面白いメールをいただいたのでここに載せます。自分の日記じゃないじゃん!と言われそうですが、その日あった&考えた一番面白いことをここに書くことにしているのでこういうのもありかな、と言うことで。
高校の合宿に同行した友人のお話です。

合宿最後の夜幽霊騒ぎがあって、夜中の2時ごろに部屋で幽霊を見たという女の子2人がてんかんみたいになって、朝まで過呼吸状態でひきつけてました。

朝になり一旦は落ち着いたのですが、それでも見るからにおどおどしていて、帰りのバスの中でまた急に、バスのテレビの画面に何かが見えたと言って引きつけを起こしてしまいました。友達や先生がなだめたり、励ましたり、怒ったりしてようやく2時間後くらいに落ち着いたのですが、僕はまあ、女子高生に幽霊騒ぎはつきものだし、そのコも元々感受性が強いのか、精神的に不安定なんだろうな、くらいに思ってました。
その矢先、今度は高速を走っているバスのフロントガラスのワイパーにカラスが止まり、何度追い払っても逃げず、しかも90キロくらいで走ってるバスのワイパーから落ちないんですよ。

乗車歴6年のガイドも、11年の運転手も、「ありえないことだ」と言うし。
で、それを見たそのコはもうまさに「狐憑き」になって、しまいには訳の分からんことをそのコの声とは思えない野太い声でイタコのように叫ぶわ、バスは阿鼻叫喚の世界でした。
最近陰陽師の本を読んでたり、その前の夜にツアコンの人に僕の幽体離脱体験や霊にベットの下に引きずり込まれた話を披露してただけに(くだらんことしてますが)、僕もかなりぞっとしました。

付け加えておくと、カラス騒ぎがあって高速降りたあと、運転手はコンビニにバスを停めて、塩を買って車内に撒きました。
連結走行しているバスが一台だけ列を離れて勝手に停まるというのは、観光バスの(しかも規則にうるさいはとバス)常識では考えられないことで、それまでは「うるせ~な~」という顔をしていた運転手も、さすがにカラスの一件でビビッたようでした。
あのカラスは陰陽道でいう「式神」だったのでは??

しかし、騒然とした空気の中でおそらく誰も気付いていなかったのですが、運転手が買った塩はなんと、「あじ塩」でした!!
あじ塩撒いてどないすんねんっ!しかし興奮状態のバスの中では笑うに笑えず、笑いを噛み殺すあまりおれはほとんど半泣き状態でした。