木村剛

【公的年金TF】第一回ミーティングに参加してきました。

7/14、公的年金タスクフォース第一回のミーティングに参加してきました。議事録的な内容はあとからいろいろ書くとして、ざっくりと感想。

私はほんとにごくごく普通の会社員みたいな感じの生活をしていた頃と比べると、このタスクフォースに参加してから体験することって本当に驚きの連続なんです。最近は毎日人生初体験みたいなことが起こって、いつも「大変だ、大変だ」って言っていたら、周りの人に「○○さんは、いつも大変、大変って言ってますね」って言われちゃいました。

昨日もしみじみと思いましたが、キムタケさんの考えとか気持ちとか行動を如実に感じられて、助っ人の先生方のメンバーとのやりとりなどを見ていると、本当にこれはすごい人生経験だな、と思いました。お金出して木村さんのセミナーとか講演会参加っていうのありますけど、そういうものとはまた違った色々なことを学べると思いました。第一、ためになる話を聞いているだけじゃなくて、自分がそれにコミットしているわけですから。実践が伴っているんですね。これは、やはりすごく大きな違いだと思います。そこで自分がどういう風にふるまうかとか、そういうことも含まれてきますしね。

当初は「なんかやってみたいぞ」ってだけで、別に私はそんなことをするつもりで参加したわけではなかったのですが、参加してみたら結果的にそういうことなんだなあ、と感じました。

とりあえず、自分にとっては素晴らしいお手本になる人が身近にいるっていうのはすごいことですよ。本やテレビじゃなく、その行動なり気持ちなりを肌で感じられるっていうのはとても貴重です。やりながらいろいろなことを感じたいと思います。 私は幸い東京に住んでいて近くなのでミーティングにも出向けるのですが、ネットだけで繋がっていてもこの臨場感というか、これからどうなるんだろう!っていうわくわく感は感じられると思います。これからまたいろいろなサポートして下さる方を募って作業を進めていくことになりそうなので、ぜひこのタスクフォースに関わってみたい!っていう人は悩んでる暇なく協力していただけたら嬉しいです。タスクフォースからはいつでも誰でも大歓迎です!



【公的年金TF】情報開示請求、電子データでもらえる可能性?

【追記2004/07/15】

昨日参加してきた公的年金TFでは電子データで出すのについては、検討中っぽい感じでした。だから、もしうまくいけばそういう可能性もあるって事なんですね。また、キムタケさんと厚労省の方々の対話を注目していきたいと思います。

電子データで開示OK?

公的年金タスクフォース、キムタケさんが行った第一弾の生データ開示請求はA4で4991枚という膨大な文書によって幕を明けました。

そこで、話題になったのはなんでお役所は電子データで出さないんだ、全くけしからん、という話でした。

それをあるブログにときどきコメントしてくださっているハーデスさんという官僚の方がいらっしゃったので単刀直入に質問してみました。質問したブログはこちらhttp://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2004/07/loser.html

私の質問:「ただ、電子データで出せば、その苦労から解放されるのではないか、というところは官僚の方々はどうお考えになっているのかなと思いました。合理的に考えればそれでいいような気がするのですが。その辺を阻んでいる制度か何かがあるのでしょうか。」

ハーデスさんの答え:「私の記憶が確かなら、情報開示はCDによる情報提供もできたと思います(役所風に言えば「電磁的記録による交付」)。
 とはいえ、年金データがスパコンのデータだとしたら、それを(普通の人が読める)tifファイル等に一枚一枚落とした上でCDやMOに焼き付けるよりは、コピーした方が速いということではないかと推察されます。」

ある官僚の方の年金生データについてのコメント

そのほかハーデスさんの生データに関してのコメントも引用させていただきます。

「ただ、厚生労働省のデータの件は、私はちょっと違うのでは?と思います。
 年金のデータというものは本当にスパコンを使った数字の羅列なんですよ・・。
 私は公的年金でない小さな保険について知識がありますが、やはり数字の羅列でしたから。ただ、縦と横を見ると知識があればある程度推測できると思います。
 一方情報公開は、「説明する」ものではありません。「生データを見せろ」と言うしろものです。つまり、例えば担当者が「注釈」をわかりやすくつけたりすると「文書改竄」になるのです。

