また某所で面白い話を聞いていたのですが、やはりドゴン族は別格だそうです。
アフリカの部族の中でのひと味違うらしい。

何がひと味違うかというと、
人間が色々進化する過程を研究したりする上で非常に興味深いということです。
例えば、文明社会になるに従って意識の上で失われてしまったものがあったりするのですが、ドゴン族はまだそれを保持しているとか、そういう関連の話です。

ドゴン族で一番知られていることと言えば、
アメリカのネイティブインディアンであるホピ族と並び称されるような、独自の世界観とか神話を持っているという辺りです。

それは、まあいいんですが、とりあえずアフリカというと何かということになりますが、アフリカとは人類が始まった場所であります。そうすると、言葉を少しずつ発展させて、どんどんヨーロッパに到達して、それからユーラシア大陸を横断して、ベーリング海峡を渡って北米にたどり着いて、そのまま南下して、南米の突端までたどりつくのが人類の動きなわけですが、(この辺って冒険家の関野さんが通った行程の逆方向と言うことです)。

関野さんが行ったグレートジャーニーについて
(上記のサイトのプロフィールから)
医師(外科)となって、武蔵野赤十字病院、多摩川総合病院などに勤務しながら、南米通いを続けた。1993年からは、アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの行程を、自らの脚力と腕力だけをたよりに遡行する旅「グレートジャーニー」を始める。 南米最南端ナバリーノ島をカヤックで出発して以来、足かけ10年の歳月をかけて、2002年2月10日ついにタンザニア・ラエトリにゴールした。 1999年、植村直己冒険賞(兵庫県日高町主催)受賞。 2000年 旅の文化賞(旅の文化研究所)受賞。 現在、武蔵野美術大学教授(文化人類学)
そういうことで、アフリカ人が保持している色々な文化は何か人類の発展の過程にすごくヒントが隠されている要素がたくさんあるんでしょうね。

で、私は特に言語に興味があるんですけど、
ドゴン族の言語がどんな風だ、というのは具体的にはまだ知りません。
とても興味のあるところです。

ただ、今日聞いた話では、ドゴン族が「ホニャララ(←とりあえず4音節としておく)」と言う意味を日本語に訳すと「ホニャララの時にホニャララしてホニャララなものがホニャララだった(←28音節とします。)」くらいの違いがあるらしいです。

これは驚きですねーーー。

言葉の違いは意識というか心理の違いに何らかの関係があるでしょうから、そう考えると日本語というのがドゴン族の言語と比べると色々なことを細分化して規定している言語なのかもしれません。とはいえ、ドゴン族と日本の距離はあまりにも遠いので、すぐに、ここがこんな風に違うと言う風には言えないと思いますが、まあ、とにかく人類がどんどん細分化して何かを言いたくなっていったんだろう、という推測ぐらいはできます。

いやーーーー、すごいですねーーー。