2004年06月

相変わらず元気がないので、少々読書を。

La bruyere(ラ・ブリュイエール)のLes caracteres(レ・キャラクテール)を読み始めた。
と言っても、なんか本人のつぶやきみたいなのが色々な分野について書いてあるだけなので、どこから読んでも良い。「社会と対話(会話)について」とか「立憲君主制か共和制か」あるいは「流行について」とか割と雑多な感じ。だから、読み始めたというよりは正確には眺め始めたという感じ。

この本はその昔、ソルボンヌ大学の文明講座という外国人向けのフランス語コースを取ったときに授業でやらされたもの。センセもあんまり面白くなかったし、当時は「なにこれ!こんなのつまんない、やりたくない!」と思っていて、まあ、そのまま本棚にずーっと置いてあったのをたまたま取って読んでみたら、「うーん、割と楽しいかも」って感じだったのでちょっと読んでみます(=眺めてみます)。

そもそも、この本はなんなんだろうと思ってグーグルで調べてみました。
http://homepage1.nifty.com/yamahide/frameC/laburyuiele.htm
によると、
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ラ・ブリュイエール
1645.8.17-1696.5.10
〔モラリスト:フランス〕

上流社会を鋭く観察し、1688年
に発表した「人さまざま」で、
人間心理や当時の世相を鮮やか
に描き出した。

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だそうです。この「人さまざま」っていうのがLes caracteresなのですね。

モラリストってなんだ?

と思ってgoo辞典で調べてみました。

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(1)道徳的な人。真面目な人。道徳家。
(2)フランスで、一六~一八世紀にかけて、人間性と道徳に関する思索を随想風に書き記した一群の人々。すなわち、モンテーニュ・パスカル・ラ=ロシュフーコー・ラ=ブリュイエール・ボーブナルグら。
(3)(2)の伝統を受け継ぎ、人間観察と心理分析に重きをおく作家。ジード・カミュなど。
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なるほどー。(2)に該当するんですね。
そう言う人たちがいたとは知らなかった。


しかし、本文の内容を正しく理解しているとは言い難い。
ただ、うーん、なんとなく気になることが書いてあるみたいっていうのくらいは分かりますが。

とはいえ、個人的に最近マイブームなのは北欧なんですね。
前述のミヒャエル・エンデはドイツ人だけど、これも北欧とみなしてしまおう。
ムーミンの作家トーベ・ヤンソンはフィンランド人。
「ソフィーの世界」の作者ヨースタイン・ゴルデルはノルウェー、
私が好きなイラストレーター、カール・ラーションは
http://www.clg.se/e_paint.htm
はスウェーデンです。(→この人はどんな人かというと単なる画家ではなく、その絵の中で新しいライフスタイルを提案していった人で、ここから新しいデザインやスタイルが生まれたんだったと思います。)

印象としては、芸術・文化表現に哲学を上手に織り込ませられるのが北欧の人たちなのではないかと思いました。もしかして、昼も短く、暗くて寒い冬の間家に閉じ込められている間に家の中であれこれ考えているうちにそういう人たちが出来上がったのだろうかなどと思ったり。

北欧の人たち(ドイツも含む)は、哲学を政治や社会に活かすのが上手なのかな、と思いました。


というのは、北欧は福祉国家だと言ったり、少子化対策にしても色々意欲的な政策をとっていたり、年金もなかなかに考えられているよう。とはいえ、人間関係は希薄な感じで少子化は改善されたけど、その代わりシングル・マザーや離婚は盛りだくさんだったりするようだし、一概には言えませんが。

うーん、何を書きたかったのか段々分からなくなりましたが、要するに弱っているときは自分の心安らぐものに囲まれていたいって事でしょうかね。it1127さんが書いている「ぼくは、知識の過食症だったんだ」じゃないですが、なんとなくこういう事は心が安まるためにやっているように思います。


しかし、マイプロフィールはアクサン付きのアルファベットは入力できないようだ。HTMLのページなら日本語と混在で表示できるのに。ちょっと残念。

東京も観光地だね

最近銀座によく行ってたのですが外国人観光客が多くなりましたね。
団体も結構いるね。確かに個人旅行で東京はちょっとハードル高いと思う。日本人で東京在住じゃない人でも迷うところだから(そして、東京在住でも迷うところだ。東京と言うところは)

秋葉原にいる外国人人口密度がちょっと他エリアにも広がった感じ。
きっと素敵な街トーキョーって感じなんだろうな。

東京駅なんかでもながーいエスカレーターを見上げて
「すごいなー」って顔している外人の群れがいたりして、
何人か知らないけど「そうかー、君の住んでいる町にはこんなエスカレーターはきっとないんだね」という感じ。

いや、馬鹿にしてるんじゃなくて
そっかー、このエスカレーターって長かったんだーっていうのを
彼らのおかげで発見できたってところが嬉しいのかも。

そんな観光地に住んでいるのねー。私って。

天から降ってきても

ちょっとエネルギー不足が続いており、ブログもあまり書けない状態です。いつもなら次々と沸いてくる文章やアイデアを楽に受け止められるのですが、今はエネルギー不足で受け止められません。こういう状態に陥ると、ブログをがんがん書いている人ってすごいなーと思ったりする。

書けなくなると、書けない人がすごい、すごい、と言っていることがわかるというかなんと言うか。

なんら経済活動にならなかったとしても、ブログをすごい量書けるというのはやはりそれなりに文章を書くのが苦ではない人間の集まりなのだな、と思いました。

今はひとさまのブログにコメントを書くくらいの日々でございます。

こういう時は静かに過ごそう。

ミヒャエル・エンデ他著「オリーブの森で語り合う」 メモ書き

P39:十六世紀頃、ジョルダーノ・ブルーノやガリレオ・ガリレイやニュートンなどとともに始まった思考形態が、死んでしまったようなんだ。その種の思考は、単一の世界を引きさいて、客観的現実と主観的現実とにわけた。

P41:ソクラテスとともにはじまったヨーロッパの思考、いいかえれば、対話に基づいた弁証法的な思考といったものが、いまや今世紀において終わろうとしているんじゃないか。

P89:現代の文化のイメージは、全体として、あいかわらず保守的である。つまり文化はエリート専用なんだ。すべての人のためのものでは、決してない。

P96:「価値にかんして保守的」な人は、価値を守るために、構造を変えようとするが、逆に「構造に関して保守的」な人は、価値をまもると申し立ててはいるが、実際は価値をまさに破壊しようとしているということだ。

キムタケさんが年金生データを受け取ってきたそうです。

キムタケさんが年金生データを受け取ってきたそうです。

その模様はTV東京の17時のニュースで放映されるそうです。あーーん、この手の放送は私は全然時間的に見られない。残念です。

放送してくれるのがTV東京だけっていうのは、多いのか少ないのか。でも、一局でも放送してくれるところがあって良かった。

年金ネタとしては、従来の不満を噴出系のネタではなくて、「へぇー、そんなことをしている人もいるんだ!」っていう明るい要素のある話題なので、もし他のテレビ局も録画をしたのなら、年金関連の番組でこれからも折々流してもらえたらいいなーと思いますが。選挙戦にあまり絡まない年金ネタかもしれないから、選挙終わるまでは放送時間を取ってもらうのは難しいんでしょうかね。

でも、何しろ始めの一歩!

私は推移を見守っていきます。世の中が盛り上がっても、落ち着いても、時々忘れちゃったりしても、見守っていきます。しつこく見守っていきますよ。
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