身の回りの政治・経済

首相官邸ではおばけがでるらしい

河野太郎のブログより
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/744

「なんでも官邸では首相、軍人その他あわせて21人が非業の死を遂げていて、その内の誰かが出てくるそうだ。」

そのうちの誰かって、、、ちょっとアバウト過ぎ!(笑)

で、今は国民新党の綿貫さんは神主さんでもあるので
お払いしてもらった人もいるらしい。

とはいえ、国会議員同士がまじめに幽霊を語っている国っていうのはどうなんだろう?(笑)
まあ、いいか(笑)


 

 

「年金問題」といえば、長妻昭議員ですね。

選挙が近づいてきました。
今回も年金問題がまた浮上してきました。

未統合データ5000万件!とか1430万件!とか
とてもショッキングな数字です。

ちなみに後半の1430万件は6月6日に民主党の長妻昭議員が質問してわかったことなんですよね。
最大1400万件」不明 年金記録不備、厚労相認める
上記のリンクが切れている場合はこちらを参照 中国新聞より

「社会保険庁の年金記録不備問題で、基礎年金番号に統合されず該当者不明のまま「宙に浮いた」記録約五千万件とは別に、紙台帳で管理されていた厚生年金の手書き記録の一部が社保庁のコンピューターに入力されず、未統合のままとなっていることが六日、分かった。野党は「最大で千四百万件に上る可能性もある」と指摘。追及を一段と強める構えだ。
(中略)
 六日の衆院厚生労働委員会で、民主党の長妻昭氏が「五千万件とは別に(未統合記録が)あるということでよいか」と質問。柳沢伯夫厚生労働相は「結果としてそういうことになる」「統合されていない記録もある」と述べた。」


それでね!いまでこそ5000万件だとか騒いでますが、そもそもこの話が出たのは
今年の2月なんですよね。これも長妻さんの質問が発端なんですね
そもそも2月だったけど、その時はメディアも国会もそんなに騒がなくて
今になってこんな大騒ぎになっているという事みたいです。

【検証 年金攻防】(上)事態甘くみた政府 民主議員こつこつ追及 
リンク先が見えない場合はこちら
産經新聞より

この産經新聞の記事はとても良くまとまっていて、長妻昭議員がどういう風にこの問題を継続して追いかけていたかというのがよくわかります。

「業を煮やした民主党は昨年12月、国政調査権の一種である衆院の予備的調査制度を利用し、社保庁に回答を迫った。ようやく今年2月16日、社保庁が出してきたのが、5000万件の未統合だった。」

長妻さんは3年前の未納問題やグリーンピアのころからずーっと年金問題を調べていたんですね。

当初、民主党はこの問題については弱点があったんですね

「社保庁職員の大半が加入する自治労や日教組は民主党の支持団体だ。与党が通常国会で「3本の矢」の関連法案を次々と成立させつつ自治労や日教組への批判を強めれば、民主党の足を止められる。さらに、世論を味方につけ、参院選を有利に運べるはずだった。」
上記の記事より。

なので、与党は民主党は社保庁へ切り込みにくいだろうと思ってたわけです。

もう一つ長妻さんを取り上げた記事があるのでリンクしておきます。
「年金」で勝負に出る民主 見えない場合はこちら

今日あたりは、安倍首相がこの問題を昨年末から認識していた、という記事を見かけました。
「【検証 年金攻防】(上)事態甘くみた政府 民主議員こつこつ追及」の記事を見ると
ちょうど一年くらい前からこのことについて追求している。
「だが、長妻氏は事実を丹念に追い、執拗(しつよう)に調査を続けた。ついに、ちょうど1年前の昨年6月15日、65歳以上の年金受給者のうち基礎年金番号に未統合の記録が総計2300万件あるとの事実を社保庁から引き出し、翌日、国会で追及した。」

で、半年待たされて
「業を煮やした民主党は昨年12月、国政調査権の一種である衆院の予備的調査制度を利用し、社保庁に回答を迫った。」
と書いてありますね。

いやー、国会議員さんの仕事って、なかなかわかりにくいけど
こういう風に見ると本当にコツコツやってるんだなーって思います。

長妻議員にはこれからも期待しています。

 

 

傍聴に行ってみたい!(3)-裁判員制度/後編-

こちらからの続きです。

Q: どのくらいの人数が駆りだされるのか?
→最低ラインで一つの裁判に6人の裁判員が必要なようです。それから裁判が長引いているものとか、規模が大きいものなどはもっと増えてくるようですね。
で、おおまかには
「平成17年の裁判員制度の対象となる事件は全国で約3,600件でしたので,仮に上の試算を前提にすると,1年間に18万人から36万人の方に裁判所に来ていただくという計算になります。」だそうです。
こちらより引用。 http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_15.html

