2006年02月

命にお金を使う

ある人が話していたのだけど、自分の身の回りにメンタル系の悩みを持つ人たちがいる。独りはウツ系でもう一人はパニック障害だとのこと。その親御さんと知り合いなので、その子供たちをカウンセリングに連れて行ってみたら、とアドバイスしたそうなのだけど、お金がかかるし、、って言って当事者の方も親御さんもそれほど乗り気ではないそう。

ウツの方はかなり精神的に薬に依存してしまっていて、とにかく調子が悪くなったら薬を飲めばどうにかなるっ、って思ってなんとか頑張っているらしい。それで薬を飲みすぎて倒れちゃったりすることもあるらしい。うーん、それはそろそろ危ないのでは、、。

いやー、薬だけだと解決にはならないからさ、、、と思ってもやっぱり今ご本人が自分を保っていく唯一の方法であるとしたら、やはりそれはそれで必要なものなのだろうと思う。けど、いつかたぶんそれが成り立たないときが来るのは必至なので、どうにかしたらいいのになあ、と思う。

けど、私もどうにもならなくなった時点までは本気で手を打たなかったので、仕方がないかな、とも思う。そういうのは本人が危機感を持たないとやらないからさ。向き不向きもあるし。私は薬の類ではどうしようもないトラブルばっかりだったから、こんなことを言っているのかもしれないし。

民間療法というのは基本的に保険がきかない。お金がかかるのである。最近はカイロプラクティックや整体などは場所によっては保険がきくようになったそうだ。しかし、余り普及していない色々な方法を試そうとしたら、もちろんそれ以上は保険なんかきかないエリアになってくる。

内心私は「保険がきく範囲で病気が治せるうちは幸せだよね」と思っていた。だから、病院行ってどうにかなるなら、まだ幸せだと。しかし、病院へ行って済ますか、他の方法を試すかっていうグレーゾーン(どっちでもいい場合)の場合はやはり金銭的にお金がかからない方がいいに決まっている。そしてお金のかからない病院を選んで、なかなか根本的な解決に至らない場合もあるだろうと思う。

しかし、もうお金のことなんて言っていられないくらいになれば、やはりできる範囲でお金を使わないといけない世界に入ってくる。

なんて事を思っていたら「命にお金を使っているんだからいいんだよ」というフレーズを聞いた。私はそれを聞いた瞬間、涙が出そうになった。まさに、そうだなあ、って思ったんですね。

人はそれぞれ悩む症状はさまざまだと思いますが、どうか「命のためにお金を使うことはケチらないでください」と切に思います。

ユダヤ教徒には当然ながらバレンタインデーはない

友人がイスラエル人が遊びに来たから、と言って何かお食事をするというので呼ばれて行ってきました。なんか色々な話ができてとても面白かった。

その人はユダヤ人でした。一応「あなたの母国語はなんなの?」って聞いたらやっぱりヘブライ語でした!ってその人は英語でペラペラしゃべってるので、もしかしたら母国語は英語なのかも、、、っていう風にも思ったんですが。

色々な話をしたんですが、私はイスラエルについてはそれほど知識がない。というか、大抵の日本人がそうだと思いますが。。。イスラエルと言えば、時々聞こえてくるパレスチナとのトラブルの話だとか、自爆テロだとか、そういう血なまぐさいニュース以外は余りないので、すごい危険なところで頑張って生きているのだろうと言う程度のイメージしかないですよね。

それで、ユダヤ人にとっての宗教はユダヤ教です。キリスト教徒同じで、聖書を読みます。大きな違いは旧約聖書だということです。だから当然ですが、キリストも聖母マリアもいません。

そうすると、どうなるでしょう?
はい、クリスマスがありません。
なんていうか、クリスマスって日本ではすっかり定着していて、どちらかと言うとカップルのイベントという事になっています。それで、恋人がいない人が強がって「俺は仏教徒だからクリスマスなんぞ関係ないんだ」などと負け犬の遠吠えをしたりします(笑)。でも、ユダヤ人は全く負け犬とか強がりではなくナチュラルに「私はユダヤ教徒なのでクリスマスは関係ありません」って言っちゃうわけですね(笑)。

念のため聞いてみましたが、バレンタインデー、イースター(復活祭)などなどキリスト教でおなじみのものはユダヤ教徒は当然ながらやらないそうです。当たり前と言えば当たり前なんですが。と言うことでユダヤ教徒にはバレンタインデーはありませんから!

