日本と海外の文化比較

生卵を食べるのは、ヘビと日本人だけである

という
言葉があることを知りました。

タコは食べる国が少ない印象がありましたが、まさか食べるのは日本人だけっていう食べ物があるとは思いませんでした!
すでに人間でもない、ヘビと同列にされてるし(笑)
なんかゲテモノ系ではない食材以外では結構新鮮な驚き。

Wikipediaの「卵かけご飯」の項目が異様に充実しているという噂は知っていたのですが、そういうわけだったのか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%B5%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%94%E9%A3%AF

文化的なものと、日本以外の国では生卵は危ないからそういう食習慣がないという事らしいですが。フランスにいたときに、卵かけご飯自分で作って食べたことがあるような気がするなあ。今から考えると、やばかったって事なのか。

ちなみに、バター醤油ご飯もおいしいですよねえ。あれなら外国の人は受け入れられるのだろうか。

という話をしていて、
じゃあ石焼きビビンパはどうなんだ?生卵をかけて混ぜるけど、、というのが出てきました。

オムレツだって中が半生なのあるよねえ。
フランスで食べたオムレツは半生じゃなくて火を通したふわふわなものだったようにも思うし、
親子丼やらおそばにウズラの卵やらはやり生がないと成立しないものがあると思いますが、
どうなんでしょうね。本当に日本だけなのかな。

 

 


「バカなおとなにならない脳」感想&メモ書き マンガと顔文字編

この本も養老孟司の本です。
よりみちパン!セという子供向けの教養本シリーズがあって、谷川俊太郎も関わっていて、しかも挿絵は売れ線の100%ORANGE/及川賢治が描いているという、本です。

http://www.rironsha.co.jp/special/series/main.html
とおもったら、ヤングアダルト新書で対象は中学生以上とのこと
「学校でも家庭でも学べない「いま」を生きていくためのたいせつな知恵のかずかずについて、刺激的な書き手たちが、中学生以上すべての人に向けて、読みやすくコンパクトなかたちで書き下ろします。」

子供が養老孟司に対して色々な素朴な疑問を投げかけて、それに答えるという体裁です。
私はとにかく言葉系のところに反応してしまうので、そのポイントを中心にメモ書き。
P111
日本人の脳の特徴を知りたいです。
日本人の脳はほかの国の人の脳と、どうちがうんですか?それに死ぬまでぜったいに外国人の脳になることはないのですか。それから、国による脳の違いを教えてください。
香織さん(15歳) 高一・山口県

まず第一に、日本人の脳で一番特徴があるのは、言葉に関連した部分です。
そして、日本語くらいヘンな言葉はないんですよ。どこがヘンかというと、漢字を音訓読みするところなの。音訓読みなんて、そんな字の読み方をするところは、世界中で、ほかにどこにもない。

中国語は、あたりまえですけど、音読みです。朝鮮語は漢字が入ってきたとき、全部音読みとして取り入れた。ところが、日本は漢字に送り仮名をつけて、訓読みにもする。つまり、漢字を日本語にしちゃったんです。みんな、ほとんど気づいていないけどね。
それから、「失読」っていって、字が読めなくなる場合、漢字が読めなくなる人と、仮名が読めなくなる人が療法いるんです。しかも両方いっぺんによめなくはならない。そんなに大きく壊れると、意識自体が失われます。
リービ英雄との対談でもこの話が出てますが、 私が一番疑問だったのは、中国や朝鮮半島の人も漢字を使う。表意文字という漢字を使うけど、それは私たちはどうも漢字は絵として認識しているみたいだけど、中国や朝鮮半島の人もそうなのかどうか、ってところが知りたかったんですよ。でも、上記の話から行くと、そうではない、ということになりそうですよね。