 この点、役所への情報公開請求で、担当者の善意を信じられない場合、この「注釈」のように変更が加わっていると「何か隠している」と言うことになるのも実態です。
 率直に言えば、情報公開は追加の仕事で、そのための職員を各課は抱えているわけではありません。資料の精査を始め、追加の仕事になったと思います。5000枚というのはコピーするだけでも大変だったと思います。
 ですから100枚や200枚でなく、5000枚を公開したというのは、紙爆弾でないと思います。よく頑張ったなぁ、と思います。
 そういう現場の実態はどうしたら伝わるのか、と私は思います。」

だそうです。

そうですか、公的年金生データはスーパーコンピュータのデータなんですか。その辺はまた厚労省の方に質問をしないとわからないところではありますが。もしそうなら、電子データでもらっても普通のWindowsなどのパソコンではデータ形式が読めない、だから、スパコンのデータだとtifとかに焼き付けないとアウトプットできる形式にならないのかっていうのは私はコンピュータの専門家でないのでわかりません。その辺は詳しい方何か指摘を下さるとありがたいです。

ところで、ハーデスさんは「私の記憶が確かなら、情報開示はCDによる情報提供もできたと思います」とおっしゃってるんです。あれ?できるわけ?。と思ってグーグルで調べてみました。しかし、キーワードもあいまいなのでちょっと見つけられずまたハーデスさんに質問をしてみました。

その根拠は情報公開法第14条らしい

私の質問:「それから、「情報開示はCDによる情報提供もできたと思います(役所風に言えば「電磁的記録による交付」)」の部分についてですが、グーグルで探してみた のですが、それらしいのが見つけられませんでした。独立行政法人関係の文書は見つけられたのですが・・・。興味があるので何かもしご存知であれば教えてい ただけるとありがたいです。」

ハーデスさんの答え:「情報公開はCDでも可能です。根拠は「情報公開法」(詳細は施行令の第9条)です。

(開示の実施)
第十四条  行政文書の開示は、文書又は図画については閲覧又は写しの交付により、電磁的記録についてはその種別、情報化の進展状況等を勘案して政令で定める方法により行う。ただし、閲覧の方法による行政文書の開示にあっては、行政機関の長は、当該行政文書の保存に支障を生ずるおそれがあると認めるときその他正当な 理由があるときは、その写しにより、これを行うことができる。  

 これを読むと「文書はだめでは?」となるかもしれませんが、この時代にパソコン使っていない資料はほとんどない(地図や切り張りした資料くらい?)でしょう。ですから、少なくともここ数年のものは事実上OKになります。

 とはいえ、「電子媒体」は改竄可能ですから、いわゆる「政府追及のための請求」はほとんどの場合「紙の原本」の写し(つまり紙)を請求されることが多いようです。
 また、打ち出すのも面倒という部分もあるのかも?(笑」

とのことでした。電子データで開示OKっぽいじゃないですか!しかし、ネックはデータ改ざんってところなんですね。もしCDで開示しても「データ改ざんしてんじゃねーか!」とかっていう疑いがどうせかけられるかもしれないんだから紙で出しとくよ・・・ってこともあるのかもしれませんね。

電子データの改ざんに対する対策というのはどんなものがあるのでしょうね(技術的な話としては)。リライタブルじゃないCDに書き込めばいいっていう単純な話ではないんですか。

第二弾開示請求がこれでいけたらいいなあ

でも電子データで開示請求できそうっていうのがわかったのは自分的にはちょっと収穫です。だって、今までの話ではもっぱら「できない!」って話だったので。キムタケさんの開示請求第二段は計算を説明する文書などなどなので、ワードなどの普通のソフトで作られたデータである可能性が大だし、万が一すっごいマニアックな文書作成ソフト(どんなだ・・・)で作られた電子データだとしてもそのソフトをこっちでも買うとか、オリジナルなんだったらプログラムも一緒に分けてもらうとか何とかすれば、何が何でも紙じゃないと駄目っていう事態は避けられそうな気がするのですが、いかがでしょう?