なんというか、日本は宗教に関してかなり適当なのでこの辺のことがひどくあやふやに思えてしまうんである。自分たちはキリスト教のお祭りとか色々とやってるし(本来の意味とかは全く誰も知らないわけですが。。)、もしかしてユダヤ人も気にしないでやってるのかも、などという風に思ってしまったりするわけですが。いやいや、そんな事はやっぱりないみたいです。

その代わりユダヤ教のいろいろな祭りがあって、新年のお祭りは通常のカレンダーでの10月くらいにやるのだ、と言っていました。一週間ぐらい続くらしいです。名前は聞いたけど覚えられないような発音だったので忘れました。 参考リンク:「ユダヤの祝祭日」 「ユダヤの祭り

まあ、そういうわけでどうも我々とはかなり違う休日で動いているようです。

それで、私はまたしつこく尋ねてしまいました。
「しかし、そうするとなんですか、念のため聞きますが、大晦日や元旦はやはり休みではないんですね?」
「はい、休みではないですよ。普通に働きます。」
そうですかー。
やはりそうだったのですかー。

なんていうか、やはり最近輸入されたハロウィーンとかそういうのはどうでもいいなーと思っていたし、クリスマスも結局お寿司食べて過ごしちゃったりとかしたりもするし。それでも、フランスなんかへ行くと結局クリスマス休暇とかっていって、結局向こうも年末年始はお休みを取っていたりするので、ユダヤ人もやはり取っているのでは?と思ったんですけど。

いやー、きっぱり年末年始は働いているんですねー。
なんか日本の風習に慣れた身からするとすごく不思議です。

いや休みは別の時期にあるので、別に彼らが休みなく働いているのではありません。

そして、最後にテルアビブにぜひ遊びに来てね!と言ってもらえました。そうか、そんなに簡単にいかれるものなのか。イスラエルとは。知らなかったなー。




突然マクロビオティック6--自然食原理主義?

マクロビオティックなるものを知っていろいろ試している今日この頃なわけですが。ただし、私は何かが目的で自然食にしようとしたというよりは、甘くない豆料理が食べたい、という気分になったからというのがある。あくまでも体の欲求を聞く方を優先する感じです。

しかし、自然食に関して言えばそういう事を実行している人はすでに世の中にたくさんいるわけで。私が書いているようなことは「今頃気づいたのか」とか「そんなことも知らなかったの??」というようなこともたくさんあるかもしれない。知識として自然食というのがあるとか知っていたけど、やってみたいと思った事はなかったし(なにしろ「我慢」がイメージにくっついているのでそんな気になれなかったんです。)、こんな味なんだ!って実感しなければわからないわけで。

それで、自然食のセミナーをしたことがある人と話していた。そうしたら、とにかく大切なのは「食」だけではなくて「食、気、運動」のバランスなんだよね、ということだった。気というのは「気の流れ」というのもあるが「気持ち」という意味がかなり入っていると思う。というのは、どういうことかというとセミナーが終わって後日、参加者のだんなさんと思われる人が「うちの妻はどんな新興宗教のセミナーに行ったんだ???」と誤解される事がいくらかあったらしいのである。

要するに何があったかというとセミナーに行って「ああ!なんて素晴らしい方法なのかしら!もうこれは絶対自然食を実践しなくては!」となった奥さんが家族の気持ちを無視して急激に自然食に切り替え、その結果家庭不和となるというようなケースだったらしい。もちろん良いことをしようという意欲はいいのですが、その結果家族の仲が悪くなっては結果的にその家族の健康の向上は望めなくなってしまう、ということらしい。なるほどなー、と思った。これが「気」には良くない状態ということなのですね。

