2005年03月

お金の単位をhappyにしてみたら

TalkingNightに行ってきました

まあ、とりあえず、こんな会に去年から参加してまして、最初は難しいことを考えたり話したりしている人たちの話を聞いているのがとても楽しかったと言う単に観客だっただけだったのですが、今年に入ってからはちょっと自分もそれに関係するようなことに巻き込まれたり考え始めたりするようになりまして、とりあえず最近は「お金とはなんぞや」というのを考えていました。

そこに参加しているさかまたさんが去年から提唱している信頼通貨というのがあって、上記の集まりでは何度かプレゼンをして下さってて内容的にだいぶ理解してきてたんですが、とにかく今のお金とはちょっと違う秩序での新しい通貨というのを考えていたんですよね。

お金の秩序について

で、木村剛の「おカネの発想法」を読み読み考えていたのですが、お金と言うのはものを交換する上での非常に画期的で革命的な発明なんですね。それからお金というのは色々な技術が発明されて、貯蓄だとか、利子だとか、果ては株式だとかって発展してきて昨今のTOBだなんだ、ってところまで来てるのですが(ええ、私はTOBの内容とか意義とかは全然わかっていませんとも!)、とにかくおおもとはものとものとの交換をスムーズにするツールと言うかメディア(媒介物)なんですよね。

それがいつのまにかそのメディアを沢山持つ人が力のある人で、持っていない人は生活が成り立たないという秩序になったわけですが。

この秩序は何が困るかと言うと芸術には余り適用できないんですね。まあ、あと芸術に関わらずお金では換算できないことが世の中には沢山ある。たとえば、お金は沢山持っているけど人をだますことばかり考えている人と心根は優しいがお金を持っていない人がいたら、一般的に世の中で力を持つのは前者ですね。それで、挙げ句の果てにはお金って言うのは人の心をゆがめる悪いものなんだよっていう思想ができたりして清貧が素晴らしいと思ってそういう生活を選ぶ人もいる。

また、色々なお金の技術が発達したおかげでものとものとの交換のためのメディアというのを離れてお金自体が価値を持ち、その結果マネーゲームのような事が起こり、そのゲームをするのに長けている人がお金を沢山持ち、世の中で力を持つということに今ではなっているのですが、本来のお金と言うのはもの(やサービス)の価値を表現するものだという本来のところでもう一度考えられないかなと思ったんですね。

対価をhappyに換算してみたら

そこで、ちょっと違う秩序を考えてみました。お金の単位は日本では円ですが、これをhappyとして考えてみようと言うことです。どういう事かと言うと最近お金のメリットとデメリットを考えていて、金の亡者って場合はお金が悪い方向に使われている。おいしいレストランの料理や素晴らしい工芸品にお金を払うって場合は良い方向に使われている。それでそれを得ることによってどのくらい自分が幸せになったかという度合いを分かりやすくするためにhappyというのはどうだろうか、と。 この曲をダウンロードしてこんないい気分になってこれだけ幸せになったという意味でhappyを使うのです。

そうすれば、例えばより良い品をより安くだとhappyが下がってしまうので、売るために値段を下げたりとか薄利多売という事から解放されます。また、同じ音楽をダウンロードしても満足した量でhappyを払うので(払うという表現は余り良くないかもしれない。これだけhappyになったという意思表示ってところかしら。)、良いものだったら良ければ良いほどhappyの値段が上がるのです。

この考えを発展させていけば、実はもしかしたらホリエモンの言う通りに「世の中金(信頼通貨)で手に入らないものはない」という事も可能かもしれないのです。この考え方を使えば、例えば従来のお金に換算できないものも評価することができると思うんです。

例えば、営業マンでも同じものをたくさん売る人と、売る数は劣るけどお客さまに対して非常に満足度が高いやり取りをする事ができる人がいたとします。この場合、従来の秩序では数を売った営業マンの方が評価されます。ものの値段がどういう売り方をしても同じだからです。ただしhappyを導入すると、たとえば数を多く売るけどちょっとビジネスライクで対応がいやだったなあとお客さんが思えばhappyの値が下がって300happy。数は少ないけどとても対応が良かった営業マンは600happyで売ることができたとします。そうすると、後者の方が売った数がたとえ2分の1でも、営業成績は同じになります。要するに人をどのくらいhappyにしたかという値なのですね。

そして、happyという意味が常についていれば、人はお金の意味を忘れるわけにはいきません。例えば、人をだまして50000happyを巻き上げた人がいたとしたら、自分は人を踏み台にして50000だけhappyになったのだというのが明白になります。それでいいやって人もいるかもしれませんが、良心の呵責に襲われる確率は普通のお金の時より高くなるんじゃないかなあとかって思ったり。

今の世の中はhappyと同じ属性を持つお金の使われ方と、マネーゲームのようにお金そのものから価値が生み出される使われ方と2通りしていると思います。この後者の方が発展すればするほど本来のお金の意味から離れていくのではないかなあ、と思うのですね。それはそれで人間の発展には良いのかもしれませんが、いかんせん芸術のようなものとは相反する秩序であります。そう、要するにこんな事を考え始めたのは芸術をやる人が金銭的に報われる秩序を作り出せないだろうか、っていうところからだったんですよね。あとは金銭的に豊かになることが文化的豊かさとか精神的豊かさに必ずしもリンクするわけではないので、その辺がもっとリンクする秩序があってもいいんじゃないだろうかということです。

地域通貨とか

とは言え、似たような考え方というかもっと発展した考えを作って何かをしようとしている人は既に沢山います。地域通貨なんていうのもたぶんそういうものの一つなのでしょう。ネット上では色々な試みが始まっているようです。


最初はネットから?