お役所の方ももしかしたらその方が時間とられなくて自分たちの通常業務に差し支える負担が減るからいいんじゃないかと思うのですが。別に電子データで開示を阻む法律もなさそうですし。

当然ながら法律の条文って難しいですね

しかし、くだんの情報公開法の中の14条の部分、ハーデスさんの解説なしには私には「電子データで開示もOKよ」って言う風にはとても理解できませんでした。難しい文章だ。

改めて思いますが、法律の条文ってわかりにくいよね。でも、条文作成時に考えうるあらゆるケースを包括できるように書かなきゃって言うことだろうと思うので、なんか漏れがないように、解釈で誤解されないように、この辺突っ込まれても大丈夫なようにっていうのを心がけて書くとどうしてもこんな文体になってしまうんでしょうか。

なんとなくクリスタルの片岡義男風(古いネタでごめんなさい)に法律の条文って書けないもんでしょうかねー。なんとなくクリスタル風文体だと突っ込みいれられまくっちゃうのかな。その辺はまだまだ私にはよくわかりません。

というわけで、解説をしてくださったハーデスさんありがとうございました。
ところで、ハーデスさんは「明るい!?国家公務員のページ」というウェブサイトを運営されている方なのですが、国家公務員のいろいろなことが赤裸々に書かれていてとても興味深いです。今回の参院選について意見を書いているところもあったり、世の中で話題になっていることについても意見を書いていらっしゃいます。逆にこんなに書いちゃって大丈夫なの?なんて心配になるくらい書いていらっしゃいます。

ということで、電子データで開示OKの可能性ありという話でした。

【追記】

あれからまた考えてみました。どうしても改ざんが心配なら、紙データと電子データ両方貰うしかないんでしょうね。また、お金はかかりそうですが。これなら、加工もしやすいけど、原典とつき合わせて改ざんが行われていないか分かるのではないでしょうか。しかし、これだと官僚的には全然開示のための作業量が増えて全然合理的じゃないですね。ごめんなさいーーって感じですね。でも、お互い正確を期するには仕方がないのでしょうか。

【追記 2004/07/14】

ハーデスさんから追加コメントいただきましたので掲載いたします。ハーデスさん、いつもわかりやすい説明をありがとうございます。

ちなみに14条補足しますと
(開示の実施)
第十四条  行政文書の開示は、文書又は図画については閲覧又は写しの交付により、電磁的記録についてはその種別、情報化の進展状況等を勘案して政令で定める方法により行う。

 この「文書又は図画」の時点で「紙」しか読めません。実は電子政府のところでも「書」で電子媒体が読めるかもめたんです・・。
 で、読めないので「紙」を前提に閲覧か写し(この場合コピー)の交付になっています。
 でも役所には電子媒体もあるので、「電磁的記録」の規定が後段にあるのです。

 ちなみに法律は実は「方程式」みたいなもので、一回ルールをある程度覚えてしまうと、非常に読みやすくなります。
 私も日本史専攻でOJTで学んだので、いくつか読みこなせば多くの皆さんも読めるようになるのではないかな、と思います。
 (そういった意味で法律の読めない国会議員はさぼっていると思うのです)

 ところで、ゴーログにアップされているの見ました。
 縦軸に数字が書いてあるのはあれは多分年齢か支払い年数でしょうね。3列ということは3年間で政令などが改正された場合が過去あってその付加金の積み立て準備額のデータかなんかではないでしょうか。
 あれだけでは何ともいえませんが、読む人が全体を読めば多分わかると思います。

