常々思っていること。9/11のNYの自爆テロ事件以来、何となく気づいたのだけど、外国のメディアでは自爆テロを「カミカゼ」と表現しているようだ。で、それは第二次世界大戦の日本軍の神風特攻隊からそういう意味で使われているんだな、ってことは分かるんですけど。本当の「カミカゼ」はなんだったか、ってことは完全に誤解されてますよね。カミカゼっていうのは元寇の時にどこからともなく嵐が来て(通常は、台風だったという説ですね。)、元の船を沈めてしまって、てっきり負けるかと思った戦に勝てた、って言うことで神の風。第二次世界大戦も、もはや敗戦は免れないかって言うときにその「神の風」を期待して、特攻隊の名前につけたって事ですよね。その辺を、ちゃんと理解して外国のメディアはこの言葉を使って欲しいなあ。

それとも、宗教が絡んだテロにはいい響きの言葉なのか。って言うか、カミカゼがgod's windsだって事知っている海外の人なんかいないのか。とにかく、これは、日本人としてはこのまま誤解されたままでは困る!と思ってるのですが、どうでしょう。

またまた情報&感想いただきました。
● 自爆テロを実行するのは、ムスリムの中でもパレスチナ人にほぼ限ったことで、 他のテロ組織は「自爆」といった行為はしないのです(もちろん例外と、予定外 に爆発して、というのはあるけど)。 それはやはり、イスラエルという存在意外に理由(原因)はなくて、なのにその 闘争に外国のメディアが宗教的な匂いをつけることに、僕はどうも納得がいかないというか、許せないのです。

「ユダヤとアラブの有史以来の血で血を洗う・・・」というのも作られた後づけの理屈なら、「アラーの意思による自爆テロ」というのも後づけの理屈なんだけどなあ。

で、欧米のメディアは、KAMIKAZEと本来のGOD'S WINDSの違いを知りつつ、 または本来の意味は知らないけどそれらが違うものと分かりながら、狂気なものとしてわざと使ってるのではないか、と思います。 狂気な群集心理としての代名詞の「カミカゼ」をわざと使う事で、「狂信」とい うムスリムの怖さを煽り立てているのではないかとさえ、勘ぐってしまうんですが。 そして作られたムスリムのイメージは、イスラエルの正当化や、いつ始まるかと 言われているアメリカのイラク攻撃への正当化の伏線のような・・・。 ユダヤ人オーナーのCNNが流している、露骨な対テロキャンペーンCMのように。