Q: しかし、裁判員をするためには仕事は休まなくちゃいけないんじゃない?
というのは、社会人にとっては見過ごせないところですよね。仕事が死ぬほど忙しい人はどうするんだろう?やっぱり、辞退するのかな。

と思ったら単刀直入、そのまんまの質問がありました。
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_5.html
「仕事が忙しいのですが,辞退できませんか。」
答えはこう書いてあるのですが
「仕事が忙しいというだけの理由では,辞退はできないことになっています(とても重要な仕事があり,あなた自身が処理しなければ,著しい損害が生じると裁判所が認めた場合のみ,辞退が認められます。)。
裁判員になる人の負担ができるだけ少なくなる制度にしていきたいと考えておりますので,お忙しいとの事情はわかりますが,裁判員に選ばれた場合には,ご協力いただきますようよろしくお願いします。」

会社が認めてくれなかったらどうするつもりなんだろう。
「裁判員!なんだそれは、そんなことしてる暇ないぞ!休んだらクビだぞ!」って言われたらどう責任とってくれるんですか??

しかも、裁判員に選ばれちゃって、行くのをさぼったら罰せられるらしい。
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/c3_21.html
Q: 裁判員候補者として呼出しを受けたにもかかわらず,裁判所に行かないと,罰せられるのですか。
→ 正当な理由もなく裁判所に来られない場合には,10万円以下の過料に処せられることがあります。


なんだよ!それ!って感じですが、一応、こんな文章を見つけました。

http://www.kantei.go.jp/jp/kids/magazine/0407/6_3.html
Q :裁判員は日当や交通費をもらえるの?
→裁判員には日当や交通費、宿泊料が支払われます。裁判に参加する期間は、裁判の内容によって違いますが、現在の裁判期間に比べるとずっと短い期間となります。また、裁判員の役目を果たすために会社を休んでも、会社はそれを理由に辞めさせたり、不利益な扱いをしてはいけないことになっています。


完全なるボランティアではないようですね。そして、会社もそれを理由に解雇などをしてはいけない、ということらしい(しかし、法的にどの程度効力のある罰則があるのかというのはよくわからない。。。)。

まだまだ、疑問はあります。
どうやって裁判員になるのか?
「私やりたいんですけど」とかってどこかに申し込めたりするのか。それとも、ある日突然「あなたが選ばれました」という手紙が来るのか??

http://www.kantei.go.jp/jp/kids/magazine/0407/6_3.html ●裁判員候補者名簿を作ります
 選挙人名簿の中から抽選で裁判員候補者名簿が作られます。名簿に載った人には、「来年、裁判員に選ばれる可能性があります」という連絡があります。

→要するに前もって言うからそれまでに心の準備しといてねってことですね。

●裁判員候補者に呼出状を送ります
 裁判員制度の対象となる裁判が決まると、裁判所は、裁判員候補者名簿に載っている人の中から、さらに抽選で候補者をしぼり、裁判所への呼出状を送ります。

●裁判員を選びます
 裁判員候補者は、定められた日時に裁判所に出頭します。裁判所では、裁判官が質問をして、候補者が裁判員としてふさわしいかどうかを調べ、ふさわしいと認めた人が裁判員に決定します。

→これって事実上テストみたいなもんですよね。
しかし、この面接テストするのは裁判官だよ。ってことは裁判員つきの裁判は、裁判官にとっては仕事増える裁判ってことですね。まあ、別に手間が2倍になるわけじゃないだろうけど、ちょっとめんどくせーと思う人はいるかもしれないですね。

「裁判長から,被告人や被害者と関係がないかどうか,不公平な裁判をするおそれがないかどうか,辞退希望がある場合はその理由などについて質問されます。」
http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/how_to_choose.html

Q: 選ばれちゃったら何をしなければいけないのか???
→その裁判のジャッジをしなければいけないんだろう、というのはもちろん想像つきますが。
裁判員の仕事や役割
http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/work_and_role.html
「 裁判員に選ばれたら,裁判官と一緒に,刑事事件の法廷(公判といいます。)に立ち会い,判決まで関与することになります。  公判は,連続して開かれます。公判では,証拠書類を取り調べるほか,証人や被告人に対する質問が行われます。裁判員から,証人等に質問することもできます。」


