こちらからの続きです。
Q: どのくらいの人数が駆りだされるのか?
→最低ラインで一つの裁判に6人の裁判員が必要なようです。それから裁判が長引いているものとか、規模が大きいものなどはもっと増えてくるようですね。
で、おおまかには
「平成17年の裁判員制度の対象となる事件は全国で約3,600件でしたので,仮に上の試算を前提にすると,1年間に18万人から36万人の方に裁判所に来ていただくという計算になります。」だそうです。
こちらより引用。 http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_15.html
Q: しかし、裁判員をするためには仕事は休まなくちゃいけないんじゃない?
というのは、社会人にとっては見過ごせないところですよね。仕事が死ぬほど忙しい人はどうするんだろう?やっぱり、辞退するのかな。
と思ったら単刀直入、そのまんまの質問がありました。
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_5.html
「仕事が忙しいのですが,辞退できませんか。」
答えはこう書いてあるのですが
「仕事が忙しいというだけの理由では,辞退はできないことになっています(とても重要な仕事があり,あなた自身が処理しなければ,著しい損害が生じると裁判所が認めた場合のみ,辞退が認められます。)。
裁判員になる人の負担ができるだけ少なくなる制度にしていきたいと考えておりますので,お忙しいとの事情はわかりますが,裁判員に選ばれた場合には,ご協力いただきますようよろしくお願いします。」
会社が認めてくれなかったらどうするつもりなんだろう。
「裁判員!なんだそれは、そんなことしてる暇ないぞ!休んだらクビだぞ!」って言われたらどう責任とってくれるんですか??
しかも、裁判員に選ばれちゃって、行くのをさぼったら罰せられるらしい。
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_21.html
Q: 裁判員候補者として呼出しを受けたにもかかわらず,裁判所に行かないと,罰せられるのですか。
→ 正当な理由もなく裁判所に来られない場合には,10万円以下の過料に処せられることがあります。
なんだよ!それ!って感じですが、一応、こんな文章を見つけました。
http://www.kantei.go.jp/jp/kids/magazine/0407/6_3.html
Q :裁判員は日当や交通費をもらえるの?
→裁判員には日当や交通費、宿泊料が支払われます。裁判に参加する期間は、裁判の内容によって違いますが、現在の裁判期間に比べるとずっと短い期間となります。また、裁判員の役目を果たすために会社を休んでも、会社はそれを理由に辞めさせたり、不利益な扱いをしてはいけないことになっています。
完全なるボランティアではないようですね。そして、会社もそれを理由に解雇などをしてはいけない、ということらしい(しかし、法的にどの程度効力のある罰則があるのかというのはよくわからない。。。)。
まだまだ、疑問はあります。
どうやって裁判員になるのか?
「私やりたいんですけど」とかってどこかに申し込めたりするのか。それとも、ある日突然「あなたが選ばれました」という手紙が来るのか??
http://www.kantei.go.jp/jp/kids/magazine/0407/6_3.html ●裁判員候補者名簿を作ります
選挙人名簿の中から抽選で裁判員候補者名簿が作られます。名簿に載った人には、「来年、裁判員に選ばれる可能性があります」という連絡があります。
→要するに前もって言うからそれまでに心の準備しといてねってことですね。
●裁判員候補者に呼出状を送ります
裁判員制度の対象となる裁判が決まると、裁判所は、裁判員候補者名簿に載っている人の中から、さらに抽選で候補者をしぼり、裁判所への呼出状を送ります。
●裁判員を選びます
裁判員候補者は、定められた日時に裁判所に出頭します。裁判所では、裁判官が質問をして、候補者が裁判員としてふさわしいかどうかを調べ、ふさわしいと認めた人が裁判員に決定します。
→これって事実上テストみたいなもんですよね。
しかし、この面接テストするのは裁判官だよ。ってことは裁判員つきの裁判は、裁判官にとっては仕事増える裁判ってことですね。まあ、別に手間が2倍になるわけじゃないだろうけど、ちょっとめんどくせーと思う人はいるかもしれないですね。
「裁判長から,被告人や被害者と関係がないかどうか,不公平な裁判をするおそれがないかどうか,辞退希望がある場合はその理由などについて質問されます。」
http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/how_to_choose.html
Q: 選ばれちゃったら何をしなければいけないのか???