 そういった意味で「役所を叩く」みたいな感じではなく、普通に意見交換すればきっと良いものが生まれると思います。
 私も期待しています。


【関連記事】

2004年07月08日(木) 官僚についてふと思ったこと
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroette/808

新橋に行ってきました

4gd85ss1.JPG新橋に行ってきました

たまたまそのあとその近辺で用事があったのですごくナイスタイミング!ってことで18:00スタートの木村さんの応援演説を見に行ってきました。おかげさまで最初から聞けました。

始まる前から結構人が集まってました。誰か知ってる人いないかなーーとか色々見回してみたけど、あまり見つけられなかった。カメラもいっぱい来てました。昨日はニュース番組見られなかったけど、色々なところで放映されたのでしょうか。

私はブログ仲間のHさんとTさんと一緒に見てました。
聞きながら「やっぱり、木村さんは熱いなーー。」ってみんなでしみじみ言ってました。あそこに集まってる人のどのくらいが共感派なんですかねー。しかも応援演説とかどのくらい盛り上がるものなのか今までまともに聞いたことなかったので比較できないので良くわかりませんが。

一人、一生懸命二人に向かって「年金問題を早く話せ!」とか「責任は取れるのか!」とか叫んでいたおじ様がいましたが、それにも木村さんは答え、そのおじ様は最後は「うむうむ!そうだ!やってやれ!」といった感じのご満悦な様子でした。結構最後の方は「頑張れー」って感じで盛り上がってましたね。
私はカメラがあんまり好きじゃないから、聴衆を写すべく後ろを撮ったり、うろうろしているカメラに写りませんように!って祈ってました(笑)。

演説が終わったあとNさんも来ていたのを見つけ、他の人に紹介したりしてなんだか私的にはちょっとした社交場になってました。で、ちゃっかり最後に木村さんにご挨拶してきちゃいました。

BSEで食糧庁がなくなった

お二人の話はだいたい今までの話と同じなのですが、その中で私がきいて「あれ?」っていうのがあったのがBSE後なくなったのが食糧庁だということです。で、年金問題に絡んで社会保険庁も同じ道をたどるのではないかという話(演説で言ってたのは前半部分。演説では社会保険庁もなくさないと駄目だ!
みたいな文脈だったんでしょうか。よく聞き取れなくてわかりませんでした。残念。)。

へー、そうなの?食糧庁ってなくなっちゃったの?それは知らなかったなあ。と思って一応農水省の組織表ページを見てみたら本当にありません。本当にそれは知らなかったなあ。
http://www.maff.go.jp/www/maff/orgstart.html

それで、グーグルで「食糧庁」と入れて検索すると「総合食料局」というのが一番目に来るので、これが食糧庁の代わりに新しくできた部署なんですね。
http://www.syokuryo.maff.go.jp/

それで、なんでこうなっちゃったんだろう、というのがなんとなくわかる記事がここにありました。
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_nakajima05
ITガバナンスの視点
第5回「食糧庁は何故なくなるのか――トレイサビリティへの道」
国際大学(グローコム)教授 中島 洋氏
最終更新日時: 2003/02/07

BSEで発覚した色々な問題を農水省が結構大胆に改革したらしいと書いてあります。BSEは2001年くらいからの話らしいので今ないとすると、2-3年で改革したって事ですよね。みんな官僚が!官僚が!って言うけど、農水省実は頑張っているのではないですか?そして、これと同じようなことを年金でやりたいんですね。なるほどー。

BSEが2-3年でできたのだから、年金だってそれくらいで何か形が作れるのかも!なんてちょっと期待してしまいます。

国会議員であるのとそうでないのの違い-国政調査権

それから演説を聞いていて理解したことその2は国政調査権です。民間人のまま政治に関与するのと、議員になって関与するのでの一番大きな違いがこの「国政調査権」だって事を昨日私は初めて知りました。
国政調査権についての参考リンク→http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=736595
http://law.leh.kagoshima-u.ac.jp/STAFF/oguri/ken8.htm


