選挙が近づいてきました。
今回も年金問題がまた浮上してきました。

未統合データ5000万件!とか1430万件!とか
とてもショッキングな数字です。

ちなみに後半の1430万件は6月6日に民主党の長妻昭議員が質問してわかったことなんですよね。
最大1400万件」不明 年金記録不備、厚労相認める
上記のリンクが切れている場合はこちらを参照 中国新聞より

「社会保険庁の年金記録不備問題で、基礎年金番号に統合されず該当者不明のまま「宙に浮いた」記録約五千万件とは別に、紙台帳で管理されていた厚生年金の手書き記録の一部が社保庁のコンピューターに入力されず、未統合のままとなっていることが六日、分かった。野党は「最大で千四百万件に上る可能性もある」と指摘。追及を一段と強める構えだ。
(中略)
 六日の衆院厚生労働委員会で、民主党の長妻昭氏が「五千万件とは別に(未統合記録が)あるということでよいか」と質問。柳沢伯夫厚生労働相は「結果としてそういうことになる」「統合されていない記録もある」と述べた。」


それでね!いまでこそ5000万件だとか騒いでますが、そもそもこの話が出たのは
今年の2月なんですよね。これも長妻さんの質問が発端なんですね
そもそも2月だったけど、その時はメディアも国会もそんなに騒がなくて
今になってこんな大騒ぎになっているという事みたいです。

【検証 年金攻防】(上)事態甘くみた政府 民主議員こつこつ追及 
リンク先が見えない場合はこちら
産經新聞より

この産經新聞の記事はとても良くまとまっていて、長妻昭議員がどういう風にこの問題を継続して追いかけていたかというのがよくわかります。

「業を煮やした民主党は昨年12月、国政調査権の一種である衆院の予備的調査制度を利用し、社保庁に回答を迫った。ようやく今年2月16日、社保庁が出してきたのが、5000万件の未統合だった。」

長妻さんは3年前の未納問題やグリーンピアのころからずーっと年金問題を調べていたんですね。

当初、民主党はこの問題については弱点があったんですね

「社保庁職員の大半が加入する自治労や日教組は民主党の支持団体だ。与党が通常国会で「3本の矢」の関連法案を次々と成立させつつ自治労や日教組への批判を強めれば、民主党の足を止められる。さらに、世論を味方につけ、参院選を有利に運べるはずだった。」
上記の記事より。

なので、与党は民主党は社保庁へ切り込みにくいだろうと思ってたわけです。

もう一つ長妻さんを取り上げた記事があるのでリンクしておきます。
「年金」で勝負に出る民主 見えない場合はこちら

今日あたりは、安倍首相がこの問題を昨年末から認識していた、という記事を見かけました。
「【検証 年金攻防】(上)事態甘くみた政府 民主議員こつこつ追及」の記事を見ると
ちょうど一年くらい前からこのことについて追求している。
「だが、長妻氏は事実を丹念に追い、執拗(しつよう)に調査を続けた。ついに、ちょうど1年前の昨年6月15日、65歳以上の年金受給者のうち基礎年金番号に未統合の記録が総計2300万件あるとの事実を社保庁から引き出し、翌日、国会で追及した。」

で、半年待たされて
「業を煮やした民主党は昨年12月、国政調査権の一種である衆院の予備的調査制度を利用し、社保庁に回答を迫った。」
と書いてありますね。

いやー、国会議員さんの仕事って、なかなかわかりにくいけど
こういう風に見ると本当にコツコツやってるんだなーって思います。

長妻議員にはこれからも期待しています。