→その裁判のジャッジをしなければいけないんだろう、というのはもちろん想像つきますが。
裁判員の仕事や役割
http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/work_and_role.html
「 裁判員に選ばれたら,裁判官と一緒に,刑事事件の法廷(公判といいます。)に立ち会い,判決まで関与することになります。 公判は,連続して開かれます。公判では,証拠書類を取り調べるほか,証人や被告人に対する質問が行われます。裁判員から,証人等に質問することもできます。」
とりあえず、裁判が開かれたらそれに出席しないといけないわけですね。もう傍聴じゃないわけ、すでに。そして、「証人等に質問することもできます」って!質問できちゃうんですか!!!それはドッキドキですねーー。
とりあえず、誰かの運命を左右するような決断をするわけだから責任重大ですよね。いくら最終的な判断はもちろん裁判官がするって言ったってね。
しかし、来る裁判員制度には全国にどのくらいいるかわからない傍聴マニアの人たちの本領発揮の場所となるのでしょうか??なんかすごい気になりますねー。しかし、傍聴マニアって言うけど、ほんとにどのくらい存在するものなんでしょうね。マニアだから、仕事にはしていない人(あくまでも趣味という定義にここではしておく)っていうくくりでいくとどのくらいいるんだろうなあ。
あ、阿蘇山大噴火さんはもちろん仕事で傍聴していますが、たぶん仕事より傍聴を始めたのが先だったのではないか(誰かに仕事として頼まれて傍聴を始めたのではないということ)と勝手に想像して、傍聴マニアにカウントします(笑)。
しかし、日当は自分がその日一日やすまなかったらもらえるはずの給料の値段と同じにしてほしいなあ(サラリーマンの場合)。もし、日当が自分の一日分の収入よりすごい安かったらそれはそれで悲しい。まあ、半分はボランティアのようなもの、ということか。。その辺もきになりますよねえ。きっと収入が多ければ多くなるほど気になるに違いない。
さて、もしこの制度が本当に実施されたら私は死ぬまでに裁判員に選ばれるときがあるのでしょうか???
これは、上記の「1年間に18万人から36万人」という数字から真ん中をとって27万人。日本の成人人口---これが調べられませんでした。個々の年代の数字は見つけられるけど、いちいち足してる暇はないので成人人口っていうのでどっかに載ってないかなあ、と思ったけど見つけられなかった。ので、かなり適当に計算します。15歳以下で13.8%
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kobayasi/area/population/popu_1.htm
だそうなので、20歳以上は80%とする。
裁判員に該当する人口が一億2000万人のうち80%とすると9600万人。一年に多く見積もって30万人が裁判員やるとして 9600万人÷30万人=320分の一の確立となります!
対人口にすると、かなり少ないですね。イメージ的には、あっちでもこっちでも裁判員として呼び出される、という感じではないですね。だからこそ当たっちゃった日には、なかなか大騒ぎしてしまいそうですね(笑)。
と、傍聴マニアと裁判員制度に色々と妄想を膨らませてしまったエントリでした。
もしかしたら、次はあなたのところに! m9(^_~)
↑
上に使った絵文字は一応解説すると、左側のmと9はあわせてあなたを指差している手の形です。原作はこれ→m9(^Д^)リンク>
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Q: どのくらいの人数が駆りだされるのか?
→最低ラインで一つの裁判に6人の裁判員が必要なようです。それから裁判が長引いているものとか、規模が大きいものなどはもっと増えてくるようですね。
で、おおまかには
「平成17年の裁判員制度の対象となる事件は全国で約3,600件でしたので,仮に上の試算を前提にすると,1年間に18万人から36万人の方に裁判所に来ていただくという計算になります。」だそうです。
こちらより引用。 http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_15.html
Q: しかし、裁判員をするためには仕事は休まなくちゃいけないんじゃない?
というのは、社会人にとっては見過ごせないところですよね。仕事が死ぬほど忙しい人はどうするんだろう?やっぱり、辞退するのかな。
と思ったら単刀直入、そのまんまの質問がありました。
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_5.html
「仕事が忙しいのですが,辞退できませんか。」
答えはこう書いてあるのですが
「仕事が忙しいというだけの理由では,辞退はできないことになっています(とても重要な仕事があり,あなた自身が処理しなければ,著しい損害が生じると裁判所が認めた場合のみ,辞退が認められます。)。
裁判員になる人の負担ができるだけ少なくなる制度にしていきたいと考えておりますので,お忙しいとの事情はわかりますが,裁判員に選ばれた場合には,ご協力いただきますようよろしくお願いします。」
会社が認めてくれなかったらどうするつもりなんだろう。
「裁判員!なんだそれは、そんなことしてる暇ないぞ!休んだらクビだぞ!」って言われたらどう責任とってくれるんですか??
しかも、裁判員に選ばれちゃって、行くのをさぼったら罰せられるらしい。
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_21.html
Q: 裁判員候補者として呼出しを受けたにもかかわらず,裁判所に行かないと,罰せられるのですか。
→ 正当な理由もなく裁判所に来られない場合には,10万円以下の過料に処せられることがあります。
なんだよ!それ!って感じですが、一応、こんな文章を見つけました。
http://www.kantei.go.jp/jp/kids/magazine/0407/6_3.html
Q :裁判員は日当や交通費をもらえるの?
→裁判員には日当や交通費、宿泊料が支払われます。裁判に参加する期間は、裁判の内容によって違いますが、現在の裁判期間に比べるとずっと短い期間となります。また、裁判員の役目を果たすために会社を休んでも、会社はそれを理由に辞めさせたり、不利益な扱いをしてはいけないことになっています。
完全なるボランティアではないようですね。そして、会社もそれを理由に解雇などをしてはいけない、ということらしい(しかし、法的にどの程度効力のある罰則があるのかというのはよくわからない。。。)。
まだまだ、疑問はあります。
どうやって裁判員になるのか?
