2002年06月

昨日の話の続き

昨日の話の続き
私は「陰陽師」を読んで晴明のライフスタイルに憧れ、もし将来注文建築で家を建てられるなら、絶対寝殿造りにしたい!と思う訳であります。って馬鹿じゃないの、あんた、と言われそうですが。(笑)
別にあんな広い屋敷を建てたいのではなくて、要するに何がしたいのかと言うと、寝殿造りは御簾があって、優美なデザインの柵がついた縁側のようなスペースがありますよね。
夕刻の頃、晴明はそこで七輪にきのこをあぶりながら、白徳利に入ったお酒をちびちびとやっている。すると、晴明の親友の源博雅が手土産にするめや干魚を携えてやってくる。晴明は喜び、源博雅を縁側にあげて月を眺めながらおいしい酒の肴で一献傾け、センスの良い会話で優雅な時を過ごす。と、この辺を是非やってみたいのですね。って、飲み助なんて思わないでくださいね。屋外で飲食することの心地良さをヨーロッパやアウトドアで知ったので、それとこのライフスタイルはじるところもあるなーと思います。

その後、色々情報をいただいたので転記します。
●愛知県岡崎市在住の友人より
マンガの陰明師は前から私もたいへん好きで今年の冬に京都旅行をしたときは、ミーハーにも晴明神社に寄りました。小さいところだけど、このブームで参拝客=収入がふえたのか建て増し工事してました。実は、うちの近所(愛知県岡崎市)にも晴明神社がありました。びっくり。めちゃめちゃちっちゃいけど。さらに、私が挙式した地元の六所神社には京都の晴明神社の娘さんが巫女さんとしているそうです。
●最近 京都を訪れた友人より
工事は来年に千年祭(生誕?没?)があるからみたいです。
●愛知県名古屋市在住の友人より
名古屋市千種区にも「清明山」という地名があって、阿部清明にちなんだ「清明神社」があります。場所は名古屋ドームのすぐ近く、ていったらわかりやすいかしら?あちこちにあるんですねえ、清明伝説。
●大阪府出身の友人より
最近はかなりの年配の人しか言わなくなったのですが、うちのほうではキツネうどんの事を「しのだ」といいます。うどん屋に入り、「ごめ~ん、しのだおくれ」、という感じです。
僕の実家から10分ほど自転車で行ったところに、信太山という昔山だった小さな丘があり、そのふもとに「葛の葉神社」というのがあって、子供の頃の遊び場でした。寂れた鬱蒼とした林の、気持ち悪い神社でしたが。信太の森には妖術を使う尻尾の分かれた白狐が住み、葛の葉神社は陰陽師と深く結びついた神社で、使いとして度々白狐を使っていたらしい。遣唐使、安倍仲麿の末裔と、葛の葉神社の狐との間に生まれたのが、 安倍晴明といわれてます。

翻訳されて欲しいマンガ

海外にも日本のマンガが色々翻訳されて、出回っているようです。フランスに行った時、本屋さんに立ち寄って漫画売り場を見たことありますが、結構な数の日本の漫画が翻訳されて並んでいました。私は国内の漫画で有名なのはだいたい読んだりしていますが、それでも、こんな漫画あったんだと言うような知らない漫画まで翻訳されている。しかし!まだまだ海外に紹介されていない素晴らしい日本の漫画が沢山あります!その一つが岡野玲子の「陰陽師」です。

夢枕莫の小説を漫画化したものですが、これが素晴らしい!漫画が余りにもヒットしたので映画化までされました。筋は平安時代の陰陽道の使い手である阿倍晴明が色々な物の怪を退治したりする話なのですが、それだけじゃ普通だけど、とにかく平安貴族の話なので、そのライフスタイルの雅びぶり、そして晴明のクールでニヒルさがとても美しい絵で描かれている。一度読めばその世界に魅了されてしまう事うけあいです。もしかしたら、もう翻訳されて海外にも出回っているのかもしれません。海外に住んでいる方は本屋さんで翻訳版を探してみてください。

KAMIKAZE

常々思っていること。9/11のNYの自爆テロ事件以来、何となく気づいたのだけど、外国のメディアでは自爆テロを「カミカゼ」と表現しているようだ。で、それは第二次世界大戦の日本軍の神風特攻隊からそういう意味で使われているんだな、ってことは分かるんですけど。本当の「カミカゼ」はなんだったか、ってことは完全に誤解されてますよね。カミカゼっていうのは元寇の時にどこからともなく嵐が来て(通常は、台風だったという説ですね。)、元の船を沈めてしまって、てっきり負けるかと思った戦に勝てた、って言うことで神の風。第二次世界大戦も、もはや敗戦は免れないかって言うときにその「神の風」を期待して、特攻隊の名前につけたって事ですよね。その辺を、ちゃんと理解して外国のメディアはこの言葉を使って欲しいなあ。

