアトピーがひどかったので、治すためにそういう食事にしていたらしいのですが、お子さんは自分がアトピーなので一生懸命食べていたそうです。私の場合は困っていたのは母だったからな、それはしょうがないな。人ってそんなものですね(笑)。

まあ、そんなわけで大昔に食べたっきりの玄米を自ら食べたいと思うようになったわけで、それはそれで面白いものです。人間その気にならないとどんないい方法(と人が言う)があっても取り入れないものですよね。ほんと、それを身をもって理解しました(笑)。

【関連リンク】

突然マクロビオティック1---甘いものが苦手なので。。 [2006年01月31日(火)]
突然マクロビオティック2--本能で食べようと思った結果 [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック3--実は自然食はあまり好きじゃなかった [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック4--豆って意外と高いんだね [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック5--玄米っておいしいね! [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック6--自然食原理主義? [2006年02月01日(水)]

突然マクロビオティック2--本能で食べようと思った結果

マクロビオティックは普通の自然食と比べると、陰陽で食べ物を説明したりします。

とりあえず私は提唱していることがどんなことか、普通の自然食とどんなところが違うのか知りたかったのでこの本を読みました。
●「マクロビオティック入門—食と美と健康の法則

上記の本の著者のサイト:http://www.wing.ne.jp/pub/kushi/からおおまかな内容を知ることができます。

要するに精製していない雑穀と野菜をメインに食べてね、という話。
なんで私がこれに今はまってしまったかというと
●豆が食べたかった
●甘い料理ではなかった
という2点に尽きるのです。

とにかく私が今まで知っていた豆料理はみんな甘いんです。
大豆の煮物とかなんにしてもお砂糖、みりんは和食だと大抵入っているんですね。
ところが、マクロビオティックの食べ方だとみりんなども余り使わないので、とても自分の好みに合ったということなんですね。

いや、そんな砂糖使わない料理ぐらい自分で思いつくでしょ、というのはあります。しかし、今まで私は具合が悪くて殆どまともに料理ができませんでした。豆を使うときは「一晩水に浸けておく」という段階が必要です。そんな高度なことできませんでした。自分が明日どんな状態になるかわからないという毎日で、豆を使った料理なんて夢のまた夢でした。私の食生活はまともに生活している人から見たら目を覆いたくなるような状態だったと思います。特に家庭を持っている人には考えられないんじゃないかな。

それから上記サイトのこのページにはマクロビオティックの食べ方としてこんなことが載っています。

● マクロビオティックの食べ方の四つの段階

  ●病気を克服する食べかた
これは、なぜガンが発生したかを理解し、それを修正する食べかたをします。生活方法の改善や運動も必要です。

●社会活動をするための食べかた
人とのつきあいを円滑にするために、時には動物性のものやサラダ、果物、脂肪分、香辛料なども多少は食べていいと、少し幅広い考え方をします。

●精神的、霊的に進化する食べかた
玄米菜食を基本に、動物性をほとんどなくし、調理にも気をつかう必要があります。

●自由な食べかた
本能・直感で食べます。悪いものを食べても中和するようなものを体が求めて食べます。悪いものは本能的に食べなくなります。

私はこの中の「自由な食べ方」をしています。
しています、というか数年前からそうし始めました。
健康情報や知識はもちろんもっていますが、体が欲しがるものを優先したのです。
その結果、具合の悪いときは本当にひどいことになっていましたね。食物繊維などは殆どとってなかったと思います。添加物、化学調味料の入っているものだってなんだって全然気にせずに食べていました。というか、そういうものを気にしている余裕もありませんでした。また、決まった食べ物を食べ続けたりとか、依存状態もありました。なんかに依存しているときに、普通に色々なメニューを食べようとするだけでもストレスになってしまうので、変な食べ方をしているな、と思っても変えないようにしました。

その状況が自然に発生している限りはメンタル的になんらかの不調和があるからと思ったからです。

そういうわけで、上記で言うところの社会的な食べ方以前に本能的に食べていました。
それからはとにかくお腹がすいて食べているというよりストレスで辛くて食べているというのが多かったので当然かなり太りました。太る自分も辛かったですが、根本的なところが治るまでは、と思ってその食べ方をやめませんでした。かなりめちゃくちゃな食べ方をしていた割には血液検査などで異変は出ませんでした。そうしたら、今年になったらさすがに出たので、ああ、もうこれ以上体が受け止め切れないのかな、とも思いました。

それでも、食べ物って欲しくなるものが変わるんですよね。なんとなくの経験だと具合が悪いときは悪いものを、具合が良くなると(栄養学的に)良いものを欲しがるんです。なんでかわからないんですけど。なんとなく同調したいんでしょうかね。すんごいウツ状態になって動けなくなった時に限って2chのメンヘル板とかmixiのメンヘル系のコミュニティを見たくなるんです(とはいえ、ネットをする元気があるだけまし、と言われましたが。。)。で、動けるようになるとそれは見なくなります。それで、なんでそういう気分になってしまうのかと考えたけど、「同じような人が世の中にいるという事を確認して安心する=(共感)」「自分よりひどい人がいる事を確認して安心する=(優越感)」とかなのかな、と考えたけど、そういうのもあるかもしれないけど、やはり波長に惹かれるんだと思いますね。そういう時に前向きで社会的にガンガン活動している人の波長とかは辛いんですね。自分が辛くなってしまうのですね。そういう具合が悪いときの自分が生き延びる方法なのだと思います。

まあ、そういう類推で、調子の悪いときは調子の悪いものを、比較的良いときは良いものを求めるのかな、などと思いました。
それじゃあ、悪いときは悪いものを食べてさらに悪くなってしまうじゃないか、ということになりますが、何かそれだけではない何かがあるような気もしてしまいます。

ま、こんなところががマクロビオティックが今私にフィットした理由です。

次へ続く

【関連リンク】 ● 突然マクロビオティック1---甘いものが苦手なので。。 [2006年01月31日(火)] 突然マクロビオティック2--本能で食べようと思った結果 [2006年02月01日(水)] 突然マクロビオティック3--実は自然食はあまり好きじゃなかった [2006年02月01日(水)] 突然マクロビオティック4--豆って意外と高いんだね [2006年02月01日(水)] 突然マクロビオティック5--玄米っておいしいね! [2006年02月01日(水)] 突然マクロビオティック6--自然食原理主義? [2006年02月01日(水)]

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