どうやら、国会議員が国会で質問とかするときに用意する資料がありますよね、あの資料を作成するために証人とか記録の書類とかが必要なのですが、それを該当部署や会社に対して、証人だしてね、資料出してね、っていうのが言える権利です。

これは、かなりすごいことですね。国会で質問している議員さんはこの権利を駆使して色々な資料を集めてきているんですね。

ここに割りとわかりやすい説明が
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/yogohoritu6.htm
「各議院が、法律をつくるためや行政を監督するために、それぞれ国の政治全般(立法・行政・司法を含んだ国の政治全般)にわたっていろいろな調査を行うことができる権限を国政調査権という。主権者である国民から直接選出された議員で構成される国会に対して憲法第62条によって認められた権能である。

国 政調査は、主に国会の委員会において、政府当局や関係者から説明を聞き、質疑を行い、資料の提出を求め、証人や参考人を呼び、記録や委員を現地に派遣する 等の方法で行われ、この結果として、政府に適切な対策をとることを求める決議をしたり、法律案を委員会から提出することになる。

ただし三権分立の原則から、他の国家機関、特に司法の独立等との関係で裁判官の弾劾裁判(憲法第64条)のほか、一定の限界がある(検察についても司法に準じた限界がある)。行政に関しては、内閣は国会に対して連帯して責任を負う(憲法第66条3項)ばかりか、衆議院が内閣不信任決議を行うことができる(憲法第69条)等、議院内閣制の当然の帰結として国会は行政に対して強力な権限を有するところから、調査の範囲は一般的である。」

なるほどー。郵政民営化でも国民年金でも、銀行関係でも真実を追究するためには、この国政調査権は不可欠って事なんですね。

何か建設的な対話を進めるためのお役立ちツールは情報公開法と、この国政調査権ってことなんでしょうか(後者は国会議員限定ですが)。

叩かれても叩かれても

キムタケさんは抵抗勢力との戦いではなくて、マスコミとの戦いについては、夕刊フジを名指ししていました。「夕刊フジに毎日毎日叩かれるんですよ!その辛さがわかりますか!!」みたいな感じで言ってました。夕刊フジかどうかはわからないけど、確かに駅のキオスクで「30社リスト」とかそんな感じの見出しは良く躍ってたなーと思いました。

そんなこんなの新橋駅前SL広場での演説の感想でした。写真も添付しておきます。私の携帯はカメラ付きじゃないのですが(いつの時代のを使ってるんだ!)、これはHさんが撮ってくれたものです。

【追記】
2004/07/12
国会議員になるならないの違いは国政調査権っていうのを書いたのですが、ゆびとまさんが収録してくださった演説全文を見るとそんな言葉がないんです。ショックを受けました。何か他でそれを初めて聞いて非常に印象的だったのを、この演説を聞いてその中でも話されているって文章を書く時に思い込んだようです。ということで、お詫びして訂正いたします。

いえ、国政調査権のところじゃなくて、演説で話されなかったのにあたかも話されたように書いたことについてお詫びいたします。なんか心の中で国政調査権がすごくヒットしてたんですね、この日は。ということは、私は議員になってやることのデメリット、メリットをまだ正しく理解していないってことか。。うむぅ。

正しい内容はゆびとまさんのブログをお読みください。
http://ubitoma.cocolog-nifty.com/ubitoma/2004/07/5.html

ついにキムタケさんのところまで -公職選挙法とインターネット-

キムタケさんのブログでキムタケさんがある候補者の応援演説をします!という予告をしたら、やはり公職選挙法にひっかかるんじゃないの?という懸念が出て、一回削除して検討、問合せをしたあと内容を変更して再掲し、その経緯を説明しています。

私も常々公職選挙法とネットについてはどうにかならないんだろうか、って思っていたのですが、キムタケさんの所にまで波及するとは思いませんでした。

しかもねーー、総務省の印象はこの時点では余りイケてないの。広報部長の尾花さんが該担当部局を通じて総務省に正式に問い合わせたら「良いとも悪いとも言えないグレーゾーン。OKという判例がないので判断のしようがない。万が一、問題となって揉めた場合は、裁判を起こして結果をみるしかない」という見解だったそうです。厚労省の方が断然好感度高し(って省同士を比べても別に意味はないのですが。)。

