2002年11月

木村さん支持!

と書いた後でこんな記事を読みました。
http://www.asahi.com/column/aic/Mon/d_drag/20021125.html


論調は一言で言えば、木村氏のやり方は良くない、というもので銀行が貸し渋り、貸しはがしをするのが銀行が生き残ろうとするときにやる事として当然の流れだ(いいかどうかはさておき)と言うことなんですけど。

うーん。こっちの人の方が言ってることが難しいので、よく分からない。

文中に「繰り延べ資産の適正化」とかっていう言葉が出てきて、この時点でもう気力が萎える。やはり普通の人を読者対象としていないのだろうか。

でも、やっぱり木村さんの言っていることの一部を取り上げてそれを解釈しているように過ぎないようにも見える。

ええ、私も見方偏ってますって。なんて言っても木村さん支持だからなあ。

で、この記事を書いているのは朝日新聞の論説委員の人。

どうなんだろうなあ。やっぱりどっちかというと木村さんの言い分の方がきっと一般人の支持を得られやすいんだろうと思いました。

このことはきっと私も無知もあるので、また何か自分で新しいことを理解したら記していくことにします。

木村さんのコラム

http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_kimura23

今、やっている竹中蔵相の金融再生プランを支えている木村剛のコラムである。
はっきり言って、小泉首相肝いりの竹中さんのプランがずるずると抵抗勢力の圧力で後退していくのを見ながら、マスコミが竹中さんのプランを叩きまくるのを見ながら、実はほとんどそのプランの内容は知らないんだけど、うー、いや、木村剛がバックいるからきっと竹中さんのプランはいいんだ。私は支持する!なんて思っていたのだ。

が、さすがにそれだとなんなので、木村さんが何をやろうとしているのか知りたいなあ、とは常々思っていた。(まともにそういう記事とか本とか読むと大変なので、そこまでは出来なかったのです。)

このコラムを改めて読んで、改革案がやろうとしていることがよく分かった。木村さんの考えていることや思いがリアルタイムで載っています。

結論は、
やっぱり私は竹中さん&木村さん支持です。

当初、私はこの改革案の内容は殆ど知らなかった。新聞も見出しくらいは見たかもしれないが何しろ金融用語は難しいもので印象には残らないんですよね。(田中耕一さんの記事とかは残るけど(笑))

で、そういう私が見聞きするのは駅のキオスクに貼ってある夕刊紙の見出しだったり、電車の中吊り広告だったりするのだけど、そうすると「竹中30社潰す」「51社リスト」「UFJ解体秒読み」などと、まあ当然の事ながら正しいかどうかはさておき挑発的なフレーズだったりするのが大半である。

私も上記のキーワードが跋扈しているので、竹中案とはつぶれそうな会社をピックアップして処置をするのかな、と言うイメージを持っていた。そして、さすが学者さんは論理的思考のみで解決策を出すものなんだな、とか思っていたわけである。

が、内容は全然違うんですね。

詳細は上記URLを読めば分かるので内容は書きませんが、ちゃんと読んでみれば非常に国民のためになる案だな、と言うのが分かる。で、この改革案を阻むものは現在の利権や権力を握っている人たちだけじゃなくて、一部の事を間違って誇張した報道を続けるマスコミでもあるんですね。

マスコミが正しく報道してさえいれば、私みたいなやっぱり金融は難しいよねえ、と言う人たちに届く言葉のフレーズも自ずと違ってくると思うんですよ。確かに竹中さんの案は正しい!とか、良い案だぞよ、と言っている記事(中吊り広告でも)は見かけた記憶がないなあ。

それで、なんでまたここまで竹中さん支持なのかと言うと、竹中さんというよりこの木村剛氏の支持なんです。私はこの人の名前を知ったのは去年あたりで、しかも株関連の本を読んでいた頃だった。最初は世の中ではこの人は株の神様みたいに思われているんだな、という印象でした。

でも、その後この人の発言なりプロフィールなりを読むにつれて、ああ、こういう人が本当に頭がいい人って言うんだよなあ。と思った。

頭がいいと言うのは東大を出ていれば頭がいいとか、とりあえずの尺度ってあると思うんですけど、そういうプロフィールの完璧さよりも、発言内容の的確さ、公平さ、というかまあ、金融業界に関係ない素人が世の中一般の普通の常識で読んでもなるほどなあ、という事を説明できるんですね。

