さる11/4、Kfiにて「公的年金モデル諮問会議」が開催され、私も参加してきました。タスクフォースの公式ブログに詳細は書いてありますので、
私はいつものように感じるままの私感を述べさせていただきます。
何と言っても今回の参加メンバーにはビビってました。多くの年金の専門家の方と、そして国会議員が参加されると言うことでしたので。どうしよう、名刺交換をすることになっちゃったら、あんなおちゃらけた名刺でいいのか??などと煩悶しつつ当日になってしまいまいした。
でもね、毎回毎回私はこのミーティングに参加して思うんですけど、「ああ、なんて私って幸せなんだろう!」って。なんていうか2時間ほど密度のこーーーーい意見交換が繰り広げられて、私は基本的にそれほど気の利いた発言をするわけではないのですが、非常に集中してこのみなさんの会話を聞いていました。終わったあとは脳みそが疲れて「じーーーん」ってなってました。
それでですね、タスクフォースが途中まで作ったものに各年金専門家、国会議員からのこのDB作成に関する要望を順々に発言していただいていたんですね。非常にみなさんの考えの擦り合わせというのができたように思いましたが、というか、とりあえずミズタマのチチさんの作成したインターフェースについての説明は専門家の方も国会議員の方も「ふむふむ。へー、そういう考え方もあるんだ。目から鱗だなー。」という感じのリアクションをされていたんですね、私も見ていて「ほほーー、そんなリアクションをしてくれるものなんだー」とちょっとびっくりしました。
チチさんのアプローチは非常にビジュアル的なアプローチですから、きっと年金専門家や国会議員のみなさんが年金について議論する時とは全く異なる考え方なんでしょうね。それから、実感のこもったタスクフォースのメンバーの発言などにもなんとなく心を動かされているように思いました。国会議員の方々などは「もしこれができたらかなり突っ込んだ政策議論ができるようになりますね。」という感じのことも言っていました。
それってすごいと思いませんか!
というのはですね、私たち一般庶民というのは何か税金が上げられたり、なんらかの政策が決定しても、もう自分達には特に何もできることがない、って思ってますよね。そういう風に考える人が多いと思います。「選挙に行っても自分が一票くらい入れても何も変わらないよ」って思っている人も多いと思います。
でも!違うんですよ!
この諮問会議に出席して年金専門家や国会議員の方々が少なからず私たちがやっていることに関心を持って、そして心を動かされているということを実感するにつけ、「ああ!なんでこの実感を経験できる人がこの場に参加しているメンバーだけなんだろう」って思ってしまうのです。これをみんなが実感したら、「自分達にも変えられるかも!」って思えると思うんですね。もしかしたら、あの心をちょっとだけ動かされた議員さんが、党に帰って誰かに何かを言うかもしれない、自分が参加している諮問会議とかワーキンググループで何かを発言して、それが違う議員さんの心を動かすかもしれない。そうやって少しずつ多くの人の心を動かして行くのではないか、と感じるのです。
万が一、これが出来上がって、そしてその議論が永田町やそして世の中全般で繰り広げられるようになったら、絶対年金政策は今のままではない形に変わらざるを得ないだろう、という手応えがあるのです。結局、政府も国会も決める権限はあるのですが、世論と言うのは完全に無視できないのですね。世論で色々なことが高まれば、例えば保険料をある年には500円値上げしようと思っていたけど、世論がうるさいので300円にしておくか、とかそういうリアクションはすると思うのですね。それとか、こういうデータはオープンにしていなかったし、オープンにするつもりもなかったけど、世の中がすごく騒ぎはじめたのでオープンにする予定の時期を早めたとか、そういう効果があると思うのですね。
とは言え、こんな希有な場を作ってくれたのはそう!まぎれもないきむたけさんなのです!
