私が感覚言語が苦手なのをいいことに感覚言語の先鋭と言える短歌に久しぶりに挑戦してみました。これは面白いので、時々やろうと思います。ふりがなもつけてあるので五七五七七を検証して下さい(笑)。ややもするとすぐに字余り、字足らずになってしまうので、なるべく今は五七五七七という縛りをつけることにしています。といいながら全然駄目なんだけど。

窓の外は 春来るらし 掌で ふと掬い取る 自我の欠片よ   まどのそとは はるきたるらし てのひらで ふとすくいとる じがのかけらよ

胸元に 袖口からと 忍び込む 春の温み(ぬるみ)は 未だ馴染まず むなもとに そでぐちからと しのびこむ はるのぬるみは いまだなじまず

どこまでが アンコンシャスネス どこまでが コンシャスネス 花見の夜空 どこまでが あんこんしゃすねす どこまでが こんしゃすねす はなみのよぞら

  ブルターニュ 新大久保 東京湾 コーナーを曲がれば 近未来の笑み ぶるたーにゅ しんおおくぼ とうきょうわん こーなーをまがれば きんみらいのえみ