それとも、宗教が絡んだテロにはいい響きの言葉なのか。って言うか、カミカゼがgod's windsだって事知っている海外の人なんかいないのか。とにかく、これは、日本人としてはこのまま誤解されたままでは困る!と思ってるのですが、どうでしょう。

またまた情報&感想いただきました。
● 自爆テロを実行するのは、ムスリムの中でもパレスチナ人にほぼ限ったことで、 他のテロ組織は「自爆」といった行為はしないのです(もちろん例外と、予定外 に爆発して、というのはあるけど)。 それはやはり、イスラエルという存在意外に理由(原因)はなくて、なのにその 闘争に外国のメディアが宗教的な匂いをつけることに、僕はどうも納得がいかないというか、許せないのです。

「ユダヤとアラブの有史以来の血で血を洗う・・・」というのも作られた後づけの理屈なら、「アラーの意思による自爆テロ」というのも後づけの理屈なんだけどなあ。

で、欧米のメディアは、KAMIKAZEと本来のGOD'S WINDSの違いを知りつつ、 または本来の意味は知らないけどそれらが違うものと分かりながら、狂気なものとしてわざと使ってるのではないか、と思います。 狂気な群集心理としての代名詞の「カミカゼ」をわざと使う事で、「狂信」とい うムスリムの怖さを煽り立てているのではないかとさえ、勘ぐってしまうんですが。 そして作られたムスリムのイメージは、イスラエルの正当化や、いつ始まるかと 言われているアメリカのイラク攻撃への正当化の伏線のような・・・。 ユダヤ人オーナーのCNNが流している、露骨な対テロキャンペーンCMのように。

ワールドカップ、アメリカは?

ワールドカップ話。どうもサッカーワールドカップってアメリカの存在感がないよなー、っていうのは思っていたんですけど、それはアメリカ人がサッカーに特に興味がないから、とかではなくて(それもあるのかも知れないけど)、利権がないからって言う話を聞きました。だから、放映もされない、報道もされない、ってことらしいです。うーん、銭に結びつかなければそこまで無関心になれるものなのかしらね。アメリカ人で個人的にサッカーが好きな人はかわいそうですよねえ。メディアの人でも、誰か一人くらいは俺はサッカーが好きなんだから、サッカーについて記事を書くぞ!という人はいないのか。

いや、それよりも、結構健闘していて、もしかして1次リーグ突破できるかも!というアメリカ代表チームが一番浮かばれないのかも知れませんね。国をしょって勝ってもあんまり報道してもらえない。なんてかわいそうなアメリカ代表チーム・・・。

その後、感想いただきました。

● 僕もアメリカのサッカーは、実はFIFAランキング17位ぐらいでかなり強いのに、なんか実力よりもはるかになめられてるなあ、と思ってました。「アメリカと同じ予選リーグならラッキー」みたいに言われてたよね。あと、NZとAZも英連邦の国でラグビーは盛んなのにサッカーは全くマイナースポーツですよね。共通項が多いスポーツだけに、「お前なんでサッカーなんかやってんの?」と、現地のサッカー少年たちは、「ラグビーできないからサッカーやってるどんくさいやつ」的な扱いを受けてました。

●あと、銭に結びつくということでは、初期の日本人メジャーリーガーがあれほどすんなりメジャーに入れてもらえたのも、金に困って身売りが流行っているメジャー球団が、BSなどの莫大な放映権に動かされた、といわれてますよね。

日本対ロシア戦

今日は友達と食事する。久し振りにクレープを食べに表参道のLe Bretagneへ。 ここはお店の外に何個かテーブルがあるので迷わず外の席へ。今日みたいな気候の良い日に外でお食事しないなんて勿体無い!ヨーロッパに行ってから、屋外で食事する心地良さに味をしめてしまいました。しかし、気候の変化が激しい東京では今が一年の中でも数少ないいい季節。

これから、じめじめした梅雨が来て、それが終わったら灼熱の夏です。その後久し振りに恵比寿のとあるBritish Pubに行く。いつもはバンドがいて生演奏してるのですが、今日はそこにスクリーンが据えつけてあって、サッカーワールドカップの日本対ロシア戦を映し出していた。まあ、ちょっと離れた席に座って、スクリーンは時々横目でちらちら見ながら、友人と全然違う話題で議論。あ、稲本がゴールしたところは見ました。全く無関心ではいられないけど、試合に没頭するほど情熱はないという、実は単にミーハーなパターンですね。
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