財政投融資って何?
年金の本を読むと、必ずといっていいほど出てくる頻出単語がこの財政投融資です。今までは、イメージ的にはなんかあんまり良くないもの(すごいアバウトな表現・・・)、という感じでした。そして、年金の話になると不可欠なのがこの積立金というものです。年金制度そのものについてはまだいいとしても、積立金の運用の話になってくると私の理解もだんだん雲行きが怪しくなってきます。そうです、いわゆる投資とか金融系のボキャブラリーや考えがばんばん出てくるからです。かなりあやしいです。私の理解。
財政投融資の一番基本的な説明としては
「郵便貯金や国民年金・厚生年金など国の制度と信用で集められた資金(=財政投融資)を財源として、政府が公的機関や国の特別会計、地方自治体に供給する仕組みのことを財政投融資制度という。」
情報元:http://www.nomura.co.jp/terms/sa-gyo/zai_toyusiseid.html
で「2001年4月からスタートした財投改革により、特殊法人が資金調達をする際に、これまでの財政投融資に依存することができなくなり、財投機関債を発行するなどして、資金調達の必要性がでてきた。」
それで、「年金大改革(西沢和彦著)P97」によると
「従来積立金は財務省が運用していた。公的年金財政の収入と支出の差額は、財政融資資金特別会計(旧資金運用部)へ全額委託され、財政投融資の原資となっていた。住宅金融公庫や日本道路公団などの財政投融資機関や地方自治体に貸し付けられていたのである。」
ってところで、色々な特殊法人が破綻したりすごい赤字を出し続けているので、そこに財政投融資制度によって投資されている年金の資金はもうないんちゃうか、みたいな話で、マスコミが「年金破綻!」とかって書き立てる原因になっているのですね。
とりあえず、それはやめよう、という話になって2001年の財投改革っていうのがあるのですね。
そもそも財政投融資って何のために始めたんでしょうね。夕刊紙からは天下り官僚がいる特殊法人にお金を流すために始めたんちゃうか、と言われるでしょうけど。いくらなんでも、そんな理由で国会で法案を通してもらうことは難しいでしょう。何が表向き(?)の理由なのでしょう。
財政投融資の歴史
と思って財政投融資の歴史を調べてみました。
やはりこういう情報は本家財務省にありました。
http://www.mof.go.jp/zaito/zaito2002/za02-04.html
財政投融資の歴史自体は明治時代までさかのぼるそうです。その後、戦争があったり、高度経済成長があったりしてその時代時代で少しずつ形を変えて今に至るようです。
そして、財政投融資についての本家の説明
http://www.mof.go.jp/zaito/zaito2002.html
結構説明が色々書いてありますが、私には用語が知らないのがたくさんあって、ささささーーって読み流せるものじゃないのですが、要するに「市場メカニズムにはなじまない分野や、市場メカニズムだけでは望ましい資源配分を実現できない分野などにおいて、国防、警察、義務教育、社会資本整備などの財・サービスを国民に供給しています。」ということで、市場原理が働きにくい分野にお金を貸してあげて国の整備の向上に役立てようとしていますよ、ということらしいです。
で、道路とか住宅とかは市場原理が働きにくい分野ってことで、資金を貸していたわけですね。うーん、そうなのか。そうなの?国防、警察は確かに競争相手がいない分野だよね。
で、社会の流れとしては国のお金も市場で運用しよう、バランスシートとかポートフォリオを使おう。社会主義っぽいのはもう時代に合わないんだぜ、ってことなんでしょうか。
市場経済なんだぜってことですか?
それで、また年金の話に戻りますが、年金の収入源はみんなが毎月払っている保険料と積立金というものからできていて、この積立金のところを2001年まで上記の財政投融資で運用していたんですね。運用って事は貸したら増えて返ってくるっていうのを見越しているってことですが、はてさて。
「年金大改革 西沢和彦著P98」より
「従来の資金運用部への預託は、公的年金財政にとって実質的には日本国債への投資だったといえる。」
とも書いてあるんですが、、、なんで特殊法人に融資しているのに実質日本国債への投資なんですか?よくわかりません。
国債が出てくるととたんにわからなくなるんです
で、国債も年金の話には頻出単語なんですが、これもなかなか理解しずらいというか、国債が出てきた瞬間に私の頭の中はこんがらがってしまうんですよね。国債って国の借金ですよね。で、たとえば「郵便貯金のお金は国債で運用している」みたいな文章が出てきますよね。でも、郵貯のお金は国民が払っているお金だし、国債も結局は国民のお金でしょ?自分のお金を自分の借金で運用ってことですよね???ここで、いつも頭の中が「???」になってしまうんですが。銀行に自分のお金を預けて、銀行がそのお金をどっかの会社に貸してお金を多く取り立てて、その分を利子として自分にくれるっていうなら、お金が違う人に移動しているのでわかるんですけど、自分と自分のお金の移動で運用っていうのはなんかよくわからないですよ。
で、結局今日のところはこの話はまとめきれないので、申し訳ありませんがドラフトとしてここまで載せておきます。
とりあえず、2001年以降はこの制度は変わって厚労省が自分で運用することになったそうです。またそれはそれで、色々なことがあるようですが。引き続き本を読んで行こうと思います。