またもや前例主義ですか。こんな答え方するからみんなに「だからお役所は前例主義だ!思考停止だ!」って言われちゃうんですよーー。また手ぐすね引いた世間のみなさんに官僚批判のネタを与えてしまったようなものですよ。しかも「判断しようがない」だって。判断しようがないのか。。。なんか寂しいなあ。判断を放棄してますってはっきり言われちゃうのも。裁判を起こした場合、白か黒か判断する人って裁判官ですが、裁判官が判断の基準にする法律って官僚が文章書いて政治家が審議して決めたものですよね?あああーー、責任の所在が堂々巡りしているわ・・・。

いくら官僚が世間に対してホンネを言いにくい環境にあると言っても、基本的になんでも温かい目で見ようと思っている私ですが、これではそんな私でもちょっと難しいかも・・・。

キムタケさんのブログはさすが注目されているというだけあって、今の社会の旬な問題と常にリンクしていますね。それは本当にすごいと思います。どうせ公職選挙法はだんだん現状と合わなくなってきていて、総務省でも選挙とネットとの関係も検討する(あるいはしている?)のだろうから、早く解決されるといいなと思います。そのときは総務省の方、「判断のしようがない」とか言わないで自分の頭で考えて検討してくれますよね???

公職選挙法がネット活動を禁止する根拠も結構突っ込みどころ満載なところはあるのですが、これだけ実害というかみんなが問題だと思い始めているのだから、そういう国民の声を受け止めて十分に考えて法律を作るなり変更するなりして欲しいと思います。グーグルでキーワードを「インターネット」「公職選挙法」と入れると本当にいろいろな記事がヒットしますよ

これだけ国民の間では議論されているのですから、一日も早い対応を望みます。

と思っていたら、一応総務省でも検討はしてるみたいです。→IT時代の選挙運動に関する研究会について

ここを見ると、審議会、委員会、懇親会、研究会などといろいろありますが、審議会に比べると優先度低い話題ってことなのかな?

中を見ると13回開催されて最終日は平成14年7月23日です。で、最後にPDFファイルで報告書がアップされていますが、ざざっと読むとみんなが今言っていることとそんなに変わらないようです。で、それが平成14年7月ですから、2年経ってるって事ですよね。2年も前から今みんなが言っていることに気づいていたんですね。でも、それから特に何も措置を講じていないってことは、研究会だし、総務省的にはあんまり重要なテーマではなかったのでしょうか。

ということで、総務省も実は頑張っているんじゃないかと調べてみたら、逆に2年も何もしてないようだ、っていうのがわかってしまって残念でした。それとも実はもっと密かに審議とかしているんだけどホームページに載ってないだけですか?それだったら、一般人にもわかるように載せてもらえると嬉しいです。

【参考URL】

インターネットと選挙運動
http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/senkyo/html.file/senkyoundo_top.htm

【この記事について書きました】

「週刊!木村剛」より
2004.07.07
7月8日(木)午後6時-新橋に何かが起こる!(再掲)


【関連記事】

2004年07月08日(木) 官僚についてふと思ったこと
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroette/808

2004年07月09日(金) 公職選挙法についての誤解
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroette/810

5位でした。

5位でした。

キムタケさんのブログ「週刊!木村剛」へのトラックバックランキングが発表されました。6/30で締め切ったものです。また次回からはゼロからカウントするそうです。そして、私は総合ランキングで5位でした。なんか、一つの山が終わったって感じ。いえ、別に最初の頃は深いことを余り考えずにトラックバックしていたのですが、ここへ来て10位以内の人には「月刊!木村剛」が贈呈されます、とかって話になってせっかくだから、買うんじゃなしに「月刊!木村剛」は欲しいなあなどと思っていたのですよね。自分で買うのとプレゼントではだいぶ違いますから(笑)。