それで、私は前々から日本の顔文字はすごい豊穣な文化だと思っていて、これは全然アルファベットの言語の人たちは全然かなわないんですね。顔文字の種類、表現の豊富さともども全然違うんです。なんでだろう、というのを思っていたんですが、日本語は2バイト文字ですからローマンアルファベットの人たちが使える文字数に比べたら、桁違いに多いので、使う文字の選択肢が多ければ、それだけ豊富な表現ができるだろう、ということは考えられるな、と思っていたんです。

参考リンク:多バイト文字とは 【multi-byte character】 ─ 意味・解説 : IT用語辞典 e-Words
http://e-words.jp/w/E5A49AE38390E382A4E38388E69687E5AD97.html

でも、それなら同じ漢字を使う中国や朝鮮半島でも豊富な顔文字文化が生まれていても全然おかしくはないはずですよね。でも、みたところそれほどでもないようです。あ、でも韓国は結構独自の顔文字文化があるようです。

参考リンク:韓国の顔文字
http://www.kijeon.ac.kr/kms/sms/imo.asp?key=%C3%E0%C7%CF/%B1%E2%B3%E4
これは、でも、主に携帯メールで使う顔文字のようです。日本のと同じスタイルがありますが、どっちの文化がどっちに流入したのかはちょっと良くわからないですが。(おそらく日本→韓国だろうけど、確証がないのでなんとも言えません)
http://www.kijeon.ac.kr/kms/sms/imo.asp?key=%BB%E7%B6%FB/%B0%ED%B9%E9
こっちのページをみると、ハングルで色々な造形を作っている。

私もこのたぐいのページは色々と探しましたが、中国語圏のものって見たことないです。
そういう意味で言うと、やはり日本と朝鮮半島&中国は違うということなのかもしれません。
中国にも朝鮮半島にも失読症は1種類しかないのでしょうか。

じつは、漢字を読むための場所と、仮名を読むための場所って、脳の中で違う場所にあるんです。
だいたい日本の漢字の読みというのは、一つの漢字に対して、いくつもいくつもあるわけでしょ。「重」を”「重」い(おもい)”とも読み、”「重」ねる(かさねる)”ともよむ。(中略) それに今度は「大」を続ければ”「重」大(じゅうだい)”、”「重複」(ちょうふく)”という読み方もある。(中略) そんな風に、日本語は、文字と音声を、簡単には結び付けられない言語なんです。

だからね、まず漢字のもっている意味を、先にとる、ってわけでしょ。これはね、日本でマンガがこれほど盛んなことと、あきらかに関係がある。どうしてかというと、マンガの絵は漢字なんです。ふき出しが、読みにあたります。しなわち、一つの意味を持った図形に対して、いろいろな音声をふることもできるわけだよね。(以後略)
そうなのよ!これがまさに私が知りたかったことなんです!
フランスにもバンド・デシネといって、フランス独特のマンガ文化があるし、ほかの国のマンガもいろいろ見てみたのですが、表現が全然違うんですよね。フランスのBDの展覧会に行ったときの事を書いたエントリがあります。マンガに詳しい大学の先生に、そのあと日仏のマンガの表現の違いは日本が表意文字を使っているからではないか、という質問をしたのですが、以下のような答えをいただいています。

「表音・表意文字文化とかでなく、絵というものについての概念の違いだと考えます。西欧では、ギリシア&ルネサンス以来、絵を視野の再現としか考えない。これに対して非西欧圏(日本ないし東アジアだけでない)では絵は平面上にセットされる記号です。後者では、絵は、文字やその他の表現伝達ツ-ルと容易に混じるのです。 詳細を書く余裕がないのですが、これは、今日グロ-バル化している西欧文明と、非西欧文明との対立の問題と繋がってます。」

ということで、これまた違う角度からの考え方がありますが、それでも養老孟司のマンガの絵の部分が漢字で、セリフがカナだというのはとてもすんなり納得できるような気がします。というのは、日本的なマンガの表現をしている国が、欧米以外のマンガで余りなかったような印象があったからです。あるいは、あっても、明らかに日本のマンガの影響を受けているな、というものです。ま、とはいえ、私は別にしらみつぶしに中国とか韓国のマンガを調べたことがあるわけではないので、うかつなことはいえないのですが。