とりあえず、裁判が開かれたらそれに出席しないといけないわけですね。もう傍聴じゃないわけ、すでに。そして、「証人等に質問することもできます」って!質問できちゃうんですか!!!それはドッキドキですねーー。

とりあえず、誰かの運命を左右するような決断をするわけだから責任重大ですよね。いくら最終的な判断はもちろん裁判官がするって言ったってね。

しかし、来る裁判員制度には全国にどのくらいいるかわからない傍聴マニアの人たちの本領発揮の場所となるのでしょうか??なんかすごい気になりますねー。しかし、傍聴マニアって言うけど、ほんとにどのくらい存在するものなんでしょうね。マニアだから、仕事にはしていない人(あくまでも趣味という定義にここではしておく)っていうくくりでいくとどのくらいいるんだろうなあ。

あ、阿蘇山大噴火さんはもちろん仕事で傍聴していますが、たぶん仕事より傍聴を始めたのが先だったのではないか(誰かに仕事として頼まれて傍聴を始めたのではないということ)と勝手に想像して、傍聴マニアにカウントします(笑)。

しかし、日当は自分がその日一日やすまなかったらもらえるはずの給料の値段と同じにしてほしいなあ(サラリーマンの場合)。もし、日当が自分の一日分の収入よりすごい安かったらそれはそれで悲しい。まあ、半分はボランティアのようなもの、ということか。。その辺もきになりますよねえ。きっと収入が多ければ多くなるほど気になるに違いない。

さて、もしこの制度が本当に実施されたら私は死ぬまでに裁判員に選ばれるときがあるのでしょうか???

これは、上記の「1年間に18万人から36万人」という数字から真ん中をとって27万人。日本の成人人口---これが調べられませんでした。個々の年代の数字は見つけられるけど、いちいち足してる暇はないので成人人口っていうのでどっかに載ってないかなあ、と思ったけど見つけられなかった。ので、かなり適当に計算します。15歳以下で13.8%

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kobayasi/area/population/popu_1.htm
だそうなので、20歳以上は80%とする。
裁判員に該当する人口が一億2000万人のうち80%とすると9600万人。一年に多く見積もって30万人が裁判員やるとして 9600万人÷30万人=320分の一の確立となります!

対人口にすると、かなり少ないですね。イメージ的には、あっちでもこっちでも裁判員として呼び出される、という感じではないですね。だからこそ当たっちゃった日には、なかなか大騒ぎしてしまいそうですね(笑)。

と、傍聴マニアと裁判員制度に色々と妄想を膨らませてしまったエントリでした。
もしかしたら、次はあなたのところに! m9(^_~)

上に使った絵文字は一応解説すると、左側のmと9はあわせてあなたを指差している手の形です。原作はこれ→m9(^Д^)

【関連記事】
千原浩史の趣味は裁判の傍聴だそうです [2004年08月03日(火)]
傍聴に行ってみたい!(1)-傍聴マニア?- [2006年09月27日(水)]
傍聴に行ってみたい!(2)-裁判員制度/前編- [2006年09月29日(金)]

     

傍聴に行ってみたい!(2)-裁判員制度/前編-

こちらからの続きです。

まあ、それで傍聴の話を某コミュニティサイトでしていたら、ある方が「そういえば、陪審員制度も始まるし、もしかしたらひとごとじゃないんですよね。」みたいなコメントをしてくださった。なるほど、そういえばそんな話もあったかもしれない。けれど、本当にそんなことは実施されるのか、もしされるとしたらいつからなのか、などという詳細はまったく知りませんでした。

調べてみたら、これがダントツにわかりやすかった。
裁判員制度とは」 by 首相官邸
でも、コンテンツの分類は「キッズルーム」ですと。
子供向けくらいじゃないと、よくわからない私です。
ほんとにここはよくまとまっていてわかりやすい。絵での説明も適度に入っていてグッド。
っていうか、子供向けと言う割にはふりがなもついていないし、単に大人用の入門編にしか見えないんですけど(汗)

ちなみにこっちは最高裁判所のページ
裁判員制度:http://www.saibanin.courts.go.jp/
これは法務省のページ
あなたも裁判員!:http://www.moj.go.jp/SAIBANIN/

ちなみに法務省のページには、「2009年までに裁判員制度がスタートします」と書いてあります。2009年って言ったら結構もうすぐじゃないですか???大丈夫なんだろうか。アナログテレビがもうすぐ使えなくなるぞ!というのと同じくらい知られてないことではないでしょうか。(まあ、アナログテレビよりは世間的影響は少ないのかもしれないけど。)