でも、そういう変なプレッシャーとかに駆られるといやなので、まあ、あくまでもマイペースでトラックバックしてました。あんまり上位に行くのもなんだか恥ずかしいし。6月以内で10位くらいならそれでいいや、なんて(だって月刊!木村剛をゲットするため(笑))。というわけで、これからもマイペースで楽しくトラックバックして行きたいと思います。

ブログから年金

とはいえ、公的年金TFにも参加したので、これからは定期的にトラックバックさせていただくと思いますので、これからもよろしくお願いします。

ところで、たまたま私はこんな記事を発見してしまいました。

2004.03.31
公的年金改革タスクフォースに参加!しません?[ゴーログ]
http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2004/03/post_15.html

ここで、私は自分の文章をゴーログの中で取り上げていただけてたんですが、
「やはり、公的年金はアカン! これは根っこから治さないとどうにもならないんじゃないでしょうか。「Hiroette」 さんからは、「やっぱり公的年金改革タスクフォース(と、勝手に今私が決めました(笑))に木村さんがメンバーで加わっていただけたらいいなーと思うので すが。坂口大臣、いかがでしょう?」と書いていただきましたので、もし万が一、天地がひっくり返って、「公的年金改革タスクフォース」が立ち上がったら、 立候補でもしてみましょうか(笑)。
  と一瞬思ったんですが、「高嶺の花にくびったけ!!」さんに、「ん~、こういうことができる人は大悪党になれますね」とご忠告をいただいているので、やっぱりコンサルティング・ビジネスに専念することにしよっと」

なんてキムタケさんは書いているんですよ。そうしたら実際に今公的年金TFが立ち上がっているではありませんか。やっぱりキムタケさんはこの時点で年金についてはかなりやる気だったのだ、と私は思いました。まあ、しかし、自分自身がこれに参加するって言うのは自分ではかなり予想外でしたが・・・(この文章を書いている時点では全く予想だにしてませんでした)。

社会保険庁の長官が変わり民間の人を登用することになったようですね。そして、新たに政府の方でも年金を検討する会が設置されるようです。そちらでの議論というのもとても興味ありますね。これにキムタケさんを起用すればいいのになあ。どうして、こんなにやる気を見せている人を起用しないのか。やはり色々なしがらみとかで、そういうわけにはいかないんでしょうかね。

ま、どっちにしろ、キムタケさんの方は進捗状況がオープンになっているので、報道されなくても状況はわかるようになっているって言うのが違いなんでしょうか。ああいう、政府の審議会とかの進捗状況もその官庁のウェブサイト見ればわかるんでしょうかね。

ブログの楽しみ

私はとにかくキムタケさんのブログにトラックバックするためにブログを始めたようなところはあるので、人様からもし自分がブロガーだと言われるとそんなにピンと来ないです。ブロガーって言うのはもっとすごい人たちじゃないかと思ってるので。私は単に木村さんの一ファンです。

でも、ブログで何が楽しいかと言うと、自分が良く読んでいる&お邪魔するブログの作者の方に実際にお会いすることです。これが、また文章と本人の印象のギャップとか楽しいんですよね。文章から書き手の人柄や、風貌などを想像する。これはかなりのブログ書きの方が楽しんでいる事ではないかと思います。今のところ、文章と本人の風貌が著しく異なるっていうのはまだないです。だいたい文章の印象とご本人の印象(風貌も含む)は大体私は一致するなーと思っています。そうなんですよ、だいたい一致するからまた面白いんですよ。私などは妄想するの好きなので、文章読めば風貌は大体想像つきます(当たる精度はまた別ですが・・・)。

【この記事について書きました】
「週刊!木村剛」より
2004.07.04
第1回ゴーログトラックバック大賞発表[TrackBack Ranking]

【関連記事】
2004年03月25日(木) 江角マキコとキムタケさんと年金問題
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroette/589
プロフィール

drecom_hiroette

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