先日青山圭秀さんのお話を聞きに行きました。
まあ、色々な面白い話があったのですが、びっくり仰天!したのがいわゆる奇跡を起こすルルドの泉と聖ベルナデッタの話です。
1858年、フランスのピレネー山麓のルルドの洞窟で少女ベルナデッタは聖母マリアを目撃します。で、聖母マリアのお告げに従って地面を掘ったら泉がわいて、その泉の水を飲んだ人が病気が治ったり、けがが治ったりするという奇跡がいっぱい起こったところです。超常現象としては一流のブランド品らしい。まあ、カトリックの場合は法王庁がしっかり調査してお墨付きを与えたりするので、どこかのトンデモ情報とは一線を画するものであります。
それで、聖母マリアの目撃というのは世界各地にあります。これについてはここに書いてあります。で、少女ベルナデッタはまあ、そのあと色々社会貢献をしまして(かなり端折って言ってますが)、そののちカトリックの総本山であるバチカンの法王庁に聖女という認定を受けます。
いっときますけどね、聖女っていう称号を得るのは並大抵な事じゃないですよ。何しろ、聖女って言うくらいですから、聖母マリアと同等のレベルの徳の高さ、愛の多さ、広さ、深さが客観的に認定されなければいけないんですから。弁護士とか、医師免許とかMBAとか取ってる難易度とわけが違いますよ。
で、ですね、こういう方々は亡くなったらどうなるか、というと!
これがまた驚きです。本当にこれのせいで超一流の超常現象などという異名を取ってしまうのであります。というのは、遺体が腐らないのです。さて、大槻教授!この事実を一体どうやって説明するのでありましょうか!
これがその遺体の写真です。
http://www10.ocn.ne.jp/%7Enevers-j/espace/espace_qui.htm
死後100年以上経っているのにこの状態。本当に不思議ですよね。たぶん、保存するための特別な処置を施したりなどはしていないはずです。もちろんそういうわけで、これは蝋人形ではありませんが、一応皮膚のところはくすんできちゃったりしているので、表面は蝋を塗っているそうです。でも、中身は本物の遺体です。
それで、カトリックというのは仏教や神道の感覚に慣れ親しんだものから見ると実に不思議なのですが、聖遺物崇拝というのがあるんです。聖遺物とは聖人に由来する遺骨や遺物であり、奇跡を呼び起こす力があるというものです。これに関する教会や修道院の情熱は私たちの想像をはるかに越えるものがあるように思います。とっても霊験あらたかなんですね。
聖ベルナデットについては、1879年に亡くなってから、聖女の鑑定をするために以下のように色々な調査が行われます。
1909年 第一回目の遺体鑑定
1919年 第二回目の遺体鑑定
1925年 第三回目の遺体鑑定
この間足掛け16年。さすが腰を落ち着けてじっくりやるものですね。
で、この第三回目に聖遺物として、右側の第五、第六の肋骨の前の部分、横隔膜と肝臓の一部、左右両腿の筋肉の一部を摘出します。状態としては、非常によい状態で保存されていて、いかなる腐敗も被っていなかったそうです。驚きですよねー。しかし、これから聖女になるかもしれない人の体にメスを入れる神経もすごいと思いますが。で、なんか摘出する部位についてもなんでこんなところを・・・という感じですが、結局本命は心臓なんだそうです。しかし、遺体の姿勢からいって心臓を摘出しようとすると、たくさん傷をつけてしまうことになるため、上記のような摘出内容になったそうです。うーん。なんかすごい感覚。
というわけで、上記の部分を摘出された状態で聖ベルナデッタは今日も安らかに眠っています。なぜ、遺体が腐らないのか、これについては私も勉強中。徳が高ければ腐らないのでしょうか??そうすると、日本の即身仏なんて結局ミイラになってしまっているので、勝負はカトリックにありってこと?
