2004年08月

だいぶ見逃したオリンピック

世の中はオリンピック一色ですが、本当に今回は日本勢の活躍はすごいですね。私はたまたま8/15-23までベトナムに旅行していたので、旅行前はヤワラちゃんの優勝シーンやインタビューを見ながら「この続きはベトナムで見られるんだなあ」とかぼんやり思っていたのですね。というのは、大昔の話だけど96年のアトランタ五輪の時はフランスにたまたま滞在していてオリンピックの番組とかを目にしていたのでそう思ったんですね。
オリンピックの放送も当然お国柄が表れるのでしょうけど、フランスの場合は日本ではほとんど放送されないフェンシングが延々と放送されていたのが印象的でした。きっと、フランスはフェンシングが盛んで強い選手も出ていたんでしょう。

と、思ってベトナムへ行った今回はそんな淡い期待は簡単に打ち砕かれました。あ、いえ別に旅行中なのでいろいろやることがあるので何がなんでもオリンピック見ないとっていうわけでもなかったのですが、ホテルに帰って適当にテレビつけたらやってるんだろうな、程度の期待だったのですが。見事に何にもやってませんでした。

なんか、誰もオリンピックなんてどこ吹く風って感じでしたねー。ふーん、そうなんだーって最初はちょっと驚いたけど、まあそれでも日々の色々な出来事に時間は過ぎてゆき私もオリンピックのことは徐々に忘れていきました。で、現地でいろいろ会っていた人たちにオリンピックをベトナムでは全然放送していないねえ、と言ったら「ニュースでやってるよ」と言われました。確かに、ニュースではおおまかな結果などは放送されていました。でも、それくらいなんだよねー。そうか、その程度の情熱なんですか。ベトナムでは。

まあ、送り込んでいる選手の人数がそんなに多くないのかもしれないと思って何人出ているかちょっと調べてみました。
http://www.athens2004.com/en/ParticipantsAthletes/newParticipants?discipline=&noc=VIE&name=
13人ほど出場しているようです。種目も水泳とかテコンドーとかカヌーとか割とさまざま。でも、メダルクラスまで行く人はもしかしたらそれほどいないのかも知れませんね。オリンピックの特番とかもないし。テレビをつけるといつもの通りドラマをやっていたり、歌番組をやっていたり、サッカーの試合(オリンピックとも関係なさそう。かといってベトナム国内リーグでもなさそう。イギリスのリーグかな?)をやっていたり、とてものんびりとしたものです。

それで、帰国して今朝テレビを見たら報道系は全局オリンピック一色ですね。この落差にちょっとびっくりしました。でも、それなりのメダルではビッグニュースが続いているから当然なのでしょうけど。でも、余りの一色さに「もしオリンピックがなかったら今の時期は何が報道されているんだろうね」とか家族で話したりしていました。まさかみんながオリンピックに気を取られている間に重要な法案が進んでいるってことはないでしょうね(すっかり疑心暗鬼モード)。いえ、今は国会はないのでそれはないですけど。

それで、今日は職場に行って「卓球の愛ちゃん、楽しみですよねえ」とか言ったら「はあ?何言ってるんですか??もう卓球は終わっちゃいましたよ!?」とか言われて、すごくショックでした。なんでもベスト16で敗退してしまったそうで。

とりあえず個人的にはテコンドーが見たかった。で、競技日程を見たらテコンドーはこれかららしいので、よかった。見逃さないですみました。岡本選手頑張って欲しいなーー。

要するに、オリンピックにたくさん選手を送り込んで放送権などもちゃんと取っている国はオリンピックに盛り上がっている。そうでない国はそれなりにって感じなんですねーー。ちょっと世界の成り立ちがわかったような気がしました。まあ、自国の選手が出ていればより感情移入ができるというか、ふだんのその選手の様子も海外の選手よりはよく知っているわけですしねえ。とりあえず、テロなどもなく無事に終わればいいなーと思います。

ムンクの「叫び」が盗まれちゃったらしい

ムンクの叫びが盗難にあってしまったらしいです。ノルウェー、オスロのムンク美術館にて。

「ムンクの「叫び」盗まれる 白昼、オスロの美術館から」
http://www.asahi.com/international/update/0822/012.html
↑アサヒドットコム

