かなり以前にこんな記事を書いたのですが、 最近、たまたまこんなサイトを見つけてしまって、読んでいたら「ああ、やっぱり裁判の傍聴に行ってみたいなあ」という気持ちが盛り上がってしまいました。

このコラムを書いている方は、かなり頻繁に見に行っているみたいですよね。

しかし、裁判とはあくまでも平日に行われるので私のような普通の勤め人が傍聴しに行くのは夢のまた夢。いや、別に有給休暇があるんだから行かれるじゃんというのはありますが、有給休暇とってまで行きたいかと言われるとちょっと微妙、、。

そういうわけで、平日の昼間に自由に動ける身になれるように鋭意努力をしたいものであります(別に目的は100%傍聴のためではありませんが、まあ、人生設計の一環として)。

それで、某コミュニティサイトの日記に「裁判の傍聴をしてみたいなあ」という呟きを書いていたら、コメントがいくつかついて、意外に傍聴経験ありって人がいたんですよ。ちょっとびっくりでした。やっぱり行ってみたいって思う人って私だけじゃないんだーって思いました。

それで、最近ホリエモンの第一回の公判では、なんでも傍聴席が61席のところに2000人以上の傍聴希望者が並んだとか。って言ってもメディアの人が取材をするためにバイトを雇って並ばせているのも結構あると思うので実際はもっと少ないはずですが。そうしたら、その記事の中にジャーナリストの解説があり、こんな風に説明されています。
「この裁判の傍聴者はメディア、LD株主、傍聴マニア、堀江シンパ、一般人と大きく5つのグループに分けられるという。」
元記事はこちら→ホリエモン劇場法廷編スタート、4日初公判…NewsX
http://hochi.yomiuri.co.jp/feature/topics/newsx/news/20060904-OHT1T00028.htm


これを読んで、「へぇ!」っと思った。
傍聴マニアですって!
知らなかった。。。

でも、なんか傍聴マニアってどうなんでしょう。この呼称。当事者が言い出したのならいいんだけど、周りの人が言い出したのならちょっと悪意を感じてしまうのですけど。考え過ぎ?

マニアって言葉がちょっとネガティブな要素が含まれているのかもしれないんだけど、傍聴マニアって言われると完全に好奇心とか野次馬根性とか人の不幸は蜜の味って感じで見にきているように思えてしまう。 たとえば、傍聴を一生懸命して、オウムのことについてよく考えてみようとか、被害者の人権について傍聴をとおして考えてみよう、という人は傍聴マニアには含まれなそうな気がする。

ひるがえって、では、傍聴オタクと言ってみたらどうだろう? これは、これでまた傍聴マニアと違うニュアンスを感じる。たとえば、今までの裁判の傍聴の歴史で、くじ引きの倍率のトップ10が言えて、それを年代順に言えるとか、どの裁判の傍聴にはこういう人数でこんな層の人たちがつめかけた、とかその辺まで知っていそうな感じ。それで、毎日傍聴にいかなくてもそういうことに精通していればなれる感じ。

ちなみに千原ジュニアのページには「傍聴マニア」と書いてあった。やっぱり結構定着した言葉なんだなあ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ %E5%8D%83%E5%8E%9F%E3%82%B8%E3%83%A5%
E3%83%8B%E3%82%A2#.E3.82.A8.E3.83.94.E3.82.BD.E3.83.BC.E3.83.89

行った方の感想によると
「事件そのものに対する野次馬な見方というより、
この裁判官はこういうケースでは量刑に厳しいだとか、
あの情状証人では裁判官の心証に対して
さほど影響を及ぼさないなどといったような
アカデミックな好奇心によるフィールドワーク的意味合いで
傍聴されてたようでしたよ。」

ということでしたので、単に好奇心とかではないみたいようですね。

しっかし、グーグルでキーワードに「傍聴マニア」と入れて検索して引っかかる記事はどれもこれも面白そうな(というか一癖ふた癖もありそうな(笑))記事ばかりでなんだかとてもおかしい。
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%82%8D%E8%81%B4%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2& start=0&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox&rls=org.mozilla:ja:official

私の傍聴の夢はまだ叶いません。
フリーランスやスケジュールの調整がうまくつくお仕事をしている方々、私の代わりに傍聴に一度行ってみて下さい!

【関連記事】
千原浩史の趣味は裁判の傍聴だそうです [2004年08月03日(火)]

【参考リンク】
阿曽山大噴火コラム「裁判Showに行こう」