http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_kimura23

今、やっている竹中蔵相の金融再生プランを支えている木村剛のコラムである。
はっきり言って、小泉首相肝いりの竹中さんのプランがずるずると抵抗勢力の圧力で後退していくのを見ながら、マスコミが竹中さんのプランを叩きまくるのを見ながら、実はほとんどそのプランの内容は知らないんだけど、うー、いや、木村剛がバックいるからきっと竹中さんのプランはいいんだ。私は支持する!なんて思っていたのだ。

が、さすがにそれだとなんなので、木村さんが何をやろうとしているのか知りたいなあ、とは常々思っていた。(まともにそういう記事とか本とか読むと大変なので、そこまでは出来なかったのです。)

このコラムを改めて読んで、改革案がやろうとしていることがよく分かった。木村さんの考えていることや思いがリアルタイムで載っています。

結論は、
やっぱり私は竹中さん&木村さん支持です。

当初、私はこの改革案の内容は殆ど知らなかった。新聞も見出しくらいは見たかもしれないが何しろ金融用語は難しいもので印象には残らないんですよね。(田中耕一さんの記事とかは残るけど(笑))

で、そういう私が見聞きするのは駅のキオスクに貼ってある夕刊紙の見出しだったり、電車の中吊り広告だったりするのだけど、そうすると「竹中30社潰す」「51社リスト」「UFJ解体秒読み」などと、まあ当然の事ながら正しいかどうかはさておき挑発的なフレーズだったりするのが大半である。

私も上記のキーワードが跋扈しているので、竹中案とはつぶれそうな会社をピックアップして処置をするのかな、と言うイメージを持っていた。そして、さすが学者さんは論理的思考のみで解決策を出すものなんだな、とか思っていたわけである。

が、内容は全然違うんですね。

詳細は上記URLを読めば分かるので内容は書きませんが、ちゃんと読んでみれば非常に国民のためになる案だな、と言うのが分かる。で、この改革案を阻むものは現在の利権や権力を握っている人たちだけじゃなくて、一部の事を間違って誇張した報道を続けるマスコミでもあるんですね。

マスコミが正しく報道してさえいれば、私みたいなやっぱり金融は難しいよねえ、と言う人たちに届く言葉のフレーズも自ずと違ってくると思うんですよ。確かに竹中さんの案は正しい!とか、良い案だぞよ、と言っている記事(中吊り広告でも)は見かけた記憶がないなあ。

それで、なんでまたここまで竹中さん支持なのかと言うと、竹中さんというよりこの木村剛氏の支持なんです。私はこの人の名前を知ったのは去年あたりで、しかも株関連の本を読んでいた頃だった。最初は世の中ではこの人は株の神様みたいに思われているんだな、という印象でした。

でも、その後この人の発言なりプロフィールなりを読むにつれて、ああ、こういう人が本当に頭がいい人って言うんだよなあ。と思った。

頭がいいと言うのは東大を出ていれば頭がいいとか、とりあえずの尺度ってあると思うんですけど、そういうプロフィールの完璧さよりも、発言内容の的確さ、公平さ、というかまあ、金融業界に関係ない素人が世の中一般の普通の常識で読んでもなるほどなあ、という事を説明できるんですね。

頭が良すぎて自分がやっている難しいことを普通の人にわかりやすく説明を出来ない人ってたぶん沢山いると思うんだけど、モラルというか一般常識とかコミュニケーション力がない頭のいい人も沢山いるけど、木村さんはやっぱり本物に頭のいい人だって気がします。モラルとインテリジェンスのバランスの取れた本物の頭のいい人。

って言うことで勝手に私は木村さん支持なのです。

でもって、小泉さんも支持。

あんまり政策内容を知らずに支持してるかもしれないけど、この人達の今までの発言の断片の印象から得られる直感的な判断で支持なんだけど・・・
(でも、結構直感って大切だから、いいと思うんです・・・)