とにかく、私が感じたことは日仏マンガの違いは「やはり文字と絵が渾然一体になっている。それに対して、フランスのマンガは絵とセリフ内の文字が明確に区別されている。お互いがお互いの領域を侵したりはそれほどしない。」ということです。あと、汗とかガーンとかそういうのも擬音語だけではなくて、擬態語もふんだんに絵と一緒になっているのが日本のマンガだと思いました。

顔文字についても、何かこの辺と関係があるのではないだろうか、と思うのです。
日本の顔文字ではギリシャ文字や数式の文字も大活躍します。
たとえば、こんなの「(・ω・*)」とか、こういうの「Σ(゜◇゜;)ガーン」とか、こんなの「(・∀・)」です。
それは、文字として見ているわけではなくて、造形をつくるパーツとして見ている。漢字がマンガの絵なら、漢字は造形を作るパーツとして見ることができます。だから、意味や読み方のわからないギリシャ文字などは、漢字と同じくくりで認識しているのかしら、などと思いました。

【関連記事】
「ニッポンを解剖する」の感想&メモ書き ーリービ英雄 前編ー [2006年05月05日(金)
http://blog.drecom.jp/hiroette/archive/1204

フランスのコミックのシンポジウムに行く [2003年08月03日(日)]
http://blog.drecom.jp/hiroette/archive/237



  

日本の良いところ

なんかとにかくここのところ、日本はおろか、東京からもろくに出ない生活をしているのですが、日本や東京のことを客観的に知る機会はぼちぼちあったりします。

この間も東京に旅行に来たフランス人と話していたのですが、日本の何に一番感動しているかと言うと日本の伝統文化だとかはたまたアニメやマンガだとか、そういうことよりも、いかに街の中がきちんとしているか、と言うことに感動するみたいです。

良く聞くのは電車が時間に遅れずに来る(←事故とかで結構遅れるときもありますけどね)、電車に乗ろうとする人がちゃんと列を作って順番を待っており、我先に乗ろうとする人たちがいない、とか。

それから、レストランに入ると店員さんたちの勤勉さにまた感動します。
例えば、誰かが見ているわけではないところでも、お客さんが帰って食べ終わったお皿をさっさっと手際よく片付ける。そして、その空いたテーブルを布巾で拭く。その一連の行動を一生懸命やっているんですね。テーブルもぴかぴかになるようにちゃんと拭く。

たとえば、この布巾でテーブルを拭くという動作はどうなるかというと、フランスだと働いている人は少しでも楽をしよう、と思って拭いているかもしれないし、誰も見ている人がいなければそれこそ適当にやってしまうわけですね。そういったところが全く見られないので感動しているのです。

とにかく安全については、色々と具体的に褒めちぎっているのを聞いて私も「なるほどなあ」と、また日本の安全がとても得がたいものであるという事を再確認するのです。例えば、携帯電話を売っているお店がそこここにたくさんある。店頭に最新モデルの携帯電話が並べてあります。驚くのはそれがチェーンなどで繋がれていないということだそうです。そんな風に並べたらフランスでは3分後には全部なくなっているよ、というわけです。

それから、道端に駐輪している自転車の列を見ても驚いています。マウンテンバイクとか折りたたみ自転車とか結構いい自転車が駐輪してあるんです。そういうのが盗まれずにそこにずっと置いてあるということが驚きなんですね。

物が豊かだからそうなるのでしょうか?
それもあるとは思うけど、それだけじゃない気もするなあ。
それとも、単一民族国家だからでしょうか(←これも細かく言うと違うけど、ちょっと今はおおまかにそう書いておきます。)。

というか、そのフランス人は特にきちんとした事が好きなタイプらしくて、きっとフランスでのそういった数々のいい加減なことに常々嫌気が指しているんだろうなあ、とも思いましたが(笑)。