「ムンクの「叫び」強奪・美術館から武装2人組」
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3K2202N%2022082004&g=G1&d=20040822
↑NIKKEI NET

上の記事には書いていないのですが、どうも火災保険はかけてるんだけど、盗難保険はかけていないらしいです。(情報元:電車の中で誰かが読んでいた日経新聞の記事) で、それは別に手落ちとかってことじゃなくて、理由としては「かけがえのない絵なのでお金に換算することはできない」って事らしいです(資産管理担当者のコメント)。うーん、なんだか潔いというか、絵に対する誇りが並々ならないというか、なかなかこんなコメントを言える美術館の職員もいないかもしれませんね。

しかし、上記の記事を見ると1994年にも一回盗まれているらしい。無事に戻ってきたようですが。要するにこのレベルの絵になると盗まれ慣れているというか、盗まれてナンボ(と言ったら怒られるかもしれないけど)みたいな世界になってくるんでしょうねえ。モナリザとかフェルメールの絵とかクラスなのね。

って、のん気に書いてますが、今回は盗まれちゃってまだ見つかってないんですよ!大変だ。早く見つかるといいなあ。

ベトナムから帰ってきました。

ベトナムへ旅行に行ってました。
今朝成田に着いて、無事帰ってきました。

ベトナムといっても、ハノイもホーチミンなどの大都市はトランジットで通過しただけで、ほとんど中部のフエという田舎町にいました。

死ぬほど暑かったです。
しかし、それなのに全然やはり食欲は落ちず、嬉しいやら悲しいやら。ほんとに夏ばてと無縁な胃袋です。

地球の歩き方には生水とかローカルレストランでの生野菜はやめた方がいいよ、って書いてあったけど、結局なんだかんだ言って摂取していました。
一応何も感染とかせずに帰って来られたようです。鶏肉も食べちゃったし。(でも鶏には近づかなかったよ。)

帰りの機内で空港に着いた途端にベトナム人のお客さんたちがジャケットやらコートを着始めたのにびっくりしました。それはちょっとやりすぎでしょ!みたいな感じ。でも、降りたらすごい涼しくなってたのでベトナム人たちの行動はある意味正しかったのかも(笑)。でも、8月にコートはね(笑)。

確かに、あの人たちは私があっちでただ立ってるだけなのにだらだら汗をかきまくってたのに、文字通り涼しい顔をして働いている人も全然汗かいていないんだよねえ。何か体のつくりが違うのか。でも、パリ暮らしの長い私の友達は暑いって言ってたけど、やっぱりそんなに汗をかいていない感じだったなあ。
汗腺が何か違うのかしら。

おいおい旅行のことは書いていこうと思います。

更新ストップします

明日15日から23日まで更新ストップいたします。

コメントもいろいろいただいていて、お礼&お返事したいのですが、申し訳ありませんが23日以降になってしまいます。

暑い夏みなさんもくれぐれも体をご自愛くださいね。

【公的年金TF】年金の積立金と財政投融資について

財政投融資って何?

年金の本を読むと、必ずといっていいほど出てくる頻出単語がこの財政投融資です。今までは、イメージ的にはなんかあんまり良くないもの(すごいアバウトな表現・・・)、という感じでした。そして、年金の話になると不可欠なのがこの積立金というものです。年金制度そのものについてはまだいいとしても、積立金の運用の話になってくると私の理解もだんだん雲行きが怪しくなってきます。そうです、いわゆる投資とか金融系のボキャブラリーや考えがばんばん出てくるからです。かなりあやしいです。私の理解。

財政投融資の一番基本的な説明としては
「郵便貯金や国民年金・厚生年金など国の制度と信用で集められた資金(=財政投融資)を財源として、政府が公的機関や国の特別会計、地方自治体に供給する仕組みのことを財政投融資制度という。」
情報元:http://www.nomura.co.jp/terms/sa-gyo/zai_toyusiseid.html

で「2001年4月からスタートした財投改革により、特殊法人が資金調達をする際に、これまでの財政投融資に依存することができなくなり、財投機関債を発行するなどして、資金調達の必要性がでてきた。」