頭が良すぎて自分がやっている難しいことを普通の人にわかりやすく説明を出来ない人ってたぶん沢山いると思うんだけど、モラルというか一般常識とかコミュニケーション力がない頭のいい人も沢山いるけど、木村さんはやっぱり本物に頭のいい人だって気がします。モラルとインテリジェンスのバランスの取れた本物の頭のいい人。

って言うことで勝手に私は木村さん支持なのです。

でもって、小泉さんも支持。

あんまり政策内容を知らずに支持してるかもしれないけど、この人達の今までの発言の断片の印象から得られる直感的な判断で支持なんだけど・・・
(でも、結構直感って大切だから、いいと思うんです・・・)

sheepとsheeps

このサイトのテキストは3カ国語とも最初は自分で起こすのだが、フランス語・英語のページはやはりネイティブの人から見ると怪しい箇所が多々あるので、適宜直してもらっている。

しかし、どちらかというとフランス人とのやりとりがいつも多いので、フランス語のページはかなり訂正されているが英語のページは殆どネイティブにチェックしてもらってないので、かなり怪しいまま晒している状態になっている。

先日、Webサイトを見た海外の人から英語の間違いの指摘をいただいた。
ひつじの絵が描いてあるページの英語のタイトルが「Sheeps」となっていたのだ。そうしたら、Sheepは単数でも複数でも同じ形なので、Sheepsではなく、Sheepです。と。(絵の中には3匹のひつじがいる。)

がーーーん。ショック。そんなことすっかり忘れてた!

そういえば、遠い昔に中学の頃にそんなような事を習った気もするけど、それ以来の人生でひつじの複数形は単数形と同じという知識を必要とした瞬間は一度たりとしてなかったような。(受験は!?)
きっと英語のネイティブスピーカーの人が見たらお笑いなページなんだろうなあ。いいんだ。伝われば。(とか自分に言い聞かせても・・・)

注:日記の英語版はこの限りではありません。(いつもありがとう!MINYさん!)

メーラーだえもんさんへの手紙

面白いサイトを見つけました。
「メーラーだえもんさんへの手紙」http://daemon.m-i.jp/

MAILER-DAEMONって知ってますか?
電子メールで存在しない宛先とか、メールアドレスの綴りを間違えて送ると、受け取ったメールサーバーが「そんなアドレスないからあなたのメールは送れないよん」ということを知らせるメールの差出人のメールアドレスによく使われているものです。MAILER-DAEMON@xxx.co.jpとかって事ですね。で、このメールはサーバーが自動的に返信するのですが、その仕組みを知らなくて"MAILER-DAEMON@xxx."あてに返信してしまう人が沢山いるらしいのです。で、その返信内容がとってもおかしいので、そのコメントを集めたサイトです。

どんなのかというと、
「英語読めないよ、日本語で送って」とか「あんた誰?」とか「i can't speakengrish」とかしまいには「ぶっ殺すぞ!」とか・・・を始めとして、インターネットの事をある程度知っている人ならなんておおぼけなんでしょ、っていう文の数々が掲載されているのです。返信してくる人たちは携帯メールの人が多いそう。確かに、携帯メールの人たちでパソコンを持っていなくて、そういうことを知らない人は沢山いるのかもしれません。

しかし、これを見てはたと、「こんな返信をしちゃう人もいるんだな!おもしろ~い」っていう感想で終わっていいのか、と考えた。というのは、これだけ電子メールユーザーが普及しているのに、サーバーからのメッセージは相変わらず技術者向けの表現から変わっていないのです。それに反してWebサイトなどは、ブラウザも見る人が便利なように進化し、Webサイトを作る人も見る人が見やすいようにと言うことに日夜心を砕いている。でもメールのエラーメッセージは相変わらず「Returned mail: User unknown」や「failure notice」なのです。

はっきり言って今は小学生でも携帯を持っている。高校生はまあいいとしても、中学生でも真面目に勉強している子でも全文英語のメールが来たら理解するのは難しいでしょう。自分は日本語でしかメールを書いた事がないのに知らない人から英語のメールが来たら面食らってしまうかもしれない。こういう場合は仕組みとしてユーザーに対する配慮って言うのは全くないですよね。