どうして日本人がそんなに勤勉になってしまうんだろう、と思うけど
やっぱり漢字のせいかなあ、と思ったりする。
読み書きが満足にできるようになるためには、かなりの文字を覚えないといけないわけですよ。それで、漢字を覚える作業と言うのは天才技とかそういうのでどうにかなるものではなくて、やはり地道にコツコツと、という風に覚えていく人が大多数であるだろうと思う。

なんて事になると、じゃあ、中国人も同じくらい勤勉か、という事になるわけですが、それはよくわかりませんねえ。読み書きができなければ余り関係ないか。

それでも最近は凶悪な事件が起こったりして、日本の安全神話も崩れ始めているとも言われますから、こういったものは失わないように大切にしたいものですね。そういう素晴らしい国に生まれ育ち生きることができる、という素晴らしさを忘れないようにしたいものです。



世界ウルルン滞在記と料理の発想

私はなんだかんだ言って「世界ウルルン滞在記」が好きである。要するにどこか外国のもので、未知のライフスタイルを垣間見たり、外国の文化、風俗、生活、習慣などが出てくるテレビ番組が大好きなだけなんですが(単純)。世界の車窓からもいいんですが、うるるんは日本人がその異文化に触れて葛藤したりするのがまた面白いんです。

それで、今回のうるるんはフランスのノルマンディー地方に鶴見辰吾が行くというものでした。ノルマンディー地方って(行ったことないんだけど、、)、フランスの北の方で大西洋沿岸地域です。それで魚介類がたくさんとれて、ワカメとか海藻類も食べたりするらしい。で、クイズで「どんな風にワカメを食べるでしょう?」というのが出ていた。答えはなんとジャムにして食べるということでした!

いやー、想像を絶しますね(笑)。
とはいえ、外国人(と言っても私の身の回りの例はほとんどフランス人だけど)と料理したり、料理の話をするとこういうときって目からウロコっていう事が良くあります。

私たちはワカメはお味噌汁に入っていたり、酢の物だったり色々メニューはあるわけですけど、さすがにジャムにするものだという発想はないでしょう。外国人と料理の話をしているとこういう意外な料理方法が出てくるものだから面白い。

向こうは向こうでやはり自分の国の料理の素材の使い方などの思い込みがあるので、こちらの料理方法で目を丸くされることもある。

あるフランス人がいて、その人はすごいお豆腐にはまっていた。一回スパゲティをご馳走してくれたが、それは塩コショウの味付けで具はフランスの生ハムを厚く切ったもの(ベーコンみたいな感じ)と、さいの目切りにしたお豆腐でした。なるほどなー、と思った。世の中にはたらこスパゲティとか和風のものがあるのだから、お豆腐がスパゲティに入っていても別に違和感はないだろうけど、今までやってみようとした事はなかったなあ、と思ってちょっと発見でした。

それから、またある日、彼女は豆腐入りのグラタンを作って食べていた。具にさいの目切りのお豆腐入り。そうかー、グラタンにお豆腐かー、とまた感心してしまいました。それで、ちょっとちゃんと説明を聞いていなかったんだけどこのベシャメルソース(ホワイトソースのこと)に豆乳を使ってみようと思うんだけど、きっとうまく行くと思うわ、などとも言っていた。

なぜ豆腐がお気に入りなのかと言うと、どうもたんぱく質を摂取するのに脂肪分が少ない食材だ、というところらしい。なるほどねー。

豆腐談義は色々続き、要するにそうなってくると牛乳を使うところを豆乳にしてしまえばいい話なので、豆乳&豆腐キッシュとかもいいわね、という話になってきた。キッシュとはかなり私にとってはフランスの食べ物だなあ、というかなり強いイメージがあるのでそれに豆乳だの豆腐だのっていうのは全然思いつかなかった。それほど、お豆腐好きな彼女ですが、さすがに納豆は駄目だそうです。うーん、彼女は特に日本文化耽溺派ではないから、それは仕方がないかもしれない。耽溺派でも納豆はかなり壁が高いだろうし(笑)。