これは、なんとしてでもこの目で聖ベルナデッタの遺体をいつかルルドへ行って見てみたいものです。
【関連記事】
聖母マリアの出現、現在理解中
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroette/716
【2004/07/29 追記】
うるうさんより、聖ザビエルの腕もあるよ、という情報をいただきました。
フランシスコ・ザビエルというのは織田信長の時代にスペインから九州に布教にやってきたイエズス会の神父さんです。やっぱり、いろいろ貢献したため1622/3 教皇グレゴリオ15世により聖人の一人に加えられたそうです。
ここ参照↓
http://www005.upp.so-net.ne.jp/a-kgs/zabieru.htm
それで、またしてもザビエルの遺体は腐らないのですよ。
ザビエルの聖腕とは
「1551年11月15日、2年3ヶ月にわたる滞在の後に日本を離れたザビエルは、その後、一度も故郷に帰ることなく、同52年12月3日に、病を得て中国のサンシャン(上川)島で帰天ししました。45歳でした。
後日、埋葬した遺体を掘り起こして見ると、腐敗を免れ、生前と同じ御姿を 保っていたので、これをマラッカに移し、さらにゴア(インド・1552年4月ここから日本に関しての手紙がローマのイエズス会宛てに送られています)の教会へと移されました。
1614年11月、遺体から右腕を切り離し、ローマ市内にあるジェズ教会に安置され、以後、多くの人の崇敬を集めて今日に至っています。」
だそうです。
http://www.ktarn.or.jp/kurume-u-hp/nakatsu/seiwan.html
ここより引用させていただきました。
このURLからザビエルの聖腕の写真が見えますが、なんだかやっぱり不思議ですねえ。
で、日本にはザビエル渡来400周年、450周年の際にこの腕が来日したそうです。まあ、あがめたい気持ちはわかりますが、腕だけ切り取るっていうセンスはやっぱりちょっとびっくりですが。
しかし、聖人は腐らないっていうのは本当に不思議だ。この現象が起こっているのが結局カトリックだけですから。あまり、空海の遺体が、、、とか。お釈迦様の骨を大切に崇め奉るとかっていう思想は仏教などにはないですからねえ。信じるところには現象は起こるということでしょうか。
ここに聖遺物崇拝をどう受け止めるかについてちょっと書いてあります。立花隆氏も本物見て「ほんまかいな!」とショックを受けたらしい。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/a-kgs/seiwan.htm
これらについては、またおいおい調べていこうと思います。
まあ、色々な面白い話があったのですが、びっくり仰天!したのがいわゆる奇跡を起こすルルドの泉と聖ベルナデッタの話です。
1858年、フランスのピレネー山麓のルルドの洞窟で少女ベルナデッタは聖母マリアを目撃します。で、聖母マリアのお告げに従って地面を掘ったら泉がわいて、その泉の水を飲んだ人が病気が治ったり、けがが治ったりするという奇跡がいっぱい起こったところです。超常現象としては一流のブランド品らしい。まあ、カトリックの場合は法王庁がしっかり調査してお墨付きを与えたりするので、どこかのトンデモ情報とは一線を画するものであります。
それで、聖母マリアの目撃というのは世界各地にあります。これについてはここに書いてあります。で、少女ベルナデッタはまあ、そのあと色々社会貢献をしまして(かなり端折って言ってますが)、そののちカトリックの総本山であるバチカンの法王庁に聖女という認定を受けます。
いっときますけどね、聖女っていう称号を得るのは並大抵な事じゃないですよ。何しろ、聖女って言うくらいですから、聖母マリアと同等のレベルの徳の高さ、愛の多さ、広さ、深さが客観的に認定されなければいけないんですから。弁護士とか、医師免許とかMBAとか取ってる難易度とわけが違いますよ。
で、ですね、こういう方々は亡くなったらどうなるか、というと!
これがまた驚きです。本当にこれのせいで超一流の超常現象などという異名を取ってしまうのであります。というのは、遺体が腐らないのです。さて、大槻教授!この事実を一体どうやって説明するのでありましょうか!