「私やりたいんですけど」とかってどこかに申し込めたりするのか。それとも、ある日突然「あなたが選ばれました」という手紙が来るのか??
http://www.kantei.go.jp/jp/kids/magazine/0407/6_3.html ●裁判員候補者名簿を作ります
選挙人名簿の中から抽選で裁判員候補者名簿が作られます。名簿に載った人には、「来年、裁判員に選ばれる可能性があります」という連絡があります。
→要するに前もって言うからそれまでに心の準備しといてねってことですね。
●裁判員候補者に呼出状を送ります
裁判員制度の対象となる裁判が決まると、裁判所は、裁判員候補者名簿に載っている人の中から、さらに抽選で候補者をしぼり、裁判所への呼出状を送ります。
●裁判員を選びます
裁判員候補者は、定められた日時に裁判所に出頭します。裁判所では、裁判官が質問をして、候補者が裁判員としてふさわしいかどうかを調べ、ふさわしいと認めた人が裁判員に決定します。
→これって事実上テストみたいなもんですよね。
しかし、この面接テストするのは裁判官だよ。ってことは裁判員つきの裁判は、裁判官にとっては仕事増える裁判ってことですね。まあ、別に手間が2倍になるわけじゃないだろうけど、ちょっとめんどくせーと思う人はいるかもしれないですね。
「裁判長から,被告人や被害者と関係がないかどうか,不公平な裁判をするおそれがないかどうか,辞退希望がある場合はその理由などについて質問されます。」
http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/how_to_choose.html
Q: 選ばれちゃったら何をしなければいけないのか???
→その裁判のジャッジをしなければいけないんだろう、というのはもちろん想像つきますが。
裁判員の仕事や役割
http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/work_and_role.html
「 裁判員に選ばれたら,裁判官と一緒に,刑事事件の法廷(公判といいます。)に立ち会い,判決まで関与することになります。 公判は,連続して開かれます。公判では,証拠書類を取り調べるほか,証人や被告人に対する質問が行われます。裁判員から,証人等に質問することもできます。」
とりあえず、裁判が開かれたらそれに出席しないといけないわけですね。もう傍聴じゃないわけ、すでに。そして、「証人等に質問することもできます」って!質問できちゃうんですか!!!それはドッキドキですねーー。
とりあえず、誰かの運命を左右するような決断をするわけだから責任重大ですよね。いくら最終的な判断はもちろん裁判官がするって言ったってね。
しかし、来る裁判員制度には全国にどのくらいいるかわからない傍聴マニアの人たちの本領発揮の場所となるのでしょうか??なんかすごい気になりますねー。しかし、傍聴マニアって言うけど、ほんとにどのくらい存在するものなんでしょうね。マニアだから、仕事にはしていない人(あくまでも趣味という定義にここではしておく)っていうくくりでいくとどのくらいいるんだろうなあ。
あ、阿蘇山大噴火さんはもちろん仕事で傍聴していますが、たぶん仕事より傍聴を始めたのが先だったのではないか(誰かに仕事として頼まれて傍聴を始めたのではないということ)と勝手に想像して、傍聴マニアにカウントします(笑)。
しかし、日当は自分がその日一日やすまなかったらもらえるはずの給料の値段と同じにしてほしいなあ(サラリーマンの場合)。もし、日当が自分の一日分の収入よりすごい安かったらそれはそれで悲しい。まあ、半分はボランティアのようなもの、ということか。。その辺もきになりますよねえ。きっと収入が多ければ多くなるほど気になるに違いない。
さて、もしこの制度が本当に実施されたら私は死ぬまでに裁判員に選ばれるときがあるのでしょうか???
これは、上記の「1年間に18万人から36万人」という数字から真ん中をとって27万人。日本の成人人口---これが調べられませんでした。個々の年代の数字は見つけられるけど、いちいち足してる暇はないので成人人口っていうのでどっかに載ってないかなあ、と思ったけど見つけられなかった。ので、かなり適当に計算します。15歳以下で13.8%
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kobayasi/area/population/popu_1.htm
だそうなので、20歳以上は80%とする。
裁判員に該当する人口が一億2000万人のうち80%とすると9600万人。一年に多く見積もって30万人が裁判員やるとして 9600万人÷30万人=320分の一の確立となります!
対人口にすると、かなり少ないですね。イメージ的には、あっちでもこっちでも裁判員として呼び出される、という感じではないですね。だからこそ当たっちゃった日には、なかなか大騒ぎしてしまいそうですね(笑)。
と、傍聴マニアと裁判員制度に色々と妄想を膨らませてしまったエントリでした。
もしかしたら、次はあなたのところに! m9(^_~)
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上に使った絵文字は一応解説すると、左側のmと9はあわせてあなたを指差している手の形です。原作はこれ→m9(^Д^)リンク>
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