2004年07月

ベトナム語に少しだけ親しむ

8月にベトナムに行くので、現地の知り合いの方にホテルを押さえてもらっている最中です。が、実際に知っているのはパリ在住のベトナム人の友だちとその妹。この二人とはフランス語でコミュニケーション可能。で、現地のこの友だちの妹さんが私のホテルを予約してくれているのですが、その方とは英語。で、現地の妹さんには私は会ったことないんです。ほんと、お会いしたことないのに、よくしてくださってます。本当に感謝。感謝。

しかも、ホテルの値段はいくらといくらがありますが、どうしますか?っていうので向こうが書いてきたのがベトナムのドンという通貨の単位なんですよ。それで、私はそれは日本円でいくらだ、というのを調べて返信してたんですが、どうもゼロを一つ間違えて(少なく)把握していたらしいんです。どうりでめちゃくちゃ安いと思った。

私の答えがあんまりにもオオボケだったため、パリの友人から突っ込み(というかフォロー・・・)が入った。

現地の妹さんのアドレスはベトナムの国のドメイン.vnですよ。すごいなー。
そこにフランスからフォローが入る。そして私は日本にいる。インターネットってすごいですね。

お仕事で世界を股に掛けていらっしゃる人はそれくらい普通だよ、って思うのかも知れませんが、私にはびっくり仰天です。

ホテルは最悪自力でも予約はできるのです。でも、パリの友だちの実家の近くのホテルにして貰うのと、フランスに今は住んでいる彼女の親戚も泊まってるホテルだというので、そこは予約をお任せしたのです。

それで、ようやく「地球の歩き方ベトナム」を買って読み始めたのですが、やはり私にとって大好きな国であるフランスと中国の影響を色濃く受けたベトナムってちょっと面白いです。言葉とか見ていても、あー広東語の発音と似てるーって言う感じのもいっぱいあるしね。ちょっとこれからベトナム語に親しんでみようと思います。

【関連記事】

2004年02月03日(火) フエの友達
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroette/43

今日心に響いた言葉

「鉄の戦慄」by 手塚治虫 より

「きみが苦しがってもがけば、もがくほど・・きみの頭脳は真理に近づくのだ」

そうだよ!そのとおり!
ほんとに、私はこのセリフに大賛成でございます。今年に入ってからこれの連続だよ。

まあ、別に真理を特に追求したいと思ってはいなかったのですが、結果的にそうせざるを得ない状況に追い込まれてましたので。

苦しまずに真理を知らずに生きていくのもありだと思います。まあ、その場合は違う種類の苦しみがあるのですが。どっちかというと、生産的な苦しみは前者の方だとは思います。

私の場合はそれでは人並みにに生きていけないため、こうせざるを得ませんでしたが。さすが手塚治虫。

こういう天才のクリエイターはどの辺まで知っているんだろうなーと最近は色々な作品を読みながら思います。たまたま出てきたアイデアが実は真実と繋がってたとかそういう境地なんでしょうかね。やはりすごいです。

アジアは四天王

なんだかんだ言って、今騒がれている韓国の俳優も四天王って言われますよね。香港も中国もそういう言い方しますね。日本の場合は御三家。日本はどちらかというと3でくくりたがる。

四天王ってことは仏教でいうところの東方の持国天(じこくてん)、南方の増長天(ぞうじようてん)、西方の広目天(こうもくてん)、北方の多聞天(たもんてん)ってことですよね?

このサイトを参考にさせていただきました。↓
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/7219/columns/2bb_tetsugaku/Shitennou_DonnaOu.html

日本の御三家はもちろん徳川の御三家から来ているので、これは日本限定の表現。日本ではあまり四天王は使わないよね。仏教思想より徳川幕府の方が好きなのかしら。

欧米はこういうくくりってするんだろうか。
3大スターとかって表現はありそうだけど。
あ、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラスで3大テノールっては言いますよね。ちょっとこちらの方が味気ないかな?

○○脱退力!?

ミズタマのチチさんもやっぱり同じこと思ってるみたいだったので、ちょっとこの話題を書きます。

というのは○○脱退力っていう言葉についてです。ナンバリング作業に参加したとき、厚労省から開示された4991枚の文書を全然意味がわからないなりにいろいろ見ていたわけです。それで、意味不明の数字の羅列がマトリックスのようだとか形容されたりしてたんですよね。

文書は内容的には大きく分けるとソースコードやデータっぽいものと言う事だと思うんですけど、データ部分にはタイトルなどが当然上の方に記されているんです。あと、日付とかね。

そうしたら、その中にこーーんな言葉があったんです。
「生存脱退力」「障害脱退力」「死亡脱退力」・・・
げげげっっなんだ、こりゃ!

脱退力!!・・・

意味不明だ・・・が第一印象。初めてそういう言葉を聞きました。言葉にこだわりのある自分としては、この言葉はちょっと素通りできない響きがあります。しかも!それが生存とか死亡とか障害とかなんかただならない単語と組み合わされて使われてるんですよ。ちょっと怖くないですか??