と言うわけで、実社会でこれを適用するには色々とまだ非現実的なことがあるのですが、ネットの社会では試験的に何かできるような環境があるようです。と言うことで、最近はそんなことに興味を持ったりしているのですが。

とりあえず、人をhappyにすればするほどフィードバックがある。それは現在の現実社会でもある程度そうですが、そうでない事も沢山あります(必要悪っていう言い方をするかもしれませんが)。なのでもっとお金に換算できない人(や世界)をhappyにしたものをもっとはっきり評価する、また現在の現実社会での実際にhappyにしてフィードバックされているものについてもっと評価を強化するための何かができないかなあと思っているのですね。

課題

とは言え、まだまだ夢物語の域は出ないのであります。たとえばコストの問題はどうするんだ、とか。例えば車の値段なんかをこのhappyで考えることにしたらなかなか大変です。一台の車を作るのに使った部品とかその部品を考えた人の労力とか時間とかがあるので、それをいちいちhappyで考えるということになるとまだ私にはどうしていいか分からないのであります。

ま、最初はシンプルなシステムからはじめれば良いと思いますが。この話題については具体的な場所もなくはないので、おいおい考えていきたいと思います。

携帯壊れた

携帯がとうとうお亡くなりになってしまった。
そして、電話は今日やってくる。順調に行けば今日から使えるようになる予定。
これって恐ろしいタイミングだよね。。。

携帯は今時めずらしい写真が撮れない昔のものだった。
でも、もう慌てて買いに行かなくてはいけない。

なんとなく数日前に携帯やさんで物色していたのだけど、それを予知していたのかしら。

しかしネットはブロードバンドじゃなくてAirHでしのいでいる状態。
これで携帯もなくなったら本当に大変だ。

で、実はプリンターもとうとう壊れてしまった。
ほかのパソコンも色々不安定だし、全てを安定稼働させるまでまだまだかかりそう。。。

全く何なんだろうなあ、と思う。

壊れても壊れてももう仕方がないからめげずに対処しますけどね。

と言うわけで、携帯は使えませんので、
連絡を取りたい方はPCのメールまでよろしくお願いします。

ビジョナリー

今日の日経の「新風シリコンバレー」というところの記事に載ってた言葉。 ビジョナリーと言う言葉を知った。「技術革新の先行きとそれが及ぼす影響を見通す特殊な能力を持つ天才」と定義されていました。ヤフーを創業したジェリー・ヤン、デイビッド・ファイロ、グーグルの共同創業者セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジなどがそれに当たるんだそう。

反対にヒューレットパッカードのCEOだっスカーリー・フィオリーナはCEOとしては優れていたがビジョナリーではなかったと言うことだそうです。

CEOの究極目標が「株主価値の増大」ならビジョナリーの目的は「よりよい社会の実現」といったところだそうです。

そして、このコラムは最後に「株主が喜びさえすればいい」と公言する人は少なくとも日本のベンチャー界を代表するビジョナリーでないことは確かだ、みたいな感じでくくられてますが(笑)。

この言葉初めて聞きました。なんとなくホリエモンさんに対する違和感というのがこういう所にあるのかなあ、って思ったんですね。それから、別に技術革新だけじゃなくこの概念を使ってもいいよなあって思ったんですね。

別に天才じゃなくてもなんかのプロジェクトを進めるにはそういう大きな見方がないと、細かいところに気を取られたり、プロジェクト内の人間関係でもめてプロジェクト自体がレ挫したりとかありそうなので、こういうぶれない軸みたいのを持っている人がいればいいなあって事ですよね。

今回のライブドアとフジテレビとの色々なことも、フジテレビのやってることもなんだかなあって思ってしまうけど、かといってライブドアのやっていることはすごいし、誰でもできることではないんだけど、でもなんとなくワクワク感がないような気がしてしまうんですね。私が好きな経営者のタイプはワクワクさせる何か感情とか心情に訴えるところがある人だと思った。経営とかっていうのは利益を上げなければいけないわけで、もちろん夢物語じゃないのだからすごくシビアで大変でエネルギーがいることなのだろうけど、そこに「これが実現したらよい社会になるのかも」っていう期待を寄せることができるっていうのはこれは本当にすごい事だと思うんですね。

ホリエモンさんはとても優秀な方だと思うのできっと何でもできると思うので勝手に色々期待をさせていただくと、こんな要素がもっとあったらいいのになあって思いました。



  