それで、「年金大改革(西沢和彦著)P97」によると
「従来積立金は財務省が運用していた。公的年金財政の収入と支出の差額は、財政融資資金特別会計(旧資金運用部)へ全額委託され、財政投融資の原資となっていた。住宅金融公庫や日本道路公団などの財政投融資機関や地方自治体に貸し付けられていたのである。」

ってところで、色々な特殊法人が破綻したりすごい赤字を出し続けているので、そこに財政投融資制度によって投資されている年金の資金はもうないんちゃうか、みたいな話で、マスコミが「年金破綻!」とかって書き立てる原因になっているのですね。

とりあえず、それはやめよう、という話になって2001年の財投改革っていうのがあるのですね。

そもそも財政投融資って何のために始めたんでしょうね。夕刊紙からは天下り官僚がいる特殊法人にお金を流すために始めたんちゃうか、と言われるでしょうけど。いくらなんでも、そんな理由で国会で法案を通してもらうことは難しいでしょう。何が表向き(?)の理由なのでしょう。

財政投融資の歴史

と思って財政投融資の歴史を調べてみました。
やはりこういう情報は本家財務省にありました。
http://www.mof.go.jp/zaito/zaito2002/za02-04.html
財政投融資の歴史自体は明治時代までさかのぼるそうです。その後、戦争があったり、高度経済成長があったりしてその時代時代で少しずつ形を変えて今に至るようです。

そして、財政投融資についての本家の説明
http://www.mof.go.jp/zaito/zaito2002.html
結構説明が色々書いてありますが、私には用語が知らないのがたくさんあって、ささささーーって読み流せるものじゃないのですが、要するに「市場メカニズムにはなじまない分野や、市場メカニズムだけでは望ましい資源配分を実現できない分野などにおいて、国防、警察、義務教育、社会資本整備などの財・サービスを国民に供給しています。」ということで、市場原理が働きにくい分野にお金を貸してあげて国の整備の向上に役立てようとしていますよ、ということらしいです。

で、道路とか住宅とかは市場原理が働きにくい分野ってことで、資金を貸していたわけですね。うーん、そうなのか。そうなの?国防、警察は確かに競争相手がいない分野だよね。

で、社会の流れとしては国のお金も市場で運用しよう、バランスシートとかポートフォリオを使おう。社会主義っぽいのはもう時代に合わないんだぜ、ってことなんでしょうか。

市場経済なんだぜってことですか?

それで、また年金の話に戻りますが、年金の収入源はみんなが毎月払っている保険料と積立金というものからできていて、この積立金のところを2001年まで上記の財政投融資で運用していたんですね。運用って事は貸したら増えて返ってくるっていうのを見越しているってことですが、はてさて。

「年金大改革 西沢和彦著P98」より
「従来の資金運用部への預託は、公的年金財政にとって実質的には日本国債への投資だったといえる。」

とも書いてあるんですが、、、なんで特殊法人に融資しているのに実質日本国債への投資なんですか?よくわかりません。

国債が出てくるととたんにわからなくなるんです

で、国債も年金の話には頻出単語なんですが、これもなかなか理解しずらいというか、国債が出てきた瞬間に私の頭の中はこんがらがってしまうんですよね。国債って国の借金ですよね。で、たとえば「郵便貯金のお金は国債で運用している」みたいな文章が出てきますよね。でも、郵貯のお金は国民が払っているお金だし、国債も結局は国民のお金でしょ?自分のお金を自分の借金で運用ってことですよね???ここで、いつも頭の中が「???」になってしまうんですが。銀行に自分のお金を預けて、銀行がそのお金をどっかの会社に貸してお金を多く取り立てて、その分を利子として自分にくれるっていうなら、お金が違う人に移動しているのでわかるんですけど、自分と自分のお金の移動で運用っていうのはなんかよくわからないですよ。

で、結局今日のところはこの話はまとめきれないので、申し訳ありませんがドラフトとしてここまで載せておきます。

とりあえず、2001年以降はこの制度は変わって厚労省が自分で運用することになったそうです。またそれはそれで、色々なことがあるようですが。引き続き本を読んで行こうと思います。
プロフィール

drecom_hiroette

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