ハッキリ言って私たちのような一般市民には専門家や国会議員を引っ張ってくる力はありません。耳を貸してもらうこともできなかったでしょう。そして、DBを作るにしても厚労省から生データをもらってくることもとてもじゃないけどできなかったでしょう。でも、木村さんが市民と専門家、国会議員を繋げる希有なハブの役割をしてくれているんですね。こんなことできる人って、国内であと何人いるでしょう?って感じですよ。それで、この間も言っていましたが、やはり市民ー専門家ー国会議員がつながって議論をしている場っておそらく日本初じゃないかということでした。私もなんだかそんな気がしますよ!ほんと、この希有なものを目撃しているのがこれだけの人数だなんて本当にもったいない!と思いますよ。
それで、きむたけさんも「もしタスクフォースがここまで続けなかったら、自分も続けなかったかも」とおっしゃってました。(いや、でも、きむたけさんのことですから、その代わりにきっと違う形で何かをやってたのだろうなと思いますが。)
国会議員さんの印象
それで、本当に今回のミーティングはほかのメンバーの方も書いていましたが、緊張しまくりでした。私はハッキリ言ってびびりまくりでした。まあ、でもリーダーのMcdMasterさんなどに比べたら気楽なポジションではありますが、最初は気楽にタスクフォースに参加してみたもののエライことにだんだんなってきちゃったぞ!と思いながらも「とりあえずやってみる」式でとうとうここまで来てしまった感じです。そうしたら、とうとう国会議員さんと名刺交換するはめになってしまうとは、私の平凡な人生では考えられない出来事であります。「とりあえずやってみる」って時々すごい展開になるものですよ。
国会議員と言えば選挙戦で遠目に選挙カーから「○○、○○、○○をよろしくお願いします!!!」というのを見かけるくらいが私の人生における国会議員のイメージですよ。今回参加して下さった方々は若手ということでしたが、話を聞いていても「へーー、こういうことをこう言う感じで話しているんだー」っていうのが初体験で非常に興味深かったです。国会議員と言えば、テレビの討論番組とか、週刊誌の色々な記事とか、普通はそういうものでしか接する機会がないわけです。でも、実際に会って生で話をしているところを見ると「ああ、なんかこれが実際の議員さんのたたずまいなんだなーー」とかって肌で感じられました。うーん、議員バッジは思ったより立体的でした。
まとめ
ほんとうに、毎回ミーティングに参加していて思うのですが、本当に無料でこんなエキサイティングなことに参加できてしまっていいんだろうか、って思うくらいエキサイティングですね。改めて、きむたけさんと、それをサポートして下さっている尾花さんに敬意を表したいです。
って、なんか、「お前おエライ人に会えて舞い上がってるんだろ」とこの記事を穿った見方で読む方もいるかもしれませんが、そういうのじゃなくて、ほんとうにほんとうに言いたいのは「私たちにもなんかできるぞっ!もしかしたら世の中を変えるのにささやかながら一役買える可能性があるぞ!政府の偉い人とか国会議員とかじゃなくても世の中を変えられる可能性があるんだぞ!」という実感を少しでも多くの人に伝えたいということです。
この実感はタスクフォースのミーティングに参加しはじめた第一回目から変わっていないし、それどころかどんどん強くなってきています。そんなことをひしひしと感じた諮問会議でした。
【この記事について書きました。】
「週刊!木村剛」
2004.11.04
公的年金タスクフォースに200万円の予算枠を設けます!
私はいつものように感じるままの私感を述べさせていただきます。
何と言っても今回の参加メンバーにはビビってました。多くの年金の専門家の方と、そして国会議員が参加されると言うことでしたので。どうしよう、名刺交換をすることになっちゃったら、あんなおちゃらけた名刺でいいのか??などと煩悶しつつ当日になってしまいまいした。
でもね、毎回毎回私はこのミーティングに参加して思うんですけど、「ああ、なんて私って幸せなんだろう!」って。なんていうか2時間ほど密度のこーーーーい意見交換が繰り広げられて、私は基本的にそれほど気の利いた発言をするわけではないのですが、非常に集中してこのみなさんの会話を聞いていました。終わったあとは脳みそが疲れて「じーーーん」ってなってました。
それでですね、タスクフォースが途中まで作ったものに各年金専門家、国会議員からのこのDB作成に関する要望を順々に発言していただいていたんですね。非常にみなさんの考えの擦り合わせというのができたように思いましたが、というか、とりあえずミズタマのチチさんの作成したインターフェースについての説明は専門家の方も国会議員の方も「ふむふむ。へー、そういう考え方もあるんだ。目から鱗だなー。」という感じのリアクションをされていたんですね、私も見ていて「ほほーー、そんなリアクションをしてくれるものなんだー」とちょっとびっくりしました。
チチさんのアプローチは非常にビジュアル的なアプローチですから、きっと年金専門家や国会議員のみなさんが年金について議論する時とは全く異なる考え方なんでしょうね。それから、実感のこもったタスクフォースのメンバーの発言などにもなんとなく心を動かされているように思いました。国会議員の方々などは「もしこれができたらかなり突っ込んだ政策議論ができるようになりますね。」という感じのことも言っていました。
それってすごいと思いませんか!
というのはですね、私たち一般庶民というのは何か税金が上げられたり、なんらかの政策が決定しても、もう自分達には特に何もできることがない、って思ってますよね。そういう風に考える人が多いと思います。「選挙に行っても自分が一票くらい入れても何も変わらないよ」って思っている人も多いと思います。
でも!違うんですよ!