和食にかぶれるフランス人というのもいるのでしょうけど、そのフランス人は特にそういう事はないのでなおさら面白いというか、自分の文化への取り入れ方が面白かった。かぶれた場合は、とりあえず既存のレシピに忠実に一旦は作ろうとしますよね。そのあと、自己流にアレンジする場合はするかもしれないけど。

やはり、食べ物って習慣だから「絶対こういう料理には使わない」っていう固定概念があるんですよね。それを気持ちよく崩されるのでとても嬉しいのです。話が戻るけど、やっぱりワカメをジャムには使おうとは思わないですからね(笑)。とりあえず、そういう目からウロコの発見が料理の話をしているとたくさんあるので、いつも面白いなーと思っているのです。




日本人は宝の山の中に住んでいる

岡本編集長さんのエントリを読んで前から思っていたことがあったのでトラックバックいたします。

江戸城の再建計画、私もとても良いアイデアだと思います。外人さんそういうの大好きですよね。クリアが難しそうなのは高い建物を皇居内に作ることができるかって事でしょうか。私は常々思っていたんです。なんで外国人は東京に観光に来ると皇居に行きたがるのか。ガイドブックに載っているからか?だって別にがらんとしているだけで何もない特段面白そうなことは何もないところのように私には思えてしまうので。。行ったからといって必ずしも天皇に会えるわけじゃないし(笑)。それに比べたらロンドンのロンドン塔とかああいう博物館的になっているなら行ってみようというのは分かるのです。私も日本人ですが江戸城ができたら行ってみたいです。そして特に私があの界隈で好きなのは江戸時代の地名が残っていることです。半蔵門とか御成門とか祝田門とか虎ノ門とか、それから日本橋の方へくれば日本橋蠣殻町とか歴史を思い出させてくれそうな地名が残っているのがとても好きなので、江戸城ができればさらにその雰囲気が盛り上がること間違いなし!です。

それでこのエントリを読んで日本政府がビジット・ジャパン・キャンペーンをやっているというのを初めて知りましたのでどんなことをやっているのかちょっと見にいってみました。 具体的にどんなことをやっているんだろうと見てみましたらこのページにある程度情報がありました。

観光広報大使は木村佳乃さんだとか、JRグループが乗車券類の英語表記サービスを拡大だとかそういう事をやっているようです。

私は常々思うのですが、まあ、そういう立派な日本の文化について外国人が親しみやすくするのもとても大切だと思いますが、日本には日本人が気づいていない素晴らしいものが沢山あるので、そういうのにも親しめるようにしたら日本の面白さが外国にもっと伝わるんじゃないかと思っています。というのは日本に観光旅行なりワーキングホリデーなり仕事でやってきた外国人の友人知人の感想を聞いていてそう思うんですね。と言うことで、いままでこういう事について書いたエントリを最後に関連記事で少しリンクを貼っておきます。

日本の外食産業は素晴らしい

それで、せっかく日本まで高いお金を払ってまではるばる来て下さった以上日本の良さをできるだけ味わって帰ってもらう方がいいでしょう。それで旅行と言えば大切なのは食事です。おいしいものが食べられる、それだけで旅行先を選ぶ人も多いと思います。いつも思うのですが、日本の外食産業はとても素晴らしいと思います。安いものから高いものまで。和風から洋風からエスニックから創作料理まで何でもあります。でも、(仮に)個人旅行で来た外国人が滞在中に私たちが普通に食べている外食を楽しめるかと言うと、やはり言葉の壁が高くあまり享受はできていないんじゃないかと思います。

あるニュージーランド人(出稼ぎ組?)が地元の居酒屋みたいなところがあるので行ってみようと思ってお店に入ると、言葉が通じないのでお店の人からめんどくさがられるようで入店をいつも断られる、って言っていました(そのニュージーランド人は日本語はほとんどできない)。もったいないですよねえ。せっかく日本に憧れて来たのに、居酒屋の料理さえ楽しめないのは。