これがその遺体の写真です。
http://www10.ocn.ne.jp/%7Enevers-j/espace/espace_qui.htm
死後100年以上経っているのにこの状態。本当に不思議ですよね。たぶん、保存するための特別な処置を施したりなどはしていないはずです。もちろんそういうわけで、これは蝋人形ではありませんが、一応皮膚のところはくすんできちゃったりしているので、表面は蝋を塗っているそうです。でも、中身は本物の遺体です。
それで、カトリックというのは仏教や神道の感覚に慣れ親しんだものから見ると実に不思議なのですが、聖遺物崇拝というのがあるんです。聖遺物とは聖人に由来する遺骨や遺物であり、奇跡を呼び起こす力があるというものです。これに関する教会や修道院の情熱は私たちの想像をはるかに越えるものがあるように思います。とっても霊験あらたかなんですね。
聖ベルナデットについては、1879年に亡くなってから、聖女の鑑定をするために以下のように色々な調査が行われます。
1909年 第一回目の遺体鑑定
1919年 第二回目の遺体鑑定
1925年 第三回目の遺体鑑定
この間足掛け16年。さすが腰を落ち着けてじっくりやるものですね。
で、この第三回目に聖遺物として、右側の第五、第六の肋骨の前の部分、横隔膜と肝臓の一部、左右両腿の筋肉の一部を摘出します。状態としては、非常によい状態で保存されていて、いかなる腐敗も被っていなかったそうです。驚きですよねー。しかし、これから聖女になるかもしれない人の体にメスを入れる神経もすごいと思いますが。で、なんか摘出する部位についてもなんでこんなところを・・・という感じですが、結局本命は心臓なんだそうです。しかし、遺体の姿勢からいって心臓を摘出しようとすると、たくさん傷をつけてしまうことになるため、上記のような摘出内容になったそうです。うーん。なんかすごい感覚。
というわけで、上記の部分を摘出された状態で聖ベルナデッタは今日も安らかに眠っています。なぜ、遺体が腐らないのか、これについては私も勉強中。徳が高ければ腐らないのでしょうか??そうすると、日本の即身仏なんて結局ミイラになってしまっているので、勝負はカトリックにありってこと?
これは、なんとしてでもこの目で聖ベルナデッタの遺体をいつかルルドへ行って見てみたいものです。
【関連記事】
聖母マリアの出現、現在理解中
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroette/716
【2004/07/29 追記】
うるうさんより、聖ザビエルの腕もあるよ、という情報をいただきました。
フランシスコ・ザビエルというのは織田信長の時代にスペインから九州に布教にやってきたイエズス会の神父さんです。やっぱり、いろいろ貢献したため1622/3 教皇グレゴリオ15世により聖人の一人に加えられたそうです。
ここ参照↓
http://www005.upp.so-net.ne.jp/a-kgs/zabieru.htm
それで、またしてもザビエルの遺体は腐らないのですよ。
ザビエルの聖腕とは
「1551年11月15日、2年3ヶ月にわたる滞在の後に日本を離れたザビエルは、その後、一度も故郷に帰ることなく、同52年12月3日に、病を得て中国のサンシャン(上川)島で帰天ししました。45歳でした。
後日、埋葬した遺体を掘り起こして見ると、腐敗を免れ、生前と同じ御姿を 保っていたので、これをマラッカに移し、さらにゴア(インド・1552年4月ここから日本に関しての手紙がローマのイエズス会宛てに送られています)の教会へと移されました。
1614年11月、遺体から右腕を切り離し、ローマ市内にあるジェズ教会に安置され、以後、多くの人の崇敬を集めて今日に至っています。」
だそうです。
http://www.ktarn.or.jp/kurume-u-hp/nakatsu/seiwan.html
ここより引用させていただきました。
このURLからザビエルの聖腕の写真が見えますが、なんだかやっぱり不思議ですねえ。
で、日本にはザビエル渡来400周年、450周年の際にこの腕が来日したそうです。まあ、あがめたい気持ちはわかりますが、腕だけ切り取るっていうセンスはやっぱりちょっとびっくりですが。
しかし、聖人は腐らないっていうのは本当に不思議だ。この現象が起こっているのが結局カトリックだけですから。あまり、空海の遺体が、、、とか。お釈迦様の骨を大切に崇め奉るとかっていう思想は仏教などにはないですからねえ。信じるところには現象は起こるということでしょうか。
ここに聖遺物崇拝をどう受け止めるかについてちょっと書いてあります。立花隆氏も本物見て「ほんまかいな!」とショックを受けたらしい。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/a-kgs/seiwan.htm
これらについては、またおいおい調べていこうと思います。