この諮問会議に出席して年金専門家や国会議員の方々が少なからず私たちがやっていることに関心を持って、そして心を動かされているということを実感するにつけ、「ああ!なんでこの実感を経験できる人がこの場に参加しているメンバーだけなんだろう」って思ってしまうのです。これをみんなが実感したら、「自分達にも変えられるかも!」って思えると思うんですね。もしかしたら、あの心をちょっとだけ動かされた議員さんが、党に帰って誰かに何かを言うかもしれない、自分が参加している諮問会議とかワーキンググループで何かを発言して、それが違う議員さんの心を動かすかもしれない。そうやって少しずつ多くの人の心を動かして行くのではないか、と感じるのです。
万が一、これが出来上がって、そしてその議論が永田町やそして世の中全般で繰り広げられるようになったら、絶対年金政策は今のままではない形に変わらざるを得ないだろう、という手応えがあるのです。結局、政府も国会も決める権限はあるのですが、世論と言うのは完全に無視できないのですね。世論で色々なことが高まれば、例えば保険料をある年には500円値上げしようと思っていたけど、世論がうるさいので300円にしておくか、とかそういうリアクションはすると思うのですね。それとか、こういうデータはオープンにしていなかったし、オープンにするつもりもなかったけど、世の中がすごく騒ぎはじめたのでオープンにする予定の時期を早めたとか、そういう効果があると思うのですね。
とは言え、こんな希有な場を作ってくれたのはそう!まぎれもないきむたけさんなのです!
ハッキリ言って私たちのような一般市民には専門家や国会議員を引っ張ってくる力はありません。耳を貸してもらうこともできなかったでしょう。そして、DBを作るにしても厚労省から生データをもらってくることもとてもじゃないけどできなかったでしょう。でも、木村さんが市民と専門家、国会議員を繋げる希有なハブの役割をしてくれているんですね。こんなことできる人って、国内であと何人いるでしょう?って感じですよ。それで、この間も言っていましたが、やはり市民ー専門家ー国会議員がつながって議論をしている場っておそらく日本初じゃないかということでした。私もなんだかそんな気がしますよ!ほんと、この希有なものを目撃しているのがこれだけの人数だなんて本当にもったいない!と思いますよ。
それで、きむたけさんも「もしタスクフォースがここまで続けなかったら、自分も続けなかったかも」とおっしゃってました。(いや、でも、きむたけさんのことですから、その代わりにきっと違う形で何かをやってたのだろうなと思いますが。)
国会議員さんの印象
それで、本当に今回のミーティングはほかのメンバーの方も書いていましたが、緊張しまくりでした。私はハッキリ言ってびびりまくりでした。まあ、でもリーダーのMcdMasterさんなどに比べたら気楽なポジションではありますが、最初は気楽にタスクフォースに参加してみたもののエライことにだんだんなってきちゃったぞ!と思いながらも「とりあえずやってみる」式でとうとうここまで来てしまった感じです。そうしたら、とうとう国会議員さんと名刺交換するはめになってしまうとは、私の平凡な人生では考えられない出来事であります。「とりあえずやってみる」って時々すごい展開になるものですよ。
国会議員と言えば選挙戦で遠目に選挙カーから「○○、○○、○○をよろしくお願いします!!!」というのを見かけるくらいが私の人生における国会議員のイメージですよ。今回参加して下さった方々は若手ということでしたが、話を聞いていても「へーー、こういうことをこう言う感じで話しているんだー」っていうのが初体験で非常に興味深かったです。国会議員と言えば、テレビの討論番組とか、週刊誌の色々な記事とか、普通はそういうものでしか接する機会がないわけです。でも、実際に会って生で話をしているところを見ると「ああ、なんかこれが実際の議員さんのたたずまいなんだなーー」とかって肌で感じられました。うーん、議員バッジは思ったより立体的でした。
まとめ
ほんとうに、毎回ミーティングに参加していて思うのですが、本当に無料でこんなエキサイティングなことに参加できてしまっていいんだろうか、って思うくらいエキサイティングですね。改めて、きむたけさんと、それをサポートして下さっている尾花さんに敬意を表したいです。
って、なんか、「お前おエライ人に会えて舞い上がってるんだろ」とこの記事を穿った見方で読む方もいるかもしれませんが、そういうのじゃなくて、ほんとうにほんとうに言いたいのは「私たちにもなんかできるぞっ!もしかしたら世の中を変えるのにささやかながら一役買える可能性があるぞ!政府の偉い人とか国会議員とかじゃなくても世の中を変えられる可能性があるんだぞ!」という実感を少しでも多くの人に伝えたいということです。
この実感はタスクフォースのミーティングに参加しはじめた第一回目から変わっていないし、それどころかどんどん強くなってきています。そんなことをひしひしと感じた諮問会議でした。
【この記事について書きました。】
「週刊!木村剛」
2004.11.04
公的年金タスクフォースに200万円の予算枠を設けます!