あとは、フランス人の友人とアメ横の近くを歩いていたら「Vous etes francais?(あなたはフランス人ですか?)」とフランス人の中高年の夫婦がその友人に話しかけてきました。どうも個人旅行中のご夫妻のようです。で、なんだろうと思ったら「マクドナルドはどこにありますか?」だって!かわいそうに!普通のお店は日本語しか書いていないので全然わからないのでマクドナルドに行くしかないのでしょうか。。私たちが立っている場所からすぐ見渡せばお好み焼きやさんとか、居酒屋さんとか、吉野家とかとにかく色々な選択肢があるのですが、文字が読めないのと言葉の壁があって結局その日の夕食はマクドナルドになってしまったんでしょう。

それから、フランス人の友達が観光で遊びにきて一緒に出かけた時に、夜に居酒屋に連れていきました。最近はそんなに高くないけどメニューや内装がもとても工夫が凝らされたチェーン店も多いですよね。私たちが行ったところは別に外人接待用などという大層なところではなくて、普通のそういった居酒屋さんの一つだったのですが、注文して出てくる料理の彩りのきれいさだとか、お皿のデザイン、そして和風、洋風がミックスしたような色々な料理が小皿で少しずつ出てきて少しずつ色々なものが楽しめるのにとても驚愕していました。で、結論は「日本は素晴らしい国だ!」と言うことに。彼等の日本への憧れはさらに高まって帰っていきました。でも、私がいなかったら彼等はその料理を食べることができなかったかも知れません。言葉の壁は高いです。

私たちがいつも仕事帰りや友達と何気なく行っている外食のお店ですが、本当に素晴らしいものなんですが、私たちはそれが日常なため特別にすごいとは思っていないんですね。そういう意味では私はいつも「日本人は宝の山の中に住んでいるが、それに気づいている人は少ない」と思っています。

ラーメンはいかがでしょう?

それで数ある日本の食べ物の中で外国の人にお手軽に楽しんでもらえそうだなあ、と思っているのがラーメンです。日本食として難易度が高くないし(難易度が高いの例えば、納豆、なめこおろし、ひじき、きんぴらごぼう、もずく、、、などでしょうか。)、さっぱりし過ぎてもいないし、チャーシューというお肉もそこそこのっているし、なかなか食べやすいんじゃないかなあと思うんです。それで、今は日本はラーメン文化は花盛りで色々なお店が腕を競ってラーメンの道を追求しています。これも立派な日本の文化でお能だとか歌舞伎だとかまで行かなくてもお手軽に楽しめるのではないかと思ったのです。

それで、外国人向けにラーメン紹介のウェブサイトなりガイドブックを作ったらどうかなあって思ったのです。何を載せるかと言うと、
(1)ラーメンとは何かという歴史的説明。
(2)札幌ラーメン、喜多方ラーメン、和歌山ラーメンなどご当地ラーメンの紹介とその特徴の説明。
(3)ラーメンの味の種類とその説明。しょうゆラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンなど
(4)ラーメンによく使われる材料の説明。チャーシュー、味つき玉子、ネギ、もやしなど
(5)ラーメン店での振る舞いの説明
 食券があるところは食券の買い方。替え玉の説明。などラーメン屋さんに入ってラーメンを食べられるまでにどうやればいいのか、その時必要な日本語も載せておきます。
(とはいえ、食券が買えればそんなに複雑な日本語を使う必要はなさそうですが。)
まあ、「カエダマオネガイシマス」とかでしょうか。
(6)ラーメン店のグルメガイド
説明とそこまで行くまでの分かりやすい地図を載せる。
ラーメン屋さんは必ずしも観光スポットの近くにあるわけではないので、外国人がわかるような地図を載せてあげるのが良いと思います。あるいは最初はお手軽に観光スポットから簡単にいかれるラーメン屋さんから紹介していくとか。秋葉原、皇居から行かれるラーメン店でもいいかも知れません。
(7)巻末にはもちろん日本語の対応表。
文字が読めなくてもそれを見れば「醤油らーめん」という形が書いてあれば「soja sauce ramen」なんだなとかってわかるようにしておきます。
これは私がたまたまフランスで誰かの家にたまたまあったゲーム雑誌をパラパラと見ていたら、フランスのテレビゲームも日本製がかなり浸透しているのですが、まだフランス語や英語化されていない日本語のままのゲームを遊ぶにあたって、画面に出てくる日本語表示がどういう意味かっていうのの対応表が載っていたのを見たことがあったんです。
「スタート」ってカタカナで書いてある横にstartっていう解説がしてあるんですね。なので文字が読めなくてもそういう対応表があればなんとか少しは分かるかなあ、って思ったんです。