最近はさかんに「子供に食育だ!」みたいなことで、食育というのがなんとなく流行り言葉のようになっているけど、「気」の部分についてはどういう風に考えられているんだろうな、と思いました。

とりあえず農水省はこんな感じみたい。

ということで、自然食原理主義も良くないんだね、ということでした。

私は何の原理主義かなあ、と思ったけど「体の声、心の声を聞く原理主義」かなと思いました。それが全然なってなかったので今痛い目に遭っているわけなので、今はそれを優先しているのです。原理主義の弊害としては計画が一切立てられない、ということだった。しかし、最近やっとその辺の兼ね合いを少しは習得できてきたような気もします。まだまだ具合的にままならないことも多いのですが。そんな気がします。

【関連リンク】

突然マクロビオティック1---甘いものが苦手なので。。 [2006年01月31日(火)]
突然マクロビオティック2--本能で食べようと思った結果 [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック3--実は自然食はあまり好きじゃなかった [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック4--豆って意外と高いんだね [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック5--玄米っておいしいね! [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック6--自然食原理主義? [2006年02月01日(水)]

突然マクロビオティック5--玄米っておいしいね!

それで、豆の袋の裏を見ると「6時間から一晩水に浸してください」とか色々書いてあります。今回は白米と玄米(白米に混ぜて炊けるものを買ったので)と八穀米というのを混ぜて炊いてみました。八穀米というのはひえとかあわとかが色々混ざって入っている見た目は鳥の餌のようなものです。

マクロビオティックの料理本だと玄米の炊き方とかが載っていて、土鍋で弱火にして、どうしてこうして60分どうしてみたいな感じだったのだけど、炊飯器に「玄米」というメニューがあったのでそれを使ってみることにする。白米と白米と一緒に炊ける玄米なのにそのメニューでいいのか良くわからなかったし、全部混ぜてから八穀米の説明を見たら「一時間は水に浸してください」とかっていう文章を発見してしまったりした。「もう混ぜちゃったから遅いよ」と思ったが、別にうまく行かなくても元は食べ物なので食べられないものは出来上がらないだろう、と思いとりあえず炊いてみる。

出来上がったものは、なんとか芯が残っているものはない状態に炊けていました。少しやわらかかったかもしれないが。食べたらすごく味があって「あ、これはおかずがいらないや」と思うほどでした。よく昔の農民がお米は食べられなくてひえやあわでした、とか、旅人が道中に食事することにしておにぎりだけ食べているシーンとか時代劇にあって、「おにぎりだけか、ちょっと物足りないだろうな、昔の人は大変だったんだな」なんて思っていたのですけど、私が想像するほど味がない食事をしていたわけではないのかも、なんて思いました。

まあ、ひえ100%、あわ100%っていうのをまだ食べたことがないのでこんな事を言っているのかもしれませんが。

よく、白米は炊き立てが一番おいしいとか、最近はブレンド米が多い、やはり○○のお米でないと、とか、ご飯だけだと物足りないので色々な味がついているおかずを作ったりとか、そういうのありますよね。いやー、それは白米は味が玄米より薄いからなんだーっていうのはすごく良くわかりました。

また、ご飯は炊きたてが一番、というのがありますよね。ところで、その翌日私はその炊いたものをおにぎりにして職場へ持っていって食べましたが、とてもおいしかったですね。冷たくなったときの味の落差は白米に比べると断然少ないです。いやー、知らなかったなー。

ということで、「玄米とは健康のために我慢して食べるものだ」、という私の中のイメージが「玄米はとてもおいしいものだ」に変わりました。これは、もちろん食べる私自身が変わったということですが。なんかとにかく「玄米=我慢」というイメージがとても強かったので、そういうのがなくなってとても嬉しかった。

さらにこのページの下の方の「料理の原則」というところには、それはまあ色々なことが書いてあって、まるでユダヤ教の律法かよ!というくらいなのですが(笑)、それは参考にしつつできる範囲で適当にやってみようと思います。(注:マクロビオティックのきまり自体が厳然としているわけではありません。非常に柔軟です。ただ、このページに書いてある項目のみ見るとそういう印象を受けると言う意味です。念のため。)

