ある人が話していたのだけど、自分の身の回りにメンタル系の悩みを持つ人たちがいる。独りはウツ系でもう一人はパニック障害だとのこと。その親御さんと知り合いなので、その子供たちをカウンセリングに連れて行ってみたら、とアドバイスしたそうなのだけど、お金がかかるし、、って言って当事者の方も親御さんもそれほど乗り気ではないそう。

ウツの方はかなり精神的に薬に依存してしまっていて、とにかく調子が悪くなったら薬を飲めばどうにかなるっ、って思ってなんとか頑張っているらしい。それで薬を飲みすぎて倒れちゃったりすることもあるらしい。うーん、それはそろそろ危ないのでは、、。

いやー、薬だけだと解決にはならないからさ、、、と思ってもやっぱり今ご本人が自分を保っていく唯一の方法であるとしたら、やはりそれはそれで必要なものなのだろうと思う。けど、いつかたぶんそれが成り立たないときが来るのは必至なので、どうにかしたらいいのになあ、と思う。

けど、私もどうにもならなくなった時点までは本気で手を打たなかったので、仕方がないかな、とも思う。そういうのは本人が危機感を持たないとやらないからさ。向き不向きもあるし。私は薬の類ではどうしようもないトラブルばっかりだったから、こんなことを言っているのかもしれないし。

民間療法というのは基本的に保険がきかない。お金がかかるのである。最近はカイロプラクティックや整体などは場所によっては保険がきくようになったそうだ。しかし、余り普及していない色々な方法を試そうとしたら、もちろんそれ以上は保険なんかきかないエリアになってくる。

内心私は「保険がきく範囲で病気が治せるうちは幸せだよね」と思っていた。だから、病院行ってどうにかなるなら、まだ幸せだと。しかし、病院へ行って済ますか、他の方法を試すかっていうグレーゾーン(どっちでもいい場合)の場合はやはり金銭的にお金がかからない方がいいに決まっている。そしてお金のかからない病院を選んで、なかなか根本的な解決に至らない場合もあるだろうと思う。

しかし、もうお金のことなんて言っていられないくらいになれば、やはりできる範囲でお金を使わないといけない世界に入ってくる。

なんて事を思っていたら「命にお金を使っているんだからいいんだよ」というフレーズを聞いた。私はそれを聞いた瞬間、涙が出そうになった。まさに、そうだなあ、って思ったんですね。

人はそれぞれ悩む症状はさまざまだと思いますが、どうか「命のためにお金を使うことはケチらないでください」と切に思います。