土曜日に日本科学未来館で開催されている『脳! -内なる不思議の世界へ』という企画展を見てきました。
なんでかというと、なんかあのポスターがやけに気になったから、というのがあります。
うーん、なんか気になるーと思っていたら実はデザインは永井一正さんではないか。グラフィックデザインではすごい大御所の方でございました。
あとは、脳関係は最近は何かとはやりだし。要はハヤリ物に弱いという超ミーハー精神だったりします。それで、行ってみました日本科学未来館。場所はどこにあるのか、と調べたらお台場の方だという。なるほど、と思っていたら、行く前日にゆりかもめが事故で運転中止のニュースが!
まあ、しかし、電車が止まっても翌日には動いているだろう、と思ってゆりかもめで行くつもりで朝起きてしばらくしたら、実はゆりかもめは運行再開していないことを知った。なにーーー!それは大変。あわてて違う行き方の経路を調べる。新交通システムゆりかもめのウェブサイトに行ったら迂回方法についてのリンクが貼ってあったので、見ようとしたらこれがPDFファイル。。。しかも、たぶんアクセスが集中していたらしくぜんぜんダウンロードできない。。なかなかシビアです(笑)。
それで、まあ出かけまして、とりあえずゆりかもめの新橋駅を通りかかってみたら、駅の前にテレビカメラがわらわらといました。一応、運休しているからお客さんにインタビューとかしていたみたい。結構わらわらいたのでびっくりしました。
ま、そんなわけで約束の時間に30分遅刻して到着。
しかし、ゆりかもめが止まったこんな日にめげずにお台場方面に来ている人たちってほんと偉いわ、、と私は思ってしまいました。
ということで、会場へ。
なんかしかし、私はぜんぜん知らなかったのですが、日本科学未来館ってすごく大きいんですよ!私はこぢんまりとしたギャラリーみたいなものを勝手に想像していて、そのあとに予定を入れていたので、全部見る時間などぜんぜんありませんでした!くー失敗。企画展は十分見られましたが。
内容的には色々と脳の機能を体験する装置とかパネルとかも面白かったですが、やっぱり昆虫(無脊柱動物)から人類までの脳が130個以上展示されているのが、圧巻でした。
へー、こんなちっちゃい脳みそで動いているんだーっていう大きさの動物がたくさんいました。それでも、不思議だなーと思うのは脳みその色が生物の種類でそれほど大きく異なるわけじゃないんだなー、ということでした。みんなやっぱり灰色というかクリーム色というかそういう感じなんですよね。まあ、ちょっと明暗の違いくらいはありますけど。外側の見た目の違いほどの違いは脳みそはないんですね。あれがなんとなく不思議でした。
なんで白くなっちゃうんだろう、たとえばたんぱく質だから白いだけってことなんでしょうか。赤い脳みそとか緑の脳みそとか青い脳みそとかがあるわけじゃないのね、っていうことを改めて再確認。
あと、やっぱりしわがたくさん寄っている脳みそは頭がよさそうに見えました。人間より大きな脳みそを持つものとしてはイルカやクジラのものがありましたが、イルカの脳みそはなんかすっごいしわしわでした。イルカはテレパシーとか使うらしいし、テレパシーをするにはこのくらいのしわがいるのか、って感じ(勝手な妄想ですが(笑))。
なんていうか、私は比較的標本好きなのだなあ、と思いました。どの動物の脳みそを見ても、外見はああだけど、実はこうなっているんだーっていう落差が楽しいというかなんというか。イルカや人間みたいな高度なものもかっこいいのですが、クモとかズワイガニの神経細胞(脳みたいなものはまだ余りない)も面白かったです。
それでも、昆虫など小さいものになると神経や脳などもすごく小さくて細かいのでよくこんなの取り出せたなあ、って感心してしまいます。生物系の研究ってやっぱり手が器用じゃないとできなんだろうなあ、って感じです。
それで、気がついたのは展示を説明してくれる係の方が何人も会場にいたことでした。スタッフの人もいるしボランティアの人もいました。ボランティアはお年寄りの方もいました。なんていうか、ああいう人たちがいるのといないのでは結構違うなあと感じました。ちょっとした質問なんかは答えてもらえますし。
まあ、そんなわけで脳みそをひとしきり堪能いたしました。
後編へ続く
当然日本科学未来館は面白いですよ。