年金の本を読むと、必ずといっていいほど出てくる頻出単語がこの財政投融資です。今までは、イメージ的にはなんかあんまり良くないもの(すごいアバウトな表現・・・)、という感じでした。そして、年金の話になると不可欠なのがこの積立金というものです。年金制度そのものについてはまだいいとしても、積立金の運用の話になってくると私の理解もだんだん雲行きが怪しくなってきます。そうです、いわゆる投資とか金融系のボキャブラリーや考えがばんばん出てくるからです。かなりあやしいです。私の理解。
財政投融資の一番基本的な説明としては
「郵便貯金や国民年金・厚生年金など国の制度と信用で集められた資金(=財政投融資)を財源として、政府が公的機関や国の特別会計、地方自治体に供給する仕組みのことを財政投融資制度という。」
情報元:http://www.nomura.co.jp/terms/sa-gyo/zai_toyusiseid.html
で「2001年4月からスタートした財投改革により、特殊法人が資金調達をする際に、これまでの財政投融資に依存することができなくなり、財投機関債を発行するなどして、資金調達の必要性がでてきた。」
それで、「年金大改革(西沢和彦著)P97」によると
「従来積立金は財務省が運用していた。公的年金財政の収入と支出の差額は、財政融資資金特別会計(旧資金運用部)へ全額委託され、財政投融資の原資となっていた。住宅金融公庫や日本道路公団などの財政投融資機関や地方自治体に貸し付けられていたのである。」
ってところで、色々な特殊法人が破綻したりすごい赤字を出し続けているので、そこに財政投融資制度によって投資されている年金の資金はもうないんちゃうか、みたいな話で、マスコミが「年金破綻!」とかって書き立てる原因になっているのですね。
とりあえず、それはやめよう、という話になって2001年の財投改革っていうのがあるのですね。
そもそも財政投融資って何のために始めたんでしょうね。夕刊紙からは天下り官僚がいる特殊法人にお金を流すために始めたんちゃうか、と言われるでしょうけど。いくらなんでも、そんな理由で国会で法案を通してもらうことは難しいでしょう。何が表向き(?)の理由なのでしょう。
財政投融資の歴史
と思って財政投融資の歴史を調べてみました。
やはりこういう情報は本家財務省にありました。
http://www.mof.go.jp/zaito/zaito2002/za02-04.html
財政投融資の歴史自体は明治時代までさかのぼるそうです。その後、戦争があったり、高度経済成長があったりしてその時代時代で少しずつ形を変えて今に至るようです。
そして、財政投融資についての本家の説明
http://www.mof.go.jp/zaito/zaito2002.html
結構説明が色々書いてありますが、私には用語が知らないのがたくさんあって、ささささーーって読み流せるものじゃないのですが、要するに「市場メカニズムにはなじまない分野や、市場メカニズムだけでは望ましい資源配分を実現できない分野などにおいて、国防、警察、義務教育、社会資本整備などの財・サービスを国民に供給しています。」ということで、市場原理が働きにくい分野にお金を貸してあげて国の整備の向上に役立てようとしていますよ、ということらしいです。
で、道路とか住宅とかは市場原理が働きにくい分野ってことで、資金を貸していたわけですね。うーん、そうなのか。そうなの?国防、警察は確かに競争相手がいない分野だよね。
で、社会の流れとしては国のお金も市場で運用しよう、バランスシートとかポートフォリオを使おう。社会主義っぽいのはもう時代に合わないんだぜ、ってことなんでしょうか。
市場経済なんだぜってことですか?
それで、また年金の話に戻りますが、年金の収入源はみんなが毎月払っている保険料と積立金というものからできていて、この積立金のところを2001年まで上記の財政投融資で運用していたんですね。運用って事は貸したら増えて返ってくるっていうのを見越しているってことですが、はてさて。
「年金大改革 西沢和彦著P98」より
「従来の資金運用部への預託は、公的年金財政にとって実質的には日本国債への投資だったといえる。」
とも書いてあるんですが、、、なんで特殊法人に融資しているのに実質日本国債への投資なんですか?よくわかりません。
国債が出てくるととたんにわからなくなるんです
で、国債も年金の話には頻出単語なんですが、これもなかなか理解しずらいというか、国債が出てきた瞬間に私の頭の中はこんがらがってしまうんですよね。国債って国の借金ですよね。で、たとえば「郵便貯金のお金は国債で運用している」みたいな文章が出てきますよね。でも、郵貯のお金は国民が払っているお金だし、国債も結局は国民のお金でしょ?自分のお金を自分の借金で運用ってことですよね???ここで、いつも頭の中が「???」になってしまうんですが。銀行に自分のお金を預けて、銀行がそのお金をどっかの会社に貸してお金を多く取り立てて、その分を利子として自分にくれるっていうなら、お金が違う人に移動しているのでわかるんですけど、自分と自分のお金の移動で運用っていうのはなんかよくわからないですよ。
で、結局今日のところはこの話はまとめきれないので、申し訳ありませんがドラフトとしてここまで載せておきます。
とりあえず、2001年以降はこの制度は変わって厚労省が自分で運用することになったそうです。またそれはそれで、色々なことがあるようですが。引き続き本を読んで行こうと思います。