しかも、パソコンのメーラーで見たら文面がだいぶ見えるけど、携帯だと本当に文面の最初の最初くらいしか見えない。一体何!?って事になりますよね。しかも、メールが送れなかったと言うことを理解できなければ、送信した人はずーっと届いているものと信じているかもしれないのです。「あー、○○ちゃんなんで返事くれないんだろう」とか思って悲しんでいるかもしれない。

と言う感想をIT技術者の同僚に言ったら「じゃあ、外国から来たメールにはどうすんのよ」と言われてしまった。確かにそうだ。電子メールには国境がない。まあ、そういう場合は日本語と英語の2カ国語で書くしかないかなあ。

ちなみに私は最初このメールを受け取ったときは「メーラーデーモン」って怖い名前からメールが来たなあ、って思いました。「メーラーだえもんからの手紙」と言うよりは「メーラー悪魔からの手紙」って感じでした。しかも、文面にはfatal errorとかpermanentとかびびる単語が並んでいて、コンピューターを仕事で使い始めたばかりだったので、なれないパソコンで重大なミスをしちゃってたらどうしよう!と焦ったものです。

でもたぶん、これをメールサーバー側は変えるつもりはないんだろうし、人々はあの読めないメールが来たらメールは送れてなかったんだ、って何回かやった後に経験でなんとなく理解していくんでしょうね。メーラーだえもんは「おれは親切に言うつもりはないから、そっちでおれの気持ちを汲み取ってね」ってことなんですね。。。。

ところで、こう書いていたのですが、私が受け取ったエラーメッセージは日本語で書かれていました。dionはさすがに日本語のエラーメッセージしてるんですね。日本の大手プロバイダーなら当然これくらいの事はしているんでしょうね。

From: Mail Administrator <Postmaster@xxx.ne.jp>
Date: Thu, 14 Nov 2002 17:41:20 +0900
To: xxx@xxx.ne.jp
Subject: Mail System Error - Returned Mail
次のあて先へのメッセージはエラーのため送信できませんでした。
送信先メールアドレスが見つからないか、
送信先メールサーバの事由により送信できませんでした。
メールアドレスをご確認の上、再送信してください。
Each of the following recipients was rejected by a remote mail server.
Recipient: <xxxx@d4.dion.ne.jp>
Reason: <xxxx@d4.dion.ne.jp>... User unknown

●2002/11/20 Hさんよりこんなご指摘をいただきました。なるほど!情報ありがとうございました。
めーらーだえもん。
スペルに違和感を覚えていた僕、褒めてあげよう!
DAEMON   ギリシャ神話。守護神とか精霊 
DEMON    悪魔(聖書に出てくる)
へ~、知らなかった。でも、元は同じものなんじゃないかな。
ある宗教で他での神様が悪者にされることは良くあること。
とりあえずDAEMONは良いのも悪いのもいて、中立的な言葉。DEMON
はネガティブにしか使われないようだ。
デーモン小暮もオフィシャルにはDEMONらしいよ。

●2002/11/21 同僚のNさんよりの情報
でもデーモンは実は、かわいいのです。^^;
http://www.jp.freebsd.org/www.FreeBSD.org/

ほんとうだ!なんかかわいいキャラになってる!

オペラのサイト

しつこく、オペラネタ。

つくづくインターネットはすばらしいと感じる。今では、世界で催されているオペラの演目とスケジュール、指揮者、出演者などが検索できるサイトがあるのである。→http://operabase.com/

しかも、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語、ポルトガル語のページがあって、それぞれ誰かが英語版から訳しているよう。 opera-baseというだけあって、本当にすごいデータ量である。でも、どこが運営しているとかは見つけられなかったんだけど、おそらく非営利であろう。世の中には本当に親切な人がいるものである。広告めいたものも一切ないし、商業的なにおいも一切ない。
私は歌手や指揮者などまでは詳しく知らないのだけど、歌手名で検索とかも出来るので、そう言う事に詳しい人にはさらにこたえられないサイトなんだろう。

というわけで、お金がなくて全然オペラを見に行くあてのない私でも「キーロフ歌劇場」では今何やってるのかしら、などと見て、楽しめるというわけ。
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