キムタケさんの情報開示請求における公的年金タスクフォース、昨日はメンバーの方々がキムタケさんの会社Kfiにうかがって、当該文書を実際に見るのと、これからのデータ処理をどうするかということを相談されてきたそうです。
訪問された方々お疲れさまでした。

ところが、やっぱり予想通りそのドキュメントはとっても小さな数字の羅列とかC言語のプログラムが打ち出しとかだそうです。この辺は聞きかじりさんが詳細に書いてくださってます。当初、公的年金TFではOCRによる読み取りというのを考えていましたが、もしかして無理かも・・・みたいなことを書かれています。

そして、こういった一つ一つのことから厚労省の方々の表に出てこない声を推測するしかないのですが。

こんな文書を出してくる厚労省の気持ちってどんななんでしょうねえ。どう考えてもこういう文書を出したら「なんだよ!こんな不親切な文書出しやがって!全く役人仕事ってのはひでぇもんだ」って世の中から言われるのは向こうも100年前に承知してるでしょうしねえ。それでも出してくるっていうのは、どんな胸のうちなんでしょうか。。。

ほんとは自分たちだってこんな大変なのは電子文書でさっさと済ませたいんだけど、そういう法律がないので出せないんです。でも、政治家さんたちが法律を変える条文をいくら僕たちが書いても国会で取り上げて可決してくれないので、仕方なくこうするしかないんです。ってことを言いたいのか。

だって嫌われるの百も承知でやるってことは、よくよくの気持ちがあるってことでしょう?「もう、いいよ。どうせ俺たち嫌われ者だからさ・・・」って拗ねてるのだろうか。だって、厚労省が開示者に嫌がらせしても向こうには全くメリットありませんからね。まあ、でも、やっぱりみんなが言うように「ほーれ、こんな難解なデータなんだぞ、お前らの脳みそで簡単にどうにかできる代物じゃないんだ」とやっぱり戦線布告なんですかね。。。
とはいえ、キムタケさんも「でも、ここでメゲテはいけません。そんなことは百も承知で、お役所も私もお互いに計算のうちなのですから。」って言ってるのでこれは計算の範疇なんですね。

しかし、データは古代文字で書かれた文書のように解読しないといけない代物のようですが、厚労省との対話もそれに負けず劣らずわずかな手がかりから推測や解読をしなければいけないようですね。

なんか、しかし問題はそのうち官僚機構のあり方から政治の場でどのようにこれが処理されてしまったかっていうところまで来ちゃうんじゃないかな、と思います。政治プロセスの部分はある程度こちらに今回のですごく新鮮味を感じるのは物言わぬ(言えぬ?)官僚という集団に対して対話をしようとしているところです。でも、彼らは言葉は発することはできないので、私たちはいろいろなヒントから読み解かなければいけないのです。

だいたい、厚労省のほうもなんか自分たちにメリットがあるから割とあっさり文書の開示に応じたわけだし。そうすると第二弾にも引き続きあっさり応じてくれるのかもしれません。

まあ、でもいいんじゃないですか。マスコミからもたらされる二次情報(あるいは三次、四次?)に比べれば編集がかかっていないだけ、純粋な情報なのですから。一次情報はどの分野でもいつもわかりにくいものですよ。

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「ネットde監視、地方議会」
2004/06/29  情報公開資料を見てきました
http://hytn.way-nifty.com/netdekansi/2004/06/post_19.html

「週刊!木村剛」
2004.06.29 厚生労働省に対して情報公開請求第2弾を発射しました!
http://hytn.way-nifty.com/netdekansi/2004/06/post_19.html