しかも、国民の年金を考えるいろいろなプロセスで使われてる単語でしょ。年金って言うジャンル的には福利厚生的なものに脱退!とかっていうのってちょっと似合わないというか、ちょっと過激っていうか、、まあ要するにしっくりこないんですね。

ナンバリングしている時にこの言葉を見つけて、みんなで「なんだろうねー、脱退力って、なんかこわい感じだねー」って言ってたんですよ。
この言葉はその後私の心の中にずーっと残っていました。

で、最近厚労省が書いた「厚生年金・国民年金 数理レポート」を読むことになって、この言葉の謎が解けたのです!
まず、総脱退力とは
「各年齢において被保険者が制度から脱退する確率のことであり、一年間一様に脱退者が発生するものとして、過去3年間平均で捉えた年度内脱退者数を年度平均被保険者数で割ることにより算定している。」
[厚生年金・国民年金 数理レポート 1999年財政再計算結果 P115]より

だそうです。

そして、死亡脱退力は
「各年齢において被保険者が死亡する確率のこと」[同上P116]

だそうです。

でもねー、上記の説明でもわかるように確率なんですよ。だから「脱退率」でもいいんじゃないの?って気もするんですけど。他のその辺の話題のボキャブラリーは「老齢年金失権率」とかって「率」を使ってるので、きっとこの脱退力には何か特別な思い入れがあって「力」になっているのかな、などと思ってみたりするのです。

あとは、発生力っていう言葉(同P121)もあるので、これも発生率と言ってもいいようなところで発生力って言ってるので、やっぱり何か特別な思い入れというか違いがあるのかもしれません。

で、ここにも書きましたが「脱退率」っていうと、ある現象の描写って感じがするんだけど「脱退力」とすると、いかにも人が異なる属性の間を行ったり来たりしている雰囲気が表現されているような気がして、絶妙な表現だと思いました。(例:生きてる→死ぬ、厚生年金→国民年金、2号→3号などの人の動き) 

ちなみに脱退力でググると厚労省のしか出てこないので、例えば保険業界の個人年金とかでも使う言葉なのかっていうと、そういうわけでもなくやはり厚労省のオリジナルワードなのでしょうかね。

ちなみに脱退すればお金は払わなくて済む、発生すれば払わなくちゃいけなくなるので、お金を払わなくていいことにスポットを当てているわけでもなさそう。

まあ、何がともあれ、考えれば考えるほど謎が深まる迫力のある響きの言葉であります。なんで、脱退力になったのか理由を聞いてみたいけど、意外とそこまで端が考えるほど深く考えずにそうなったっていうのもあるかもしれません。(私が絵を描いて、どうしてここにこれを描いたの?っていう質問をされても、実はあんまり深く考えてなかったっていうのが往々にしてあるので・・・。って、そういうのと一緒にしたらダメか。)


【関連記事】
2004年07月21日(水) 年金用語集
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroette/822

【2004/07/27 追記】
通りすがりさんより、情報頂きました。

-------
「脱退力」で検索したらこんなPDFを発見しました。
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/syllabus/syllabus2004/syllabus/suugaku/53-suu.pdf
保険用語だそうです。
--------
これは、日大の授業カリキュラムのシラバスですね。保険数学という授業の中に脱退力の文字が。とりあえず保険の範囲なのですね。ということで、少なくとも厚労省オリジナルワードではないことは判明。

山口さんの仮説では、もしかしたら英語やドイツ語の直訳では?という意見も。

追って、探索して行こうと思います。
みなさま、いつもありがとうございます。

【公的年金TF】厚生年金・国民年金数理レポート メモ書き

時間もないので、無謀ですがいきなり「厚生年金・国民年金数理レポート」に挑戦。年金用語集を追記しながら読んでいく予定です。やはり、私は無意識的に表が出てくると既に脳が拒否してしまいます。かなり前途多難です・・・。とりあえず、わからないながらも目を通そうと思います。


適正化
P51:厚生年金(報酬比例部分)の将来の年金額を5%を適正化するというのは、正確にいえば、厚生年金の算定式における給付乗率を経過的な世代に対する乗率も含めてすべて5%適正化することを意味する。
#やはり全然意味がわかりません。。。基礎的な本を先読んだほうがいいかも、、

P77:厚生年金本体と厚生年金基金の代行部分の財政の関係について
#なになに?これは、なにやらややこしそう。あまり根幹に関係ない枝葉のことなのかそうでないのかまだ不明。。。
しかも
「当面は賦課保険料よりも高い保険料が課されることになるが、将来は賦課保険料でも低い保険料で済むことになる」などという、ちょっといい響きの文章が。

P234:厚生年金の廃止・民営化
なんていう事が「平成9(1997)年12月に厚生省が提示した「5つの選択肢」において、E案として厚生年金の廃止・民営化が挙げられ、その中で二重負担の問題についての説明が行われている。」とのこと。

#思い切った案ですね。そんなことが既に提案されていたのですね。

二重負担について:厚生年金(2階部分)の廃止・民営化といったように段階保険料方式を積立方式に移行する際、移行後のある期間、そのときの現役世代が、自らの企業年金や個人年金に対して積立方式としての掛金を支払うことに加えて、別途何らかの形で、そのときの受給世代等の年金給付のための費用負担をも行わなければならなくなるといった類の問題である。


【わからないことば】
P61:ポートフォリオ理論
P61:有効フロンティア

【気に入った言葉】(←全然年金のことと関係ない趣味に走ったコーナー)

P210:有開閉区間--でも、有開・閉区間だったらかなりインスピレーションを刺激されるのですが、たぶん有・開閉・区間なのですね。でも、いい感じです。

P219:位相曲線--どんな曲線だろうと楽しみにしましたが、割と普通の曲線でした。

【感想】
全部読み終わってませんが。とりあえず。いろいろ考えて作るものなんだなー(そりゃそうなんでしょうが)ということに素朴に感動。これに専門家はバンバン突っ込みを入れるのですね。

全部とりあえず見ました(注:読みました、じゃない)。なんとなく雰囲気はわかりました。今日はそれでなくても眠くてあまり頭に入りませんでした。また続けてすこしずつ細かく読んでみようと思います。
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