それで、陪審員と思っていたけど、制度上の名前は「裁判員」というのね。
一応、陪審員制度と裁判員制度は微妙に違うようですが、
こちらを参照: 「裁判員制度と陪審員制度の違い」について。
まあ、これは制度上の違いということでそんなに気にしなくていいでしょう。

いったいぜんたい裁判員制度ってどんななの?を少し調べてみました。

Q: なんでこの制度を始めることにしたのか?
→陪審員制度自体は別に新しいアイデアでもなんでもなく、色々な国で昔から存在してきた制度です。
陪審員制度 by Wikipedia

映画にもなってたりする。

「陪審員」
1996(米)出演: デミ・ムーア, アレック・ボールドウィン  監督: ブライアン・ギブソン

「十二人の怒れる男」
1959(米)出演: ヘンリー・フォンダ, リー・J・コッブ  監督: シドニー・ルメット

Q: 私には関係あるの?
→あるらしい。国民から抽選で無作為に選ばれるらしいです。
おソロシー。

Q: なんでこういうことを始めるの?
→「裁判員制度を取り入れることによって法律の専門家ではない、普通の生活をしている一般市民の感覚が裁判により生かされるようになり、国民の司法に対する理解と信頼を深めることができます。」
確かに、正直言うと弁護士の方々はともかく、裁判官の方々って一般の人と人生の歩みがまったく違うから一般人の感覚を持っているかどうか、という話になるともしかしたら少しずれているところもあるのかもしれない。そういう時にフツーの人の感覚での判断が加味されるとよろしい、ということですね。落ちこぼれの気持ちとか、なかなかわからないだろうし、、、とか?

これはとても良いことだと思う。

Q: 専門知識がないけど、大丈夫なの??
→「裁判員は専門的な知識がないことが前提となっています。必要な法律の知識や裁判の手続については、裁判官から説明が行われます。裁判官、検察官、弁護士は、審理を迅速で分かりやすくするよう法律で決められています。難しい法律用語も分かりやすい言葉で説明されます。」
とのことで、裁判員になる人の候補にも専門知識を持っている人は除外されていることからも、とにかくフツーの感覚を裁判に活かしたいという感じですね。

Q: どんな裁判の裁判員をやれるの?
裁判といえば、殺人から強盗から靖国参拝が違憲かどうかまで色々あるわけですが。そして、どの段階の裁判に参加できるのか?(地方裁、高裁、最高裁??)
→以下のものだそうです。
1. 人を殺した場合(殺人)
2. 強盗が,人にけがをさせ,あるいは,死亡させてしまった場合(強盗致死傷)
3. 人にけがをさせ,死亡させてしまった場合(傷害致死)
4. 泥酔した状態で,自動車を運転して人をひき,死亡させてしまった場合(危険運転致死)
5. 人の住む家に放火した場合(現住建造物等放火)
6. 身の代金を取る目的で,人を誘拐した場合(身の代金目的誘拐)
7. 子供に食事を与えず,放置したため死亡してしまった場合(保護責任者遺棄致死)
こちらより引用 http://www.saibanin.courts.go.jp/introduction/event.html

裁判員が参加するのは、地方裁判所で扱う刑事裁判のうち、とくに重大な事件の裁判だそうです。

やっぱり、ちょっと身の回りで起こりそうな(ってそんなに簡単に起こっては困るんですが。。)事件が対象ですね。靖国神社参拝は違憲かどうか、とか外国人への参政権どうのこうの、というのはできないようだ。そういうのはちょっと思想とか信条が関係しちゃうから適当ではないかもね。

そして、自分が住んでいるところの地方裁判所ということで、わざわざ高等裁判所、最高裁判所まで出向いて行くことはないようですね。

7番なんて今はやりの(あんまりはやってほしくないけど、もちろん。。)子供へのネグレクトですよね。パチンコ屋さんの駐車場に車留めて、中に子供置き去りにして死んじゃったケースも7番なのかな?ああいうのも、なんかどう考えても子供二人も虐待して死んじゃったのに懲役5年ってちょっと短過ぎない???と、なんとなく一般的な感覚からいうとへんな気がするものもあるので、そういうのには陪審員の制度というのは一般の人の感覚が取り入れられてよいのでは?と思います。

後編へつづく

【関連記事】
千原浩史の趣味は裁判の傍聴だそうです [2004年08月03日(火)]
傍聴に行ってみたい!(1)-傍聴マニア?- [2006年09月27日(水)]
傍聴に行ってみたい!(3)-裁判員制度/後編- [2006年09月29日(金)]

     