秋葉原でデンマーク人、そして根付

秋葉原に所用があって行ったら、デンマーク人の知り合いにばったり会った。びっくり。2人のご同僚の方も一緒。国際会議かなんかでご来日らしい。それで、そのデンマーク人くんはご同僚の方を観光案内するために秋葉原に来ていたのでしょう。

まあ、ご同僚の方もいるし軽く挨拶をして別れようとしたら、そのデンマーク人たちがちょっと彼女(=私)に聞きたい事があるんだけど、というので「なんですか?」と言ったら一人は「おもちゃを買いたいんだけど、どこで買えますか?」とのこと。おもちゃってもしかしてフィギュアかなんかかしら?って思ったら単に息子さんにお土産を買いたいらしい。まあ、それだったらトイザラスかなんかに行けばいいのかな。もう一人は「ネツケを買えるところはどこですか?」だと。根付ですか!根付って好きだよねえ。外人のみなさん。

根付とは元来は「江戸時代より、印篭や煙草入れ矢立てなどを持ち歩く際は帯から吊して持ち歩いていたが、そのときに落としたり盗まれたりしないよう、留め具代わりに紐に留めつけたもの。様々な彫刻が施され、あらゆる角度からも鑑賞出来、角度によっては全く別の物に見える物も多い。モチーフや形状により様々な呼び名がある。」このページより引用させていただきました。

と言うことだそうですが、今は携帯ストラップとして使われていることが多いですよね。なんかお土産としても小さい割には凝ってるし、場所取らないからいいんでしょうか。去年の秋に旅行に来たフランス人の女の子もキティちゃんの携帯ストラップ(根付)にハマってしまって、それはご当地キティちゃん携帯ストラップみたいなのが沢山あったんだけど、全国のキティちゃんを買い占めてしまう位の勢いでした。

しかし、フランスの携帯電話にはストラップをつける穴と言うか引っ掛けるところがないのでつけることができず、「仕方ないからお財布にでもつけるわ。。。」と言っておりました。と言うことは、日本の携帯には最初から携帯ストラップをつけられるような仕様になっているとすれば、それはどうしてなんでしょう。っていうか、首からぶら下げたり、ベルトから吊るしたりしたい人のためにそういう所を作ったのかなと思いますが。

フランスの携帯電話会社さん、ぜひ携帯ストラップをつけられるようにしてあげて下さい。

と言うことで、次回私が海外に行く時はお土産は根付に決まりかな。ポケモンやトトロの根付とか宮崎駿作品の根付でもあればなおよろしい(笑)。








 


フランスからのチェーンメール?

フランス人の友人からチェーンメールらしきものが送られてきた。 きっと本人はこれが私のところに送られてるって知らないのだろうと思うけど。

内容はこれです。

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Toutes et Tous, Voila, j'ai choisi plus de 7 personnes que j'estimais capable de le REALISER. J'espere avoir fait le bon choix. Merci de me renvoyer ce mail (Vous verrez pourquoi). Pour information, Sainte Therese est connue comme la sainte des petits chemins. Cela signifie qu'elle faisait les petits gestes de la vie avec attention et avec beaucoup d'amour. Elle est aussi reconnue comme Saint Patron des horticulteurs et fleuristes.

Elle est representee par les roses. Que chaque destinataire de ce message soit beni. La priere de Therese ne peut pas etre supprimee.

PENSEZ a faire un voeu avant de lire le poeme. C'est tout ce qu'il y a a faire. Il n'y a pas de fichier joint. Envoyez simplement ce document a sept personnes et dites moi ce qui se passe le quatrieme jour. Ne l'interrompez pas, s'il vous plait. La priere est un des meilleurs dons gratuits dont on beneficie. Il n'y a pas de coût, mais une recompense certaine.

Suggestion : faites Copier/Coller plutot que Transferer pour proteger les adresses et eviter les virus. (Vous avez fait un voeu ?) Si vous ne faites pas de voeu, il ne se realisera pas. Derniere chance de faire un voeu !

Priere de Sainte Therese : Qu’aujourd’hui vous ayiez la paix interieure. Que vous puissiez faire confiance a votre puissance superieure de vous avoir place exactement la où vous devez etre. Que vous n’oubliiez pas les possibilites sans limite qui naissent de la foi. Que vous exploitiez les dons que vous avez recus, et fassiez suivre l’amour qui vous a ete donne... Que vous soyez serein de savoir que vous etes un enfant de Dieu... Laissez cette presence penetrer nos os, et donner a l’ame la liberte de chanter, danser, adorer et aimer. Elle est la pour chacun et chacune d’entre vous. Maintenant, envoyez ceci a 7 personnes dans les cinq minutes qui suivent et votre voeu se realisera. Et pensez a le retourner a l’expediteur...

Vous verrez pourquoi. ------------------

これが聖テレーズのご加護を謳っているところがなんともフランス風なのでしょうか? お願い事をして5分以内にこのメールを7人に送ったら(転送したら)、あなたの願い事がかないます、だそうです。

「聖テレーズに祈りましょう」なんて書いてあって、すごい聖書っぽいありがたそうな内容になっております。聖テレーズとは人気のある聖女の一人です。簡単ですが紹介でした。



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