12時にパリを発つ。空港まではサーシャが車で送ってくれた。行く道中、ユダヤ人の話をしてくれた。(アーニャとサーシャはロシアから移民してきたのですが、民族はユダヤ人なのです)。第二次世界大戦中、ドイツ、ポーランド、オランダなどにいたユダヤ人の80%はナチスに殺されたんだそうです。大量虐殺はされたのは知ってたけど、そんなすごい割合だったとは知らなかった。殆ど全滅する気でいたんですね。びっくりした。

クアラルンプールでトランジット。飛行機の中で隣に座っていた女の子と話が盛り上がる。慶応大の大学院生でフランス史から入って、今はアルジェリアの植民地時代の研究をしているそう。フランスのマグレブ(北アフリカのアラブ人)の話などでかなり面白い話が聞けた。クアラルンプールでトランジットしたときは、さらに40日間バックパック旅行してきたという横国大の男の子が加わった。こんな南回りの便だと余りにも過酷なので、日本人のツアーのお客さんとかはいなくて、こういうメンツになってしまうんだろう。