この間、テレビ(おそらくテレビ東京のWBS)を見ていたら、アメリカのロボットと日本のロボットの比較みたいなのが取り上げられていた。

それで、簡単に言うとアメリカのロボットは殆どが軍事利用が目的。日本の場合は産業が目的。ここが一番の大きな違い。それで、アメリカのはとりあえず無人ロボットが敵地へ出向いていってそれで攻撃なりができるようなものを開発しているわけですね。そのロボットのカッコウやるやいかにも憎憎しくて、本当に敵を攻撃するために作られたんだなあという見た目。それに、特に人間の形はしていない。攻撃する機能が優先だから人型かどうかっていうのは全く問題ではないわけです。ここらへんに画像がいくつか出ています。なんかかわいげがないというか、本当に実用本位なんだろうなあ、というのがひしひしと伝わるデザインです。

なんていうかこの辺の感覚が違うよなあ、と思う。

それから、日米ロボット比較をすると日本はとにかく人型ロボットへの執着と言うか、とにかくロボットって言うのは人型だよねという厳然たるこだわりがありますよね。それで、この違いと言うのはキリスト教的価値観だと人造人間を作るのは罪になるというのがあるとか、日本人にはなんと言っても人型ロボットの文化があるからだとか色々なことがあるかとは思いますが、どっちかというとやっぱり夢があるのは日本のロボットでしょうね。

しかし、そんなことが目的でロボットを開発している研究者の方々ってどんな気持ちで開発しているんでしょうね。

私はもしかして世界が滅びるとしたら、アメリカが開発したこの軍事用ロボットのせいで滅びるなんてこともあるかもしれないな、と思いました。ロボットなんですから、せいぜい人間が作ったものです。それだったらどんなバグが潜んでいるかわかったものではない。或いはバグのない超高性能なものができたとしても、操作するときに何らかの人為的ミスがあってこのロボットたちが暴走してどんどん人間を殺し始めたらはっきり言って滅びちゃうなんてこともあると思う。

開発した人はイラク人を殺すために作ったつもりでもロボットにとってはイラク人かアメリカ人かの見分けなんてできないだろうしね。本当にアメリカ人ってどこまでおろかな方向に暴走するんでしょう。はっきり言ってこんな馬鹿なことをしているのはあの人たちくらいじゃないですか?

本当にこの世が滅びるか、違う価値観の世界にうまくシフトできるかという時の境目の鍵を握るのはアメリカだと思う。だって他の国はここまで破壊的な行為に及んでいないし、多少なりとも現在の世界と調和を取ろうという要素がある。けど、アメリカには全然ないように思える。そういう意味で私はアメリカがこれからの世界の変化の鍵になると思います。