と、こんな感じでも外国人観光客の誘致に役立つんじゃないかなあと思った次第です。

難易度が低い日本の料理

また、海外での日本料理というとまずテンプラ、スシ、ヤキトリだと思いますが、意外に受けが「いのがお好み焼きです。これを作ると結構喜ばれました。でも、パリでお好み焼き屋さんがあるかチて言ったらどうなんでしょう?おすし屋さんとかはかなり死ぬほどで来ているようですが、見かけないですが。お好み焼きは絶対いいんじゃないかなあと思うんです。難易度が低い料理の一つだと思います。味はさっぱりし過ぎていないので、「味がない」と言われたりしないだろうし、そこそこおなかにたまるし。とは言え、かつおぶしとか山芋とか紅ショウガとか手に入りにくい食材もありますが、メインは小麦粉と豚肉とかキャベツなのでやりやすいんじゃないかな?、と。それでチェーン店になって全欧州にお好み焼きチェーン店が展開したら素敵だろうなあと妄想していました。

どうなんでしょうか。アメリカの方へ行ったらそんなの当たり前なんでしょうか。行ったことないから分からないですけど。

身の回りのものでおいしいもの

知り合いのフランス人の若者が好んで行っているお店はペッパーランチというお店でした。ステーキとかが廉価に食べられるのでいいらしい。また知り合いのニュージーランド人がこよなく愛したのは大手チェーン店のカツ丼屋さんでした。その人はそれでダイエットになった言ってましたが。。。(肉の大きさはニュージーランドのステーキよりきっと小さいからなんでしょう(汗))
そういう意味では吉野屋をはじめとする色々な外食産業もきっと外国人にとっては楽しめるところじゃないかなあ、と思いました。もうちょっと何らかの形で彼等にとって敷居が低くなると良いのですけどね。
とは言え、日本のレストランはメニューに写真がついているのでかなり分かりやすいとは思うのです。とりあえず、外国人が日本の食べ物をもっと簡単にエンジョイできるような何かをするのがいいのではないかと思ったのです。

その他の日本の宝

あと、その他で私が日本にあるものですごいなあと思ったものはマッサージチェアです。あれが家電量販店のマッサージチェアコーナーに行くと並べてあって試せるようになっている。技術の粋を集めてマッサージを機械でするようになっていて、その多彩さ、繊細さは驚愕ものです。あとは、携帯ストラップ、食玩、様々な健康グッズ、、etc、etc。そしてですね!よくよく考えてみたら明太子スパゲッティなんてイタリア行っても絶対食べられないんですよ!つくづく日本は良い国だとまたしても思ってしまいました(笑)。

【関連記事】
秋葉原でデンマーク人、そして根付 [2005年03月08日(火)]

国立劇場で歌舞伎を見る [2003年10月09日(木)]

ロスト・イン・トランスレーションと東京の観光資源とその問題。 [2004年06月28日(月)]

ロスト・イン・トランスレーション [2004年05月22日(土)]



【この記事について書きました。】
2005.03.17
[週刊!岡本編集長] 江戸城再建計画
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