傍聴に行ってみたい!(1)-傍聴マニア?-

かなり以前にこんな記事を書いたのですが、 最近、たまたまこんなサイトを見つけてしまって、読んでいたら「ああ、やっぱり裁判の傍聴に行ってみたいなあ」という気持ちが盛り上がってしまいました。

このコラムを書いている方は、かなり頻繁に見に行っているみたいですよね。

しかし、裁判とはあくまでも平日に行われるので私のような普通の勤め人が傍聴しに行くのは夢のまた夢。いや、別に有給休暇があるんだから行かれるじゃんというのはありますが、有給休暇とってまで行きたいかと言われるとちょっと微妙、、。

そういうわけで、平日の昼間に自由に動ける身になれるように鋭意努力をしたいものであります(別に目的は100%傍聴のためではありませんが、まあ、人生設計の一環として)。

それで、某コミュニティサイトの日記に「裁判の傍聴をしてみたいなあ」という呟きを書いていたら、コメントがいくつかついて、意外に傍聴経験ありって人がいたんですよ。ちょっとびっくりでした。やっぱり行ってみたいって思う人って私だけじゃないんだーって思いました。

それで、最近ホリエモンの第一回の公判では、なんでも傍聴席が61席のところに2000人以上の傍聴希望者が並んだとか。って言ってもメディアの人が取材をするためにバイトを雇って並ばせているのも結構あると思うので実際はもっと少ないはずですが。そうしたら、その記事の中にジャーナリストの解説があり、こんな風に説明されています。
「この裁判の傍聴者はメディア、LD株主、傍聴マニア、堀江シンパ、一般人と大きく5つのグループに分けられるという。」
元記事はこちら→ホリエモン劇場法廷編スタート、4日初公判…NewsX
http://hochi.yomiuri.co.jp/feature/topics/newsx/news/20060904-OHT1T00028.htm


これを読んで、「へぇ!」っと思った。
傍聴マニアですって!
知らなかった。。。

でも、なんか傍聴マニアってどうなんでしょう。この呼称。当事者が言い出したのならいいんだけど、周りの人が言い出したのならちょっと悪意を感じてしまうのですけど。考え過ぎ?

マニアって言葉がちょっとネガティブな要素が含まれているのかもしれないんだけど、傍聴マニアって言われると完全に好奇心とか野次馬根性とか人の不幸は蜜の味って感じで見にきているように思えてしまう。 たとえば、傍聴を一生懸命して、オウムのことについてよく考えてみようとか、被害者の人権について傍聴をとおして考えてみよう、という人は傍聴マニアには含まれなそうな気がする。

ひるがえって、では、傍聴オタクと言ってみたらどうだろう? これは、これでまた傍聴マニアと違うニュアンスを感じる。たとえば、今までの裁判の傍聴の歴史で、くじ引きの倍率のトップ10が言えて、それを年代順に言えるとか、どの裁判の傍聴にはこういう人数でこんな層の人たちがつめかけた、とかその辺まで知っていそうな感じ。それで、毎日傍聴にいかなくてもそういうことに精通していればなれる感じ。

ちなみに千原ジュニアのページには「傍聴マニア」と書いてあった。やっぱり結構定着した言葉なんだなあ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ %E5%8D%83%E5%8E%9F%E3%82%B8%E3%83%A5%
E3%83%8B%E3%82%A2#.E3.82.A8.E3.83.94.E3.82.BD.E3.83.BC.E3.83.89

行った方の感想によると
「事件そのものに対する野次馬な見方というより、
この裁判官はこういうケースでは量刑に厳しいだとか、
あの情状証人では裁判官の心証に対して
さほど影響を及ぼさないなどといったような
アカデミックな好奇心によるフィールドワーク的意味合いで
傍聴されてたようでしたよ。」

ということでしたので、単に好奇心とかではないみたいようですね。

しっかし、グーグルでキーワードに「傍聴マニア」と入れて検索して引っかかる記事はどれもこれも面白そうな(というか一癖ふた癖もありそうな(笑))記事ばかりでなんだかとてもおかしい。
http://www.google.co.jp/search?q=%E5%82%8D%E8%81%B4%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A2& start=0&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox&rls=org.mozilla:ja:official

私の傍聴の夢はまだ叶いません。
フリーランスやスケジュールの調整がうまくつくお仕事をしている方々、私の代わりに傍聴に一度行ってみて下さい!

【関連記事】
千原浩史の趣味は裁判の傍聴だそうです [2004年08月03日(火)]

【参考リンク】
阿曽山大噴火コラム「裁判Showに行こう」


     

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