【関連リンク】

突然マクロビオティック1---甘いものが苦手なので。。 [2006年01月31日(火)]
突然マクロビオティック2--本能で食べようと思った結果 [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック3--実は自然食はあまり好きじゃなかった [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック4--豆って意外と高いんだね [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック5--玄米っておいしいね! [2006年02月01日(水)]
突然マクロビオティック6--自然食原理主義? [2006年02月01日(水)]



突然マクロビオティック4--豆って意外と高いんだね

とりあえず、スーパーの玄米売り場に行ったのですが本当に今は色々出ているんですね。なるべく炊くのを簡単にできるように加工した玄米とか売っている。結局私はそれを買った。私は凝るとなんでも凝りだすので、私の性格だとこの場合も本来の何も加工されていない玄米を買っちゃいがちなのですが、そこの売り場でそういうのを見つけられなかったのと、果たして買って3日で飽きるということも考えられるため、少量のものを買おうとしたら、そういうものしかなかったのです。でも、すごい便利です。別にどっちとかこだわる必要はないな、と思いました。

それから、豆売り場も行きました。私が外国で出会って好きになったのはひよこ豆、レンズ豆のたぐいです。インドのカレーに入っているような豆も好き。

しかし、マクロビオティックの考え方は以下のようになっている。

 (1) 一物全体
     ひげ根や皮を捨てず、あく抜き、ゆでこぼしをしないこと(調和させる)。 
 (2) 身土不二
     季節のもの、その土地に産する伝統のものを食べること。 

 (3) 自然のもの
     人工の薬品は絶対に使わないこと。 

 (4) 陰陽の調和
     陰陽の原理に則って調和を料(はか)ること。 

ということで、「その土地に産する伝統のものを食べる」という観点に照らすと日本本来の豆がいいらしいので、それも見てみる。そうじゃないと、私はすぐ料理で世界を旅したくなってしまいますので(笑)。というか、日本の豆がいままで好きじゃなかった理由が料理方法にあったので別に豆自体は嫌いではないので、色々買ってみました。

それでわかったんだけど、豆って高いんだねー(←そんなことすら知らなかったおばかさんです。)。国産の有機大豆なんて銘打ってあるものなんかちょっとした大きさで400円とか500円とか。今更ながら、大量生産のものには中国やアメリカ産の大豆を使わないとやってられんわ、というのを理解します。こんな大豆を使ってお豆腐作ってたらきりがないですよね。

それから、丹波の黒豆っていうの。これも高い!名前は聞いたことあったけど、すっごい高い!1000円以上するのもありました。なんでこれがすごいのか良く知らないので別に他の地方のでもいいやと思い、他のを買う。

なんていうか、豆がこんなにするものだ、というのは知らなかったので社会勉強になりました。サーロインステーキより和牛霜降り牛肉の方が高くて、牛肉は豚肉より高いとかっていうのは知ってましたけどね(笑)。

一物全体という考え方もゴミが出なくて気に入った(笑)。そう言えば、皮の間においしい栄養がつまっているというのを思い出した。しかし、マクロビオティックがなるべく有機栽培とか無農薬にしてね、というのは実は根っこや皮に一番農薬が蓄積するからだと言うことも理解した。なるほどねー。でも、丸ごと食べるというのはなんとなくその食べ物自体のパワーを全てもらう感じがして私的には気に入りました。そして、ほんとに生ゴミが出ないって言うのはほんといいわー(笑)。

【追記】
実は豆というのは料理して初めて分かったのですが、すごく増えるんですね。乾燥ワカメ程ではないけどね。だから、これだけかよ!っていう袋でも結構食べではあるのだと学習しました。だから見た目ほどは高くないのですね。それでも丹波の黒豆は立派な値段ですけどね!ま、こんなレベルのことを今頃知っている私ですが、色々な豆を試してみるのが楽しみです。

【関連リンク】

突然マクロビオティック1---甘いものが苦手なので。。 [